深田恭子「処女の淫肉祭〜18歳のエチュード」

 


 

■第4章・「別れの曲」■

 

 昼食休憩を挟んで、深田恭子のデビューAVもいよいよ最後の絡みのシーンの撮影となった。

 昼食をほとんど口にしないまま、恭子は撮影場所である大広間に戻った。

白のニットに黒のフェイクレザーのミニスカートという服装だ。

「あっ・・・・・・」

部屋にはいると、ファーストシーンに使われた肘掛けつきの椅子が、部屋の中央に据えられていた。

昨夜の悪夢のようなあの場面が、恭子の脳裏に一瞬、フラッシュバックした。

いつのまにかカメラが5台に増やされ、すでにもう回り始めている。

椅子の向こう側にはダブルベッドが、しかも2台がくっつけられるようにして並べ置かれ、撮影に万全の体制が整っていた。

(すごい、ベッドが広くなってる・・・・・・。格闘技のリングみたいだわ。でも、どうして?)

 疑問を感じながらも、恭子は監督に促されてカメラの前に立った。

「よし、じゃあ始めようか恭子ちゃん。その椅子にまた座ってくれるかな?」

「はい」

 監督の声に頷くと、恭子は少し震えながら、椅子に座った。

「恭子ちゃん、いよいよ最後のシーンだね」

「はい・・・・・・」

「どう? 少しはAVに慣れたかな?」

「い、いえっ、まだ・・・・・・ちょっと・・・・・・」

 本音だった。

一昨日までトップアイドルだった恭子が、たった一日半で、ハードな本番ファックをカメラの前でさらけ出すというAVの世界に馴染めるはずはなかった。

「そうかな? でも、そこらへんのAV嬢がぶっ飛ぶくらいのスッゴイ作品になってるよ」

「は、はい。ありがとうございます」

「じゃあ、撮影に入るよ」

「はいっ」

(ああ、あと一回、あと一回よ、恭子! あと一回我慢すれば、こんな恥ずかしいこと、もうしなくてもいいのよ・・・・・・)

 恭子は自分にそう言いきかせると、正面にあるカメラを見つめた。

「そう。そのカメラ目線のまま、服を脱いでください」

「はい・・・・・・」

 監督の言葉に従って、立ち上がりニットを脱ぎ、スカートを脱ぐ。

「おおっ!」

 スタッフからどよめきが起こった。

 恭子は黒のブラジャーとパンティー姿。

 白い肌をより一層際立たせるような、黒のランジェリーだった。

 まだアイドルとしての表情を残す恭子の顔と、大人の匂いがする黒のレースの下着が微妙なアンバランスを見せていた。

 カメラが恭子の足先から顔まで、その姿をゆっくりとスキャンするように撮っていく。舐めるようなカメラの動きに、思わず恭子は身をよじる。

「動かないで!」

「はっ、はい・・・…」

監督の声に、恭子は怯えたように身体を固くする。

「・・・・・・よし、じゃあ恭子ちゃん、ブラジャーを取って。カメラを見ながら」

「は、はい」

 恭子の手が背中に回り、ブラジャーのホックを外す。豊かなバストがブラジャーのカップを弾き飛ばした。

 丸く白いバストが揺れ、ピンク色の乳首は既に膨らみ震えていた。

「よし、次はパンティーだ」

「はい」

 カメラ目線のまま恭子はパンティーに手をかけ、ゆっくりと脱ぎ降ろす。

 フサフサの黒い陰毛が現れる。

 足首からパンティーを外した。

「よし、その椅子に座って」

「はい・・・・・・」

「それでは今から、昨日撮影できなかった、オナニーのシーンを撮ります」

「えっ!でも・・・・・・」

「できないの?」

「あっ、はい・・・・・・。や、やり・・・・・・ますっ」

「じゃあ、カメラを見つめながら、脚を広げて」

「こ、こうですか?」

恭子は股間を両手で隠したまま、ゆっくりと脚を広げた。

「もっと大きくっ」

「は、はい、あのっ、こ、これで・・・・・・いいですか?」

「脚を、肘掛に乗せて」

「はい」

股間を巧みに手で隠しながら、恭子は左右の脚を肘掛に乗せた。

膝の後ろがちょうど肘掛に当り、M字型に脚が開かれた状態だ。

股間が前に突き出される淫らなポーズだ。

「ああっ・・・・・・」

 自分で取ったポーズの淫らさに、恭子は声をあげた。

「手を、どけて」

「えっ・・・・・・?」

「手をどけるんだ、恭子ちゃん。ビデオを見ている人たちにちゃんと『ご覧ください』って言うんだよ」

「はい・・・・・・、み、皆さん、どうぞ、ご覧・・・…くだ、さいっ」

「何を見てもらうの?」

「あっ、あのぉ」

「オマンコでしょう?」

「は、はい」

「じゃあ、ちゃんとそう言ってください」

「はい・・・…。きょ、恭子の・・・・・・オ、オマンコをッ、ご、ご覧くださいっ」

 掠れるような声でそう言い放つと、恭子は股間から手を離した。

 茂みの下から、プックリと盛り上がった土手とクッキリとした割れ目が顔を出す。

 昨日と同じように、カメラがその光景を、どアップで捉えている。

「ああっ、やぁあっ」

恭子は固く目を閉じ、下唇を噛みしめる。

「恥ずかしい?」

「・・・・・・」

黙ったまま、恭子は頷く。

「そうか・・・・・・。でも、もっと恥ずかしい事をしてもらうよ。指で、オマンコを広げて見せて」

「そ、そんなっ、そんな事・・・・・・」

 できない、とは言えなかった。

 監督やスタッフは真剣な顔だった。それに昨日同じシーンを失敗しているのだ。恭子は拒むことができなかった。

「わ、わかりまし・・・・・・た」

 恭子は震える右手の指を股間に滑らせた。

「目を開けてっ。カメラを見ながら広げるんだ」

「は、はいっ」

 恭子は目を開けた。

涙で潤んだ黒く大きな瞳で、怯えたようにじっとカメラを見つめる。

 ピースサインを作るかのように、2本の指が土手にかかった。

「う、ううっ」

恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら、恭子はゆっくりと左右に肉門を開いた。

 ピンク色の瑞々しい小陰唇が顔を出す。

 その頂点の合わせ目では、かわいいクリトリスが既に膨らんでいた。

「おおーっ、すっげぇ、丸見えだよ、恭子ちゃんっ」

「ああっ・・・・・・、いやぁっ」

「綺麗だよ、恭子ちゃん。いまので気の早い奴はもう発射してるぞぉ。よしっ、そのままオナニーをしてごらん」

「えっ」

(ああ・・・・・・。やっぱり、しなくちゃいけないのかしら)

「か、監督・・・・・・」

「さあ早くっ。ファンのみんなが待ってるんだよ。恭子ちゃんの、オナニーシーン」

(ファンのみんなが・・・・・・。そう、そうよ恭子、ファンの人達が見たがってるんだもん。するのよっ、オナニー!)

 花びらを開いていた恭子の右手が、いったん離れた。

 そして、ためらいがちに割れ目に指を伸ばした。

「はうっ・・・・・・!」

 ビクンッ! と恭子の腰が動いた。

 そのまま上下に割れ目に沿って指を動かし始めた。

(ああっ、なんだか・・・・・・私っ)

 カメラとスタッフが見守る中で、恭子のオナニーが始まった。

 次第に早くなる指の動きにつれて、恭子の官能マシーンにスイッチが入った。

「はぁっ・・・・・・、ああんっ。・・・・・・あんっ」

 左手が自然にバストを掴み、揉み始める。

(ああっ、か、感じちゃうっ。ああんっ!)

 手のひらの中で乳首が固く膨らむのが判る。そして・・・・・・、

ピチャッ、ピチュッ・・・・・・!

 恭子の指先が淫らな音を立て始めた。

 割れ目から滲み出た愛液が、指先を濡らす。

「ああっ、ああんっ、ああっ・・・・・・」

 次第に大きくなっていく声が恭子の反応を示していた。

「あ、ああうっ、あああん」

 指示をされてもいないのに、恭子の人差し指は肉びらを掻き分け、内部に侵入していく。

 グチュウウウウッ!

「はぁ・・・・・・うっ、アアッ、アッ、アアンッ!」

 恭子の声が大きくなり、音程も上がっていった。

二度のセックス経験が恭子の感度を高めていた。

 突き上げてくる快楽の波をかき分けるように、白い指が秘密の泉をかき回していく。

 クチュッ!グチュッ!ブチュッ!・・・・・・!

 もう指の動きは止まらなかった。

 額に汗が滲み、息づかいが荒くなっていく。

 腰が激しく前後にグラインドし、腿の内側が痙攣している。

 グチャッ、グチャッ、グチャッ・・・・・・!

 中指も加わって、愛液の音がより大きくより早くなっていった。

「アアッ! アアッ! アア〜ッ!」

「すごいすごい! すごいよ、恭子ちゃん、いつもこんなに激しいオナニーしてたんだね」

「ああうっ、そんなっ! アアアアッ!」

 監督の声に顔を紅潮させながら、しかし、恭子はまだ指の動きを止めなかった。

 それどころか、バストを掴んでいた左手もいつの間にか加わり、草むらをかき分けクリトリスをこね回している。盛りのついた雌犬のように息を荒げ、全身を震わせている。

「アッ、ああアッ、イクッ、アアアッ、イッちゃうっ! アッ、アアアーッ!」

 股間に指を突っ込んだまま、恭子は上体をのけぞらせて絶頂に登りつめていった・・・…。

 

 恭子の息がようやく整ったころ、監督が声をかけてきた。

「恭子ちゃん、どうだった? かなり感じまくってたね?」

「あ、はい・・・…い、いえっ、そんな・・・…はい」

「やっぱり感じちゃったんだね? それじゃあ、恭子ちゃんが一回感じちゃったところで、最後の絡みのお相手を呼ぼうね」

「えっ?」

「大丈夫、恭子ちゃんもよく知っている人だよ」

(えっ! それって、いったい、だ、誰なのっ?)

「さあ、スペシャル・ゲストの方、どうぞっ!」

 ドアがゆっくりと開いた。

そこに立っていたのは・・・・・・。

「ああっ、あみちゃんっ!」

「ヤッホー! 恭子ちゃん」

 白のバスローブをまとった、トップアイドルシンガー・鈴木あみだった。

「あ、あみちゃん、どうして・・・・・・。東京でレコーディングじゃなかったの?」

「あはッ、ごめんねっ。ゆうべケータイで言ってたのは、うっそぴょーん! 実はねー。あみ、昨日からずーっとこの別荘にいたの」

「えっ!」

 恭子は驚愕した。昨日、AVに出演することに悩んだ恭子が、思いあまって相談の電話を入れたとき、鈴木あみはすぐ近くにいたのだ。

「モニターでずっと見てたんだよ。恭子ちゃんが、オシッコしちゃったトコとかフェラチオしてるトコ、それにセックスしてるところもっ! すごいね、あみ、コーフンしちゃった。恭子ちゃんがこんなにエッチだなんて、知らなかったわ」

 無邪気に微笑みながら、あみは恭子の座っている椅子の前に立った。

「あ、あみちゃん、どうしてこのビデオに出たの? あみちゃんの事務所、OKしたの?」

 恭子がそう言ってあみを見上げると、あみの表情が少しこわばった。

「う、うん、ちょっとね。・・・・・・それにしても、恭子ちゃん、すっごいカッコだね」

「あ・・・・・・」

 椅子の肘掛に脚を引っ掛けた大股開きスタイルの恭子は、自分の恥ずかしい姿に耐え切れずに俯いた。

「ウフッ、恭子ちゃんったら、かわいいッ。ちょっと待っててねっ。恭子ちゃんひとりに恥ずかしい思いはさせないわ」

 そう言うと、あみはバスローブを大胆に脱いだ。

「あっ! あみちゃんっ・・・・・・!」

 あみは、バスローブの下に何も身に付けていなかった。

 鈴木あみの裸身が、恭子の目の前に立っていた。

「フフッ、恭子ちゃんには負けるけど、あみのボディもなかなかでしょ?」

 Cカップのバストを両手で掴みあげ、あみは微笑んだ。股間の薄目のヘアが、恭子の目に眩しく映った。

(あみちゃん、きれいだわ・・・・・。それになにか、ちょっと大人っぽくなったみたい)

「ねえ、恭子ちゃん、これから二人で・・・…楽しみましょ」

「えっ」

 あみは椅子に座っている恭子に、覆い被さるように抱きついてきた。

「ああっ、あみちゃん、何するのっ、ダメよ、女の子同士でこんなコトし・・・…ウググッ!」

 あみの唇が恭子の唇に重ねられた。

 あみのピンク色の舌が、恭子の唇を割り口内に侵入してくる。

(ううっ、あみちゃん、だめよ・・・…、ダメダメ、あああっ)

 しかし、とろけるような舌の感触が恭子の抵抗感を弱めていった。

 あみの手が恭子の乳房に伸びる。ゆっくりと揉み始めた。

(あっ、あみちゃん・・・…)

 今までの男性の手によるものとは違う、繊細で優しい愛撫に恭子の身体は敏感に反応した。

 揉まれている乳房に汗が滲み、乳首が膨らんでいく。

「ずっと前から、こうしたかったの・・・…。好きよ、恭子ちゃん」

 首筋を舐めながら、あみが囁く。

「あ、あみちゃん、やぁっ、や、やめてっ」

「フフッ、なに言ってるの、こんなに感じてるくせに」

 あみの指先が、膨らんだ乳首を弾いた。

「ああんっ!」 

「うふふっ、舐めちゃおーっと」

「あっ、あみちゃんっ、ダメッ・・・…あああっ」

 ピチャッ、ピチャッ・・・…!

 あみの舌が、恭子のピンク色の膨らみを舐め始めた。

「だめだよ、あみちゃん・・・…、ああっ、あああんっ」

「キャハッ、おっぱい、オイシー! 今度は吸っちゃおーっと」

 チュウウウッ! チュチュッ! ズチュチュチュッ!

「はぁっ、あああ、あみちゃ・・・…ぁん、アッ、アアッ」

 あみの指は恭子の下腹部をまさぐり始めた。

「ああっ、そ、そこはっ」

「フフッ、すっごぉい、さっきのオナニーでもうグショグショだわ」

 まだ火照ったままの恭子の陰部を、大胆にあみの指が探っていく。

(ああっ、女のコに、それも親友のあみちゃんにアソコを触られてるなんて)

 グチュッ、クチュッ、グチャグチャッ・・・…!

「あー、すっごい、またジュースが出てきたぁ〜。どれどれ、新鮮なできたてを・・・…」

 そう言うと、あみは大股開きのままの恭子が座る椅子の前に跪いた。

「あっ、あみちゃんっ、そっ、それだけは・・・…」

「エヘヘッ、いっただっきまぁーす!」

 あみのおかっぱ頭が、恭子の股間に埋まる。

「い、いやっ、だめだよ! あ、あみちゃんっ! や、やめてぇっ、や、やめ・・・…ああっ、ああ〜っ! あ、あみちゃぁあん!」

 ズジュルルッ! ズチュゥウウッ! チュチュゥウウッ・・・…!

 あみの唇が恭子の花園に吸い付き、あふれ出る恥蜜を啜り飲む。

 ビチャッ、ピチャピチャッ、チャプッ・・・…!

 舌がうごめき、花びらを舐める。

「あみちゃん、アアッ、だめよ、あああっ、やぁああん!」

「・・・…あふっ、美味しいよ、恭子ちゃんのジュース。ウフフ、もっと飲んじゃお! あ、その前に・・・…」

 ピチャッ、チャピッ、ピチャッ・・・…! 

「アアッ!、だめェエエエッ!」

 あみの舌が、恭子の花びらの上部で膨らんでいるピンク色の花芯を嬲った。

 微妙なタッチでビブラートする舌の動きに、恭子の下半身が揺れる。

「アウッ、アアッ、アアッ、いやぁあっ!」

「フフッ、やっぱりクリちゃんが感じるのね? 恭子ちゃん、私、いいもの持ってきたんだよ」

 あみは、脱ぎ捨てていたバスローブのポケットから、コードのついた繭玉のようなものを取り出した。

「あ、あみちゃん、そ、それ、なあに?」

「えへへっ、気持ちいいんだよ、これ。ピンクローターっていうの。カレシが、私にプレゼントしてくれたの」

 そう言うと、あみはコードの先にある電池ボックスのスイッチを「弱」にいれた。

ビイイイイイン・・・…!

 軽いモーター音とともに、繭玉が小さく振動した。

「あ、あみちゃん」

「いい? 恭子ちゃん、これをね、こうすると・・・…」

あみは、いきなり繭玉を恭子の花心にあてがった。

「アアアアアアッ! アアアッ! アアアーッ!」

恭子は椅子から落ちそうになるぐらいの勢いで、跳ね回った。

「ウフフッ、すごいすごい、敏感なんだねっ恭子ちゃんは。中に、いれちゃうねっ」

ビイイイイイン・・・・・・クチュッ! ブウウウウウウウウウン!

 モーター音が、くぐもった音になった。

「アハアアアアアアアアアアッ! 」アアアアアッ! いやアアアアアアアッ!」

 濡れた恭子の肉門をピンク色の繭が潜り抜けたのだ。

 身体の中を暴れまわる繭玉を、恭子の肉壁がくわえ込んでいく。

「あー、すごいすごい、自然に奥まで入ってくよー。恭子ちゃんのアソコって、すごいねー」

 明るくはしゃぎながら、あみは目を丸くして恭子の股間を覗き込んでいる。

「アアッ、お、お願い、あみちゃん、わ、私っ・・・・・・」

 涙目になった恭子が、かすれ声であみにやめてくれるように哀願する。

「え、なあに? もっと刺激が欲しいの? もー、本当にエッチなのね、恭子ちゃんって。いいわ、こうしてあげるっ!」

 あみは、スイッチを「強」に切り替えた。

「アウウウウウッ! アアアアアアアッ! いやああああああっ!」

 割れ目から蜜を溢れ出させながら、恭子は泣き叫んだ。

 肘掛けにかけられた脚が、鳥の翼のように激しく上下動する。

 椅子がガタガタと揺れる音が鳴る。

「あーあ、椅子が汚れちゃうよ、恭子ちゃん。こんなにおツユ出しちゃって・・・・・・」

「あああっ、お、お願い、あみちゃんっ、もう、やめてぇえっ!」

「ああん、気持ちよくなるのはこれからなのにぃー。監督ぅ、どうしますぅ?」

 あみは監督の方を振り返った。

「そうだな。篠塚君にも入ってもらおうか。二人とも、ベッドに入って」

「はぁーい。 さ、恭子ちゃん、ベッドに行こっ」

 あみは、股間からピンクローターを抜き取ると、足元のおぼつかない恭子を支えて椅子の向こう側にあるベッドに移動した。ベッドでは、既にブリーフ一枚の姿になったAV男優の篠塚が待機していた。

(あっ・・・・・・、ベッドが広くなってるのはこのためだったのね・・・・・・)

 恭子はそう思いながら、篠塚とあみに助けられながら二つ並べられたダブルベッドの片方に仰向けに寝かされた。

「じゃあ、恭子ちゃんが回復するまで、あみちゃんは篠塚君にフェラチオしてあげてくれるかな」

「はーい」

 屈託のない笑顔を見せながら、あみは篠塚のブリーフを下ろし、いきなり肉棒を咥えた。

(あっ、あみちゃんっ!)

「んぐっ、ウウンッ、アクッ、おいひいっ・・・・・・んぐっ、ウフフッ」

チュピッ、チュグッ、チュプッ、ジュクッ・・・・・・!

 ショートカットの髪を揺らし、笑いながら笑顔で肉棒をしゃぶるあみ。歌と同様にリズム感抜群のフェラチオだ。そのあみの姿を恭子は呆然と見ていた。

(す、すごい、あみちゃん。あんなに・・・・・・美味しそうに篠塚さんのオチンチン、フェラチオしてる・・・・・・) 

 恭子の様子に気付いたあみは、挑発するかのように恭子に視線を送りながらフェラチオを続けていた。

「か、監督、恭子にもフェラチオ、やらせてくださいっ」

「ああ、いいだろう。あみちゃん?」

「チュパッ・・・・・・はぁい、わかりました、監督。恭子ちゃん復活だねっ。じゃ、恭子ちゃんはサオをフェラしてあげてねっ。あみはキンタマを舐めるから」

「う、うん」

 篠塚が仰向けになり、その上に恭子が横から覆いかぶさる。あみの唾液で濡れた肉棒を口に含んだ。

(あみちゃんの味がする・・・・・・)

 恭子は、激しく首を振りながらフェラチオを始めた。

「わぁ、恭子ちゃん、いやらしいっ。お口いっぱいにオチンチン咥えてる〜!」

 あみはそう言いながら篠塚の脚の間に入り、下から篠塚の玉袋を舐め始めた。超豪華な二大アイドル、深田恭子と鈴木あみの夢のフェラチオ競演である。これで勃起しない男はいない。

「ああっ、か、監督〜! 2対1じゃ僕、も、もたないっすよォ! もう一人男優を呼んでくださいよ!」

 たまらず悲鳴をあげて、篠塚は監督に救いを求めた。

「もう一人か・・・・・・。予算の関係で用意してないんだが・・・・・・。よしっ、私が出よう!」

「ええーっ!」

「きゃー!(はあと)」

「マジっすか!」

恭子、あみ、篠塚が、監督の方を見て驚きの声を上げた。

♪ジャーンジャーンジャーン、ジャンジャジャーン、ジャンジャジャーン・・・・・・!

 スタッフが用意していたのだろうか「スターウォーズ・帝国軍のテーマ」がBGMとして流れる。その音楽をバックに、監督の雷太は、ディレクターチェアから立ち上がる。黒の皮ジャンと、白のTシャツ、Gパンを脱いだ。パンプアップされた体が露出する。そのまま黒のビキニブリーフも脱いだ。ビン!といきり立った男根が天を突く。

「ああっ!」

「すっごーい!(はぁと)」

「で、でっけー!」

 恭子、あみ、篠塚がそれぞれ嘆息を漏らす。

「監督って、風俗ライターやAV男優をやってたんだ。僕達AV男優の中でも有名だったんだよ」

 篠塚が、恭子とあみに説明してくれた。

 監督は、小型のデジタルビデオカメラを手にしてベッドに入った。

「じゃあ、あみちゃんは篠塚君にしてもらいなさい」

「え? あっ、はぁーい」

 あみは監督の股間を残念そうに見ながら、篠塚とのカラミの準備に入った。もう一度篠塚の肉棒にかぶりつく。そして、自らシックスナインの体位で篠塚に跨り、自分の陰部を舐めさせ始めた・・・・・・。

「・・・・・・恭子ちゃん、君はこっちにくるんだ」

「は、はいっ」

恭子は監督の傍らにきた。監督は、カメラの録画ボタンを押して恭子に向けた。突然の監督の乱入に動揺をかくせない恭子の表情が、カメラの小型モニターに写る。

「さあ、フェラチオして、恭子ちゃん。このカメラを見ながら」

「はい」 

 恭子は、監督の広げた脚の間に四つん這いになる。恐ろしいほど膨れ上がった監督の男根が、恭子の目前にある。

(ああ〜っ、監督さんの、凄い、おっきいっ。この二日間で見た中で、一番大きいわっ。こんな凄いのが私のお口に入ったら、いいえ、アソコに入ったらどうなっちゃうのっ・・・・・・)

「どうした、恭子ちゃん」

「あ、すいません。・・・・・・いきますっ」

 ビチュッ!

恭子の唇が監督の大きくエラの張った亀頭にキスした。

(ああっ、熱いっ。もう熱くなってるっ。監督さんのオチンチン!)

 ビチュッ!チュッ、チュッ・・・・・・!

 長い睫毛をしばたたかせながら、クリッとした目でカメラを見上げる恭子。舌を出し、先端の尿道口をチロチロと小刻みになぞる。

「ウッ!ああっ・・・・・・。な、なかなかやるね、恭子ちゃん、その調子だ。もっとチンポ舐めて」

「んあっ、ふ、ふぁい・・・・・・」

 カメラ目線のまま恭子の舌が、大きく動いてクルクルと亀頭を舐めまわし、さらにサオを舐めまわしていく。その様子を、監督の持つカメラが捉えていく。

「ようし、咥えてっ」

 頷くと恭子は、唇を亀頭冠に被せた。

「フグゥウッ!ウ、ウウウッ・・・・・・」

 そのまま小さな口いっぱいに肉棒を頬張っていく。

(ああっ、苦しいっ・・・・・・まだ半分しか咥えてないのに・・・・・・)

「無理しなくていいよ。イケるところまででいいからね」

「ウウ!」

 恭子は頷くと、瞳を閉じて頭を上下させ始めた。

 ジュピ、ジュピ、ズピッ、ブピッ・・・・・・!

 恭子の、このAV撮影最後のフェラチオだ。

その傍らでは、あみと篠塚のシックスナインが続いていた。いつのまにか篠塚もハンディカメラを持ってあみの陰部を撮りながら、花びらを舐めつづけている。

「恭子ちゃん、お尻をこっちに向けてごらん。あみちゃんとシックスナインの競演だっ!」

「ふ、ふぁいっ」

 恭子は咥えている肉棒を軸に身体を回転させ、監督の顔の上に跨った。

 恭子とあみのフェラチオ姿を、二台のカメラがそれぞれ真正面から捉えている。

 ジュピッ、チュピッ、ジュピッ・・・・・・!

 ズピッ、ブピッ、ズピッ、ブピッ・・・・・・!

(ああっ、あみちゃん、凄く早く動いてる。わ、私も負けられないっ!)

 恭子のフェラチオのピッチが上がる。すると、負けじとあみのピッチも上がった。

 ブチュチュッ!ジュピジュピジュピッ・・・・・・!

 ズピズピズピズピピュッ!ズチュッピイッ・・・・・・!

 トップアイドル二人が、音をたてて唾液を飛ばしながら激しく顔を動かして肉棒に奉仕している。

「す、スゲエ・・・・・・」

 二人の迫力に、見守るスタッフからも声が上がった。

 監督と篠塚も、パックリ口を開けた恭子とあみの割れ目を舐めまくっている。恭子とあみは、舐められている快感をフェラチオにフィードバックして、ますますヒートアップしていく。

口の周りをあみの愛液で濡らしている篠塚が悲鳴をあげる。

「か、監督、もう僕我慢できないっす。そ、そろそろ、いいすかぁ?」

「よし、同時に入れるぞっ。バックからだ!」

「はいっ」

 監督と篠塚は、二人のアイドルの股間から抜け出る様にして起き上がる。二つの白いヒップの割れ目が左右にこじ開けられ、二本の肉棒が濡れて光る花びらにあてがわれた。

「か、監督っ、焦らさないでっ。恭子に・・・・・・くださいっ」

「ああんっ、あみにもっ、早くぅ〜!」

「よし、入れるぞっ、いち、にーのー、さんっ!」

 ズプププッ!

 ズブチュッ!

 監督の合図で、二本の太棹が、アイドル二人の蜜壷に同時に突っ込まれた!

「アアッ! アアッアア〜!」

「アフウウウッ! あうウウん!」

 深々と突き刺したあと、監督と篠塚は腰を使い始める。

 パン! パン! パン! パンッ・・・・・・!

「アアン、アン、アン、アンッ!」

 二つのヒップが鳴る音と、二人の喘ぎ声が絶妙のハーモニーを奏でる。

「ああっ、監督さんの、凄いぃぃい! 恭子、こわれちゃうっ!」

「ああん、篠塚さんのも、あみの奥にあたってるぅ〜!」

 獣のように背後から犯されながら、アイドル二人が叫ぶ。

「よしっ、ポジションチェンジだ! 背面騎乗位!」

「ウッス!」

監督と篠塚は、声を掛け合うと、それぞれ恭子とあみの尻を引き寄せながら再び仰向けになる。背面騎乗位の体位で下から突き上げ始めた。

「アアアッ! アアッ! アアアアッ! あ、あみちゃんっ、恭子、もうだめぇ!」

「まだまだっ、これからよ、恭子ちゃんっ! アアアン! 気持ちイイッ!」

 二頭の荒馬の上で、恭子とあみ、二人のアイドルがロデオのように跳ね回る!

 凶暴な肉棒が可憐な二輪の花を散らし、蜜をシーツに撒き散らす。

「ね、ねえ恭子ちゃん、さっきのバイブと、監督さんのオチンチンと、ど、どっちがいい?」

「アアッ、あああっ、恭子、オチ・・・・・・、オチンチンが、いいーっ! アアアアン!」

 あみの意地悪な質問に、恭子は自ら激しく腰を使いながら絶叫した。

 その後もまるで合わせ鏡のように、恭子と監督、あみと篠塚の二つのペアは、同時に体位を変えていく。側位、松葉くずし、正面座位・・・・・・。極めつけはカメラに向かって結合部を見せ付けながらのダブル逆駅弁ファックだ!

 そのすべてを五台のビデオカメラと二台のハンディカメラが、まんべんなく捉えていく。

(ああっ、し、信じられないっ、あ、あみちゃんと、まさか、こんな形で競演するなんて・・・・・・!)

恭子は、快楽の嵐に翻弄されながらも、うつろな目で正面のカメラを見つめながらそんな思いに捕らわれていた。

「ようし、篠塚君! フィニッシュだ! 正常位!」

「ウッス!」

 またも同時に正常位に体位を変えると、監督と篠塚は恭子とあみを天国へ導くべく、凄まじいピッチで突きまくった。四人とも汗まみれになって、激しく絡み合う。

「ハアアアン! アアアアッ! アアアアアッ! いやアアアアアッ! 恭子、いっちゃう〜ッ!」

「ああああん! 感じるっ! あああああん、あみも、イッちゃうよォ〜!」

 恭子とあみは、髪を振り乱し、自ら乳房を揉みしだきながら、登りつめていく。

 二人の蜜壷が、同時に二本の男根を締め付ける。

「オウッ! そ、そろそろだなっ。最後はダブル顔シャでいくぞ!」

「ウッス!」

 ズンズンと突きこんでくる男たちのピストンの圧力がきつくなる。

 深田恭子の大きな足のつま先が、クイッと曲がった!

「アアアアアッ!アアアアアアッ!イッ、イクーーーーーーッ!」

 ほぼ同時に、鈴木あみの上体がエビのように反り返る!

「あああああん!イクイクッ!あああーーーーーーん!」

 アイドル二人の断末魔の声を合図に、二人の男優は肉棒を引き抜くと立ち上がった。砲口をそれぞれ恭子とあみの顔に突きつけ、砲身を激しく擦りたてる。

 ドピュルルルッ! ドパアアアアアアッ!

 ビシュビシュッ! ビドピイイイイイッ!

 ものすごい量のザーメンが、余韻に浸る間もなくアイドルたちの顔に降りかかった。濃厚な白濁液が愛らしい頬に、鼻に、口元に、絵の具のチューブを絞った時のように飛び散っていった・・・・・・。

 

「ようし! オッケイ! カメラはまだ回しておけよ!」

 監督の声に、スタッフから拍手があがった。 深田恭子主演「処女の淫肉祭」のラストの絡みの撮影が終わったのだ。

「・・・・・・さあ、恭子ちゃん、最後にもう一曲、ピアノを弾いてもらうよ。自分の好きな曲を弾いていいからね」

 スタッフが差し出した箱から引き出したティッシュで、恭子の顔を拭ってやりながら監督はそう言った。

「恭子ちゃん、あ、あみにも聞かせてっ。恭子ちゃんのピアノをっ」

 同じように篠塚に顔を拭いてもらいながら、あみが声をかける。

「・・・・・・はいっ!」

 恭子は立ち上がると、ベッドから降り、全裸のままピアノに向かった。

楽譜の置かれていないピアノの椅子に座った。

 既に弾く曲は決めていた。

ショパン作曲の、エチュードOp10−3「別れの曲」である。

恭子の指が、鍵盤をたたき始めた。

少し寂しげな旋律が穏やかに始まった。

(さよなら・・・・・・。アイドルとしての私・・・・・・)

 中盤のパートは、この撮影のセックスを思わせるような激しい旋律だ。

(さよなら・・・・・・。バージンだった私・・・・・・)

 恭子の演奏は続く。

やや日が傾きかけた軽井沢の初冬の空に、深田恭子のピアノ演奏が悲しげに響いていた・・・・・・。

 

その後・・・・・・。

深田恭子のAVデビュー作「処女の淫肉祭」は120分、ビデオ二本組・DVD二枚組各5万円で、恭子の高校卒業の翌日に発売された。

破格の値段にもかかわらず、そのビデオ、DVDの売上は過去のアダルトビデオの、いや、映画を含めたビデオ全体の新記録となったという・・・・・・。

 

(おわり)


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