チリもつもれば
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チリ旅行記




ここでは管理人執筆の旅行関係のネタと、
掲示板に寄せられたチリ旅行記を集めています。
あなたの旅のヒントになれば幸いです

なお、フライト情報はチリへ行く?を参照下さい。



アップ日 : 97年10月16日
レポーター : 駐在員@チリこと管理人
訪問先 : アタカマ砂漠(Desierto de Atacama)
訪問日 : 97年9月18日から21日

 9月18日から3泊4日で、チリの超有名観光スポット「アタカマ砂漠地方」へ出かけた。通常の観光ガイドは、本屋のガイドブックと、リンク先Webページを参照されることをお願いして、「チリつも」ならではの耳より情報をお届けしよう。

 アタカマ砂漠地方は、周辺に観光スポットが散らばっていて、4輪駆動車でスポットをめぐっていくのがオーソドックスな観光の方法。自然のそのままの姿がほとんど手つかずの状態で残っていて、観光地ずれしておらず結構感動する。

 が、しかし!自然のまま、とは裏を返せば施設が何もないということでもある。宿からどんどこ揺られてやっとたどり着いたその地には…

 「トイレがないっ!」

 感動の大自然を前に気もそぞろでは旅の思いでも半減だ。トイレの有無まではどんなガイドブックにも載っていなかったので、管理人も本当に苦労した。

 ならば!と言うことで、おそらく世界初(と思うんだけど)、題して

 「アタカマ砂漠トイレスポット大公開」。


はじめに
 アタカマ砂漠地方の主な観光スポットは以下の5つである。それぞれのスポットの簡単な紹介と、トイレスポットを紹介する。「まともな」観光ガイドはリンク先のWebページに委ねたい。
  • San Pedro de Atacama(サン・ペドロ・デ・アタカマ)
  • Geiser de Tatio(タティオ間欠泉)
  • Salar de Atacama(アタカマ塩地)
  • Valle de Luna(月の谷)
  • Chuquicamata(チュキカマタ銅山)
  • 地上絵(おまけ)
San Pedro de Atacama(サン・ペドロ・デ・アタカマ)   観光ガイド(英語)  観光ガイド(英語)
 アタカマ砂漠観光の宿・拠点となる町。最寄りの空港Calamaからは、100km、80分ほど。なお、以下に挙げる観光スポットまでの距離と所要時間はすべてこの町を出発点として計測されている。砂漠のオアシス的なこの町、砂埃の舞うこの地にこじんまりとした宿が沢山ひしめき合っている。アドベという乾しレンガでできた塀や、家々が興味深い。木材が手には入りにくい昔に、サボテンを干したものを屋根の「梁(はり)」に使用した教会や(その昔「世界ふしぎ発見」というテレビ番組で紹介された)、ミイラが展示してある博物館もここにある。

 トイレポイント
 旅の拠点故、あなたの泊まっているホテルにはトイレがあるはず。しっかり用足しをしていざ出発。


Geiser de Tatio(タティオ間欠泉)  観光ガイド(英語)
 San Pedro de Atacamaから約120km。車で120分くらい。宿を出たら最後、目的地まではトイレはないので要注意。朝日の昇る頃到着するために出発はたいてい朝の4時か5時になる。途中真っ暗闇の中、野原でちょっと…というのも結構勇気がいる。

 ツアーメニューに「朝食付き」と記されていた。おおっ、標高4,000mの高地に小さな山小屋風カフェテリアがあって、そこにテーブルと椅子を出して、朝日と吹き出る湯気のコントラストの中温かいコーヒーをすする…。こんな酷寒の地の山小屋の番人って一体…、などど勝手に想像しているうちに現地到着。ん?何もない荒野?、と思っていたらうしろでがざごそと音がした。ああ、なんたる勘違い。「朝食付き」ってツアーガイドの持ち込みだったのだ。そりゃそうだ、こんな何もない所で茶店を経営するような酔狂なヤツはいない。ガイドが持ってきたの弁当箱の中身は、インスタントコーヒー、ティーバッグ、ハムとチーズのサンドウィッチ、果物、チョコレート。それに生卵がついている。生卵はご想像の通り、その辺からぼこぼことわき出している湯で「温泉卵」を作るためだ。この企画、結構気が利いている(メニューはツアーによって内容は変わるようだ)。

 トイレポイント
 上記のごとく目的地到着までトイレらしいところはない。さて無事ついたとしても、朝焼けの中コーヒーなんぞ飲むとやがて気になるトイレ。ツアーで行くとたいてい間欠泉を見て朝食を取ったあと、ここから2km程の所にある別の間欠泉群スポットに立ち寄る。ここには人口の露天温泉プールがあって、チャレンジャー達が気持ちよさそうに泳いでいたりする。このあたりに、山に向かって野原が広がっているのだが、その所々に大きい岩がごろごろと転がっている。ここが「唯一の」トイレポイントだ。こそこそと岩陰に消えて、用を済ませておこう。帰りも1時間半、トイレらしい所はないんだから。4,000mある高地、いくら緊急を要していても岩陰までは走らないように(息が切れる)。ゆっくり歩いて進むべし。ちなみに手は、その辺をちょろちょろと流れている温泉の水を使って洗える。
 (後日記:Mさんから以下のような情報を頂きました。ありがとうございます)
 タティオ間欠泉の手前に作業員宿舎の廃墟(タティオの蒸気を使って発電しようとしたらしい)があり、そこにトイレらしき物(囲いがある)がある。ガイドに言えば連れていってくれる。 →よし、これで野XXは免れそうだ<管理人@安堵


Salar de Atacama(アタカマ塩地)  観光ガイド(日本語)   観光ガイド(英語)
 塩分を沢山含む湖にも関わらず、フラミンゴや野鳥が餌をついばんでいる不思議な生息地。San Pedro de Atacamaからは60km、1時間くらいのところ。

 トイレポイント
 湖の入り口の駐車場に管理事務所がある。ここにトイレがあるようだ。「ようだ」というのは、作者@夫・妻が行った9月19日は4連休の真っ最中。見事に閉まっていてだれも管理していなかった。通常期の平日、土日共に空いているようだが過度の期待は禁物。道中、野外トイレになりうる様なスポット無し。保険に別のポイントを紹介しておく。San Pedro de Atacamaを出て30分くらい、丁度道中を半分くらいいったところに人口400人の小さな村Toconaoがある(ツアーでは行きもしくは帰りに立ち寄るはず)。ここにある、ただ一軒の土産屋でトイレを貸してくれる(無料)。店のおばちゃんの様子から「貸し慣れている」ようだ。ただし家族が使っているトイレなのでそのつもりで。水はちゃんと流れた。貸していただいたお礼にせめて塩湖周辺で採れる「塩の結晶石」(500ペソなり)くらいは買っていってあげよう。


Valle de Luna(月の谷)  観光ガイド(英語)
 まさにその名の通り月面のような幻想的な風景が広がる。Nasaも火星にPathfinderを送る前にここで実験をした。Nasaはアメリカから無線でこの月の谷にあるラジコンカーを遠隔操作して実験を繰り返したらしい。

 トイレポイント
 現地は例によって観光スポットにもかかわらず何も人工物が設置されていない。狭い地域にあちこちのツアー客がひっきりなしにやってくる上、これといった「岩陰」もない。San Pedro de Atacamaからは15km、15分とかなり近いスポットであるが、油断禁物だ。


Chuquicamata(チュキカマタ銅山)  観光ガイド(英語)
 世界一とも言われる露天掘りの銅山。日本の社会の教科書でもおなじみ。あり地獄のものすごく巨大になったものだと思えば想像しやすいかも。ただそのあり地獄、穴の直径が3kmあるらしいが。管理人が行ったときは4連休の最中でで見学ができなかった。見学は平日のみやっている。

 トイレポイント
 比較的大きい街アタカマ市から20分ほどの至近距離。San Pedro de Atacamaからは120km、90分ほど。銅山にもトイレは沢山あるはず。よってトイレの心配無し。


地上絵
 20年程前、近くの鉱山(Chuquicamataとは別の鉱山)で勤めている人が発見。最近まで発見されなかったほど何もない山奥にある。名所ではないのでツアーに含まれていない可能性あり。先住民の残した何十個かの地上絵が小さな丘に残っている。大きい物でもせいぜい3mx3mくらいで、ナスカの地上絵の様なものは期待すべからず。ただ特筆すべきは、上層の灰色をした石・砂をどけて下地の白っぽい部分を露出させて線を描くという手法は、ナスカと同じ。

 行き方:Chuquicamata銅山に向かい、入り口直前で左折。どんどん内陸に向かっているとそのうち看板が見える。一本しかないダート道をひたすら走ること30分、小高い丘と向かいに駐車場が見える。

 トイレポイント
 駐車場と説明看板以外何もない全くの不毛の地。トイレポイントはずっと戻ってChuquicamata銅山入り口の手前を左折する、そこにあるCopecというガソリンスタンドが最後の砦だ。ここはCalama市ダウンタウンから20分くらいの所にあたる。


さあ、これであなたも安心してアタカマを極められるぞ(でもお腹の調子は整えておくに越したことはない)。





アップ日 : 99年1月22日
レポーター : けんさん
訪問先 : サンチアゴ(Santiago)
訪問日 : 99年1月下旬

 昨夜工場の人に、ナイトクラブに連れていってもらいました。ポリネシアンダンスショーが楽しかったです。もちろん楽しかったのは、女の子のダンスだけです…(゚ρ゚) その時、とうもろこしの粉を使った中に鶏肉や卵が入ったパイ?のようなものを食べました。けっこういけました。

 今日は仕事が終わるのがはやかったので、一人で中央市場に行ってみました。ソパ・デ・マリスコス(海の幸スープ?)を食べました。ブジツボを大きくしたような怪しげな貝も入っていましたが、美味でした。晩御飯には、コングリオのムニエルを食べましたが、これもまた美味でした。

 あとこちらに来て美味しいと思ったのは、パンと一緒に出てくるメキシコでコーンチップをつけて食べるサルサをちょっぴりよりスパイシーにした感じのディップソースです。どなたか作り方をご存知でしたら教えて下さい。

 ピスコサワーも何回か飲みました。マルガリータに似た味で美味しいですが、氷を入れてくれてもっと冷たければもっと美味しいのにと思いました。

 チリでさすがラテンの国だなと思ったのは運転免許についてです。現在仕事をしてる工場のお抱えタクシーに、ホテルと工場の往復 をしてもらっていますが、彼は3ヶ月前から無免許だそうです。タクシードライバーの免許ももともと持っていないそうです(笑)

 僕らも、国際免許証を取ってきていませんが、簡単に車を借りることが出来ました(汗)一週間後くらいにパタゴニアでアメリカ人と 日本人が救出されたとかニュースで出たら僕達だと思ってください(笑)


 SANTIAGOから、片道車で一時間強くらいのところにあるVIN~A DEL MARという海岸リゾート地で一泊二日して戻ってきました。にぎやかな街で、海岸の砂浜も長くできれいでしたし、しかもカジノがあったので楽しめました。ほとんど眠らず、朝の5時までクラップスを していました(-_-;)

 ラスベガスと比べると、オッズが悪くて(お客さんが勝ちにくくなっています)カジノ側の人もお客さんも、あまりルールを熟知していなくて、ゲームスピードもすごく遅いですがいろいろなお客さんを観察しながら、のんびりギャンブルしているのもけっこう悪くなかったです。VIN~A DEL MARでのホテル代と食事代くらいは稼ぎました。

 SANTIAGOに帰ってくるときに、スピード違反でおまわりさんに捕まってしまいました(-_-;) 国際免許も持ってなかったし、ちょっとあせりましたが、スペイン語わからないよと言って、パスポートとアメリカの運転免許を見せたら、見逃してくれました。おまわりさんも言葉が通じないのでめんどくさかったみたいです(^○^)

 帰ってきてから、ダウンタウンに出かけてみましたが、お店というお店がすべてしまっているので、ばかばかしくなってすぐ帰ってきました。カトリックの国で日曜日に外出しても、あまりいいことはないみたいですね。

 ちょっとびっくりしたことがあります。VIN~A DEL MARのホテルから、直通ダイアルで、シアトルにいる彼女と、日本の実家に電話したら(合計1時間弱)電話代で250ドルくらいとられました。宿泊代の60ドルよりもずっと高いです。(>_<)

 金額にびっくりしたので、SANTIAGOのホテルでも、1分間当りのレートと、いままでの電話代をきいてみましたが、こちらのほうは、国際電話用の電話会社と契約しているみたいでアメリカにだと、1分間650ペソとそんなにひどくありませんでした。ちょっとほっとしました(^○^)

 それでも、今までの電話代の合計が300ドルくらいになっていたので、ホテルのチャージは全て客先持ちですが、プライベートの 電話代300ドルを負担させるのは、気が引けて、自分で払っておきました。みなさんもチリでの国際電話は、レートを聞いてからにしたほうがいいと思います。

 (また別の日のレポート)
   今日は仕事が終わったら、中心街にお土産でも買いに行こうかと思っていたんですが、けっこう仕事がきつかったので、ホテルでゴロゴロしてテレビでも見ていることに決めました。ケーブルテレビの番組に、HBOやシネマックスのようなアメリカの映画番組があって英語のままなので楽しめます。スペイン語の字幕はじゃまですけど…

 これだけ暑くて冷房が無いのはちょっときついですが乾燥しているので日本の夏と比べたらずっとましですね。サンチアゴは盆地だから夜になれば涼しくなりますし…

 気候に関することで、ちょっと気になるのはやはりスモッグです。僕は、コンタクトレンズをしているんですが、空港に降りてからずっと、目がチカチカします。サンチアゴのスモッグはかなり有名なようで、ビーニャ・デル・マルの海岸沿いにあったチリ・ティーというTシャツのお店で、100% SMOG IN SANTIAGOと書いてあるTシャツを見つけました。サイズがあうものが無かったので買いませんでしたが、他のペンギンの絵のついたTシャツをひとつ買いました。けっこうセンスのあるTシャツを売っていて、ちりつもで紹介されているだけのことはあります。

 ひとつ質問があります。ちりつもを隅々まで探せば載っているんだと思いますが、国際電話で接続しないといけないのでご容赦下さい。チリ出国の際にいらなくなったペソは、空港で米ドルに変えることが出来るのでしょうか?それとも、街の両替屋で交換しておいたほうがよいのでしょうか?


 (そしてまた別の日のレポート)
 今日、仕事の帰りに怪しげなジュース?を飲んだので報告します。名前は良く覚えていませんが、「マテ・コン・なんとか」だったと思います。昼は工場労働者、夜はタクシードライバーという働き者のカルロスという男の人がホテルまで自分のタクシーで送っていってくれたんですが、その途中で冷たいものをご馳走してあげると小さなお店に立ち寄りました。そこで出てきたのが、「マテ・コン・〜」です。うす茶色の液体に梅干を大きくしたようなプラム干しが二個入っていて、下の方には黄色い麦のようなものが大量に沈んでいました。味はアルコールの入ってない梅酒に砂糖を入れて、米のとぎ汁で割ったような感じでした。カルロスは全部飲みほしていましたが(食べつくす?)僕は、プラム干しと液体はクリアしたものの、麦みたいなもちもちした沈殿物は、少し残してしまいました。いったい僕が飲んだものはなんだったんでしょうか?教えて下さい。

 一旦ホテルに戻ってシャワーを浴びた後、中心街に出かけました。大統領官邸の横にあるけっこう由緒ありげなホテルの中の土産屋で、彼女にラピス・ラズリのネックレスとピアスを買いました。ラピス・ラズリというのは、宝石の一種で、チリとあと数ヶ国でしかとれないらしいです。ただし、ダイアとルビーとかとは全然違っていて、見た目は、濃紺の石ころでしかありません。その分値段も安くて、ばったもんじゃないか心配になったくらいです。

 それからホテルまで、てくてく歩いてもどりました。途中で売春婦2人に声をかけられました。2人とも赤い服を着ていました。チリの売春婦の色は赤なんでしょうか?僕は売春婦は買いませんが、売春婦をからかうのはけっこう好きなので、筆談で値段くらいは聞いてみようかと思いましたが、お腹がペコペコだったのでノーグラシアスと言って通り過ぎました。その後、路上で二股のコンセントを売っているのを見かけ、ちょうど欲しかった(扇風機とPCを同時に使いたいためです)ので300ペソで購入しました。

 ホテルにもどって、レストランで、すずきのフライ(香草ソースがけ)とサフラン塩バターご飯とアスパラポタージュと粉コーヒーで晩御飯をすませて、今部屋に戻ったところです。粉コーヒーを除いて、晩御飯はすごく美味しかったです。


 (そしてまた別の日のレポート)
   今日は仕事の後、ホテルで汗を流してから、電話帳で見つけた和食レストランへ出かけてみました。将軍という名前のお店です。仕事が忙しくて、お昼ご飯抜きだったので、お寿司の盛り合わせ二人前とざるそば一人前をたいらげてしまいました。これだけ食べておいてこんなことを言うのは変ですが、味の方は特別美味しくも、不味くもなく、値段が高いだけちょっと失敗だったかもしれません。これと言ってめずらしいネタもありませんでした。ただし、値段が高いといっても、現地の他の料理と比べての話しで、合計で50ドルもしませんでした。

チリの粉コーヒー
 実は、チリに来る前にちょっと期待していました。以前ブラジルのサンパウロに出張で行ったときに、どこで飲んだコーヒーも今まで 飲んだことが無いくらい美味しかったからです。さすがに原産国だけのことはあるなと感動しました。チリでコーヒーを作っているという話しは聞いたことがありませんが、同じ南米でブラジルだけでなくコロンビアも近いし、きっとまたすごく美味しいコーヒーが飲めるだろうと…

 その期待は、チリに着いたその日の内にあっけなく裏切られました(>_<)

 ホテルのレストランで晩御飯を食べて、食後にコーヒーを頼むと、出てきたものは、小さいエスプレッソ用のカップと砂糖の入った紙袋となにやら骨壷をすごく小さくしたようなものです…???(゚o゚)??? その壷の蓋を開けると、中にはコーヒー色したパウダーが入っていました。

 これがチリの粉コーヒーの正体です。日本のインスタントコーヒーのような顆粒状の物ではなく、茶色い小麦粉のような見たくれです。それをスプーンですくってカップに入れると、ウエイターがきてお湯をそそいでくれます。場所によって最初からカップにコーヒーが入って出てくることもありますが、自分でお湯で溶くか、あらかじめ溶かしたものが出てくるかの違いだけのようです。(-_-;)

 自分でお湯で溶く場合、粉コーヒーはけっこう濃いので、分量のさじかげんが難しく、僕は今でも、どの程度の粉が適量なのか把握できていません。また、カップが小さいので、目覚めの一杯にも不適当です。一度物は試しとカフェ・アメリカーノと注文してみましたが、どうやって作ったらいいのか教えてくれと言われ、困ってしまいました。なんと注文したらマグカップにあまり濃くないコーヒーを入れてきてくれるのか知りたいです。カフェ・コン・レーチェと注文すると、わりと大き目のカップにカプチーノかカフェオレを入れてくれることが最近わかりました。インスタントであることにかわりはありませんが…


 (そしてまた別の日のレポート)
 
 こんばんは。サンチアゴで過ごすのも今夜で最後になりました(実際には明日の夜中まで空港で過ごしますが…)。サンチアゴ食べ歩きレポートもこれが最終回です(笑)

 昨日、今日とせっかくの週末なのに仕事が忙しくて休みを取れませんでしたが、空き時間を利用して、あちこち出歩いてきました。昨日は、夕方からサンチアゴの中央市場周辺を探索しました。地下鉄2号線の北側の行き止まりMAPOCHO駅のすぐ近くで、新旧入り混じったすごく刺激的な繁華街です。東京でいうと新宿のような場所だと思います。近代的なショッピングモールのすぐ裏は、大きな魚市場があり、露店もたくさん並んでいます。さらにちょっと裏筋に入ると、しょんべん臭い場外馬券売り場や、あやしげなネオンのともった風俗店が数件並んでいて、ポンビキが声をかけてきます。浮浪者が道に寝ていたりして、あまり治安は良くないかもしれませんので、出かける場合は貧乏そうな格好をして行ったほうがいいと思います。僕も財布をジーパンの前ポケットに入れていました。

 2時間くらいぶらぶらと歩き回った後で、魚市場の近くにあるレストランで晩御飯を食べました(魚市場内にも数件食堂があり、本当はそこで食べたかったのですが、時間が遅かったので、魚市場自体が閉まっていました)。一度は食べてみたい思っていたCALDILLO DE CONGRIO(カルディージョ・デ・コングリオ)という魚のシチュー(薄塩汁)のような物を注文しました。コングリオというのは魚の名前で、魚市場で見たそれは、体表面は、すごく薄いピンク色でぬらぬらとしていて、体系は細長く、深海魚っぽい感じです。鍋焼きうどんを作りたくなるような黒い土鍋の中に、皮をとりのぞいたコングリオのぶつ切り(背骨入り)と、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ等の野菜を一緒に煮込んだものが出てきました。味付けはうすい塩味でちょっぴり香草の香りもしました。コングリオの見た目は、ちょっとグロテスクですが、ぷりぷりっと引き締まった白身の味は抜群です。スープもだしが良く出ていて美味しかったです。日本人の味覚によく合うと思いますので、おすすめです。チリに来る機会があったら一度は食べてみてください。

<ここで管理人の方に質問があります。怪しげなポン引きのいるお店の正体はいったいなんでしょうか?>


 (そしてまた別の日のレポート)
 
 今日は、午後3時頃で仕事が終わったので、PARQUE ARAUCOという郊外型の巨大なショッピングモールへ出かけてみました。地下鉄一号線の東端のE. MILITARという駅からバスで5分くらいの所にあります。すごく大きくて、きれいなショッピングモールで、ちょっとびっくりしました。両替所もあり、米ドル以外にも、日本円や加・豪ドルもペソに両替できるようです。ちなみに日本円は1円が3ペソになるようでした。僕は興味はありませんが、グッチのような高級ブランドも入っていています。二階建ての一階には、ちりつもで紹介されているチリ・ティーというTシャツのお店(露店みたいな感じで通路上にあり、ちょっとわかりにくいかも知れません) もありました。あちこちのお店をぶらぶらとのぞいた後で、せっかく来たのだからとチリ・ティーでTシャツを2枚買って(キャッシュで買うと10%引きしてくれます)ホテルに戻りました。
 最後の夜だし、豪勢にいこうと思い、ホテルのレストランのメニューで一番高い、ステーキを注文しました。一番高いといっても5,900ペソでしたから、1,500円くらいです。ステーキの周りをベーコンでぐるっとかこんで、上には、マッシュルームやアーモンドの砕いたものが香草と混じってのっていました。ボリュームはやや物足りないですが、味のほうは美味しかったです(ただし、僕の味覚はアメリカでの食生活のせいで、肉の硬さとか、臭いに鈍感になっているので、日本人向きかどうかはちょっと自信ありません)。

 <ステーキの焼き加減の謎>
 チリでステーキを食べたのは、今日で2回目でしたが、最初に食べたときに、ちょっと不思議に思ったことがあります。注文の際に、ステーキの焼き加減を尋ねらた記憶がありません。前回はリブアイを食べましたが、すごいレアで出てきました。もしかしたら、焼き加減を聞かれていたのかもしれませんが、スペイン語なので、わからなかっただけかもしれないと思い、今回は、メニューを指差して注文した後で、ウェルダンといって見ました。ウエイターはわかったようなわからないような顔をしていましたが、出てきたステーキは、まあまあ火が通って出てきました。チリではステーキの焼き加減を普通注文するんでしょうか?また何といったらいいのでしょうか?

 <桃1個皮付き丸ごとフォークナイフ食べ>
 食後のデザートには、フルーツサラダを食べました。ここで報告するのを忘れていましたが、チリの果物は、すごく美味しいです。緑とオレンジ色のメロン、桃、洋ナシなど、どれを食べても自然のすっきりした甘味で、果汁もたっぷり含んでいます。普段は、果物などほとんど口にしないのですが、食後に必ず注文したくなるくらいです。デザートとしては、ケーキ類も豊富 ですから、甘党の方や女性の方にはいいかもしれません。

 一度デザートに桃を注文してみました。皿の上に丸ごと皮のついたままの桃がごろんと乗って出てきました。ナイフとフォークと一緒にです。どうやって食べたらいいんだろうと他のテーブルを見渡してみたところ、四角く芯だけを残して、ナイフとフォークで切りとり、皮のついたまま食べているようなので、僕もそうしてみました。桃自体は美味しかったですが、やはり皮はあまり美味しくありませんでした。日本の桃みたいに、皮に細かい毛がいっぱいついていないのが救いでしたが…。 フルーツサラダを注文すると、食べやすい大きさに切ったいろいろな果物の盛り合わせを持ってきてくれるので、おすすめです。





管理人からの注釈

パイ?
パステル・デ・チョクロ(Pastel de chocro)という、典型的チリ料理です。

怪しげな貝
ピコ・ロコという、見た目はグロですが美味な貝です。

ディップソース
ペブレといいます。 トマトと玉ねぎのみじん切りにニンニク、チリとうがらし、パセリ、シラントロ(コリアンダー・香草)を入れて作ったモノです。焼いた肉に付けても良いです。






見逃してくれました
そうです、これはサンチアゴ在住者の王道です(爆笑)。日本に毎年帰る機会のある人は、わざわざ国際免許証を作ります。で、これでサンチアゴを運転します。万が一何かで捕まっても、スペイン語がダメなフリをすればおとがめなして釈放されます。でも、けんさんはモロ無免許です。これはいけません(^^;)。たしかUSAの免許でチリは乗れないはずです(メキシコは相互協定があってOK)。
***
…と過去に掲示板で回答したのですが、チリでUSAの免許で運転できるそーです。大変失礼しました。でも、日本の免許証は、何が書いてあるのかわからない(日本語のせい)のでダメです。



電話代
ホテルからは高いっす。住んでいるとそうでもないのですが。私は、日本まで常時1分200ペソ(50円)で電話会社と契約しています。 ただ隣のブエノスアイレスへは300ペソもするという、奇怪な状況です。






目がチカチカ
テレビの見過ぎではないでしょうか。…は冗談です。空気が乾燥していて、かつ大気汚染がひどいので、コンタクトレンズ常用者にはつらいです。まめに目薬を点すようにしましょう。



出来るのでしょうか?
できます。ただし紙幣のみですが。レートもすごく変わるわけではないので、お手軽な空港で、最後のペソ札をUS$紙幣に交換しましょう。







「マテ・コン・なんとか」
mote con huesillo 「もて こん うえしーじょ」という飲み物です。管理人の苦手な飲み物です。梅干しみたいなやつ、はアプリコットを干したものです。これに水と砂糖を入れてかき混ぜます。そのあと、麦みたいな沈澱物、これがmoteという小麦粉からできた加工品ですが、それを入れて完成です。画像を探したのですが見つかりませんでした。
中に変わったものが入っている、いう意味では外国人にとっての日本のぜんざいといい勝負すると思います。







将軍
むむむ、サンチアゴでは1、2の和レストランなのだが...。けんさんはUSAから来たから、舌が肥えてるんだよ〜。



チリの粉コーヒー
ははは、そうです。いいレストランでも、ぼーっとしているとインスタントがでてきます。本物のコーヒーが欲しいときは"cafe cafe" (コーヒー中のコーヒー)と言いましょう。 もしくは、espressoとかcapucinoとか。アメリカンコーヒーは存在しませんのであしからず。どうもこれはアメリカと日本にしかないようです。




















































怪しげなポン引き
...。うーむわかりませんが、ぼったくりバーかも知れません。君子危きに近寄らず、です。

















ステーキの焼き加減
は次のように覚えましょう。

「レア」:"a punto" (あ ぷんと)

「ミディアム」:"medio" (めでぃお)

「ミディアム・ウエルダン」:"3/4 = tres cuartos" (とれす くあるとす)

「ウエルダン」:"bien cocido" (びえん こしーど)





アップ日 : 98年12月27日
レポーター : 川井さん
訪問先 : サンチアゴ(Santiago)
訪問日 : 98年12月下旬

 仕事の調整で今回初めてチリのサンチャゴに行ってきました。(テレコン等をしたくても12時間近く時差があり、なかなかできないので)出張前は仕事関係で手一杯で、南米だからなあ、水とかに気を付けなくちゃ程度とチリ大使館商務部のHPを見た程度で出張しました。

 航路はとにかく長い
 夕方成田より飛び、ダラスでしばし休み、サンチャゴに朝着く形で入りました。さっそく打ち合わせを行い、ホテルに帰った後は時差ぼけで気が付いたら朝まで寝てました。(事前の体内時計調整は重要ですね)

 とにかく、いろんな事が私の予想に反していました。サンチャゴしか滞在していませんでしたが

・韓国車がむちゃくちゃ多い
ヒュンダイ、デウ−系がたくさんで、そのスタイリングもなかなかほれぼれするものが多いです。逆に日本車は非常にダサイデザインにみえてしまいました。他にも、欧州系や米国系車もありましたが、この辺は日本で見慣れているので特に気にもせずでした。

・信号が少ない
車自体がすごい早さであんうんの呼吸で走り合っています。個人的にはとけ込めそうな感じでした。ただ、朝夕は大きな交差点は渋滞していました。

・町並みがきれい
特にサンチャゴだったからでしょうがゆったりした町並みで住んでみたいと思う所です。行政府のあたり、イエズス会本部、その他記念的建築物などほんとにここは南米なの?(すいません、それまで南米というと中南米と一緒に見てしまっていたたため)という感じになります。

・お店の人がいい人が多い
時差ボケが直って、朝6時ごろから2時間程度サンチャゴ市内を散歩していましたが日本に比べ多くの道ばたのお店をみかけました。また、こっちは英語、相手はスペイン語で、新聞買ったり、食べ物かったりといろいろしましたが、通貨の単位を紙に書いて教えてくれたり、おまけをもらったりと有り難い事が多かったです。

・お姉様
綺麗な方が多い。歳を召していてもセンスがいい。 出来ればこちらの方と結婚できればとふと思いました。

・空気
サンチャゴは盆地で、バスや車も古い型が多いせいか排ガスは東京よりひどいです。

・地下鉄
駅の改札から下が広々と見渡せる。また、デザインもいい。日本の地下鉄は網の目のようにたくさん走っていますが、実用重視でデザイン的ゆとりがないですね。

・サンタさん
当地は真夏。それでも、薄い赤白ウェアを着た人はみかけました。でも、サンチャゴは朝方は寒かったですね。

 ただ、貧富の差が大きい点も同時に見受けました。車にサ−ビスや物を売りに来る子供たち。空港からサンチャゴまでの途中にある町並み、街の郊外の住宅地、サンチャゴから北の小さな街などはサンチャゴ市内に比べボロボロの建屋でした。おそらく、サンチャゴ以外はもっと普通の街かと思います。

 帰国してから、たまった仕事に埋もれていますが、何か日本はせせこましいかなと思い始めています(通勤で現在片道2時間弱JRに乗り、都心にいっていますが)チリに住んでもいいかなとか(ただ、仕事があるか?)

 出張で行けるのはもうないかもしれませんが、個人的にまた行ってみようと思っています。というわけで、帰国してからチリのリンクを探したり、スペイン語の勉強を始めたりというところです。





アップ日 : 98年12月3日
レポーター : JORGEさん
訪問先 : プンタ・アレナス(Punta Arenas)
訪問日 : (90年ころの情報)

 8年前の情報で申し訳ないですがお役に立てれば・・・。飛行機が嫌いな人のために、水路・陸路は大体下記の通り。

 水路:プンタアレナスとプエルトモント間に定期便が有ります。確か週2、3便はありました。ですが悪天候のためしばしばスケジュールが変わりますので   注意が必要です。パタゴニアはいつも悪天候です。

 陸路:プンタアレナスはチリでは陸の孤島と呼ばれチリ国内を通る陸路はありません。一旦アルゼンチン側(リオガジェゴス)に入りバスを乗り継ぐのが唯一の手ですね。プエルトモントとプンタアレナス間に直行の定期バスが有るかどうかは現在は不明ですが当時(90年)はなかった・・・。

 大体こんな感じです。(大雑把ですいません。)こんな事言うと実も蓋も無いのですがプンタアレナスには特に見る物は無いと思います。あそこまで行ったらやはりパイネに行くべきでしょう。プエルトナタレスまでバスで移動しそこからヒッチハイク。もしくはハイキング。如何?

また、お金と時間に余裕が有るならば南極ツアー! プンタアレナスから飛行機でツアーが出ています。一生の思い出に如何?(でもこれも悪天候のため良くスケチェンします・・・。)

さて、プンタアレナスに行ったら必ず寄ってもらいたい店を紹介します。
1.ガローガ(綴りを忘れてしまった・・・。):メインストリートにある喫茶店。夜になると若者の溜まり場になる。ディスコ以外では若者の唯一の溜まり場。

2.ROCA PIZZA : ここのPIZZA DE CENTOLLA(要はタラバガニのピザ!)は最高!是非ご賞味ください。また、ここのBIG BURGERは直径20CM!3食分になりますよ。

3.店ではないですが港脇の市場 : ここではウニ、貝、カニが安く手に入ります。ウニはビニール袋に一杯入って5ドルくらい。また、そこで作っているEMPANADA DE MARISCOSは最高!!(私の朝食はいつもこれでした。)多分目茶苦茶古い油で揚げているんだろうけどメチャウマです!





アップ日 : 98年12月3日
レポーター : JORGEさん
訪問先 : イースター島(Islas Pascuas)
訪問日 : (90年ころの情報)

 あそこは島民が3千人位しかいなくて誰が何処の人間か皆知っているんですよ。だから泥棒なんてしようものならっ村八分って感じですので治安は問題ないです。

 島に着くとホテルの人間の出迎えやら予約の無い人間を捕まえる民宿の親父やらが沢山いますので宿泊先には困らないでしょう。(繁忙期を除く)夜に付く便であろうが昼に着く便であろうが空港は現地の人間で一杯になります。なにせ観光が唯一の仕事と言って良いですから。そこで民宿の親父をGETして下さい。

 島内周遊のOPツアーも有りますがもしも個人で動くならバイクのレンタルが楽ですね。ですがガス欠にご注意。島には1つしかガソリンスタンドは有りませんので。(もしもガス欠が心配な場合は馬のレンタルもあります。)基本的にチリではレンタカーは26歳以上でないと借りれません。ですが言葉巧みに話して少々のお金を払えば借りられるのが実状ですけど(私は19歳の頃からバンバン借りてました)。なお、島内の道は良くはないので運転には注意して下さい。また、浜辺とかでスタックするケースが良くありますのでそれにも注意が必要です。安全運転でいきましょう!

 なお、イースター島では「クラント」と言う料理をご賞味ください。地面に穴を掘ってそこに食材を入れて煮たり焼いたりする料理です。うまいかまずいかは自分の舌で図ってくださいね。クラントは豪快に料理する物なので1、2人で行って食べたいと言っても食べれません。基本的にある程度の人数(10名以上)が集まらないとやってくれません。でもご心配なく。集まるんですよ、これが・・・。

 と言うのは各ホテル(と言っても2、3軒)発のOPツアーでクラントツアーなるものがあります。レストランの場所はメインストリートの突き当たり(ガソリンスタンドの反対側)を右に曲がります。その坂道の右手にレストランはあります。そこには各ホテルからのOPツアー参加者がいますのでそれに紛れ込む。(勿論お金は払いますよ。)一度そのレストランに行ってクラントの予定が無いかどうか聞いてみて下さい。きっと教えてくれます。

 そうそうマグロ(Atun)も美味しいですから食べてみてください。ところでイースター島は物価が非常に高いので覚悟しておいてください。本土(チリのです)の2、3倍は軽くしましたよ。



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