これは前の2つより字が多いです。ちょっとおねえさん向き。と、いっても、対象年齢は小学1、2年生と書いてあるから、ここをご覧の大きなお友達は心配いりません。
内容は、1897年、8歳の少女の質問に答た新聞の社説。
1897年といえば19世紀だ。それから延々と100年以上、皆様に親しまれ、愛されてきた文章なわけですね。
しかし、ひねくれた私はここで待ったをかけたい。
以下は少女のお手紙の全文である。
きしゃさま
あたしは八つです。
あたしの友だちに、「サンタクロースなんていないんだ。」っていっている子がいます。
パパにきいてみたら、
「サンしんぶんに、といあわせてごらん。しんぶんしゃで、サンタクロースがいるというなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ。」
と、いいました。
ですから、おねがいです。おしえてください。サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?
バージニア・オハンロン
ニューヨーク市 西九五丁目一一五番地
これが日本なら「読売新聞に聞いてごらん。読売新聞がいるというなら、そりゃいるんだろうさ」ってなことだろっ。(新聞名は置き換え可。東スポはまずいと思うが)
お前は新聞に無垢な少女の願いをうっちゃりするのかと、父親を小一時間問いつめ(以下省略)。
ヘタクソでも世のお父さんには自分でがんばって説明して欲しいなあ、と、私は思う。
でも、さすがニューヨーク・サンの記者は伊達に記者ではなかったわ。チャーチの文は読むたびに目頭が熱くなる。子供の質問に困ったら、こっそり読んで感動を胸に語ってあげよう。