■駆け出しATCの奮闘記@UF■

#4: アスレティックセラピスト

現在の仕事場であるAthletic Training Sports Medicine Center(ATSMC)で働き出して1年半。去年から引き続いて現場を共に仕切っているエイミーはカナダ人です。留学していると留学生ならではの問題やら不満やらが続出するものですが、私の代では留学生はエイミーと2人しかいないので何かあるたびに愚痴りあったりしています。

彼女はATCであるとともにCAT、Certified Athletic Therapistという肩書きも持っています。アスレティックセラピストはカナダの資格でアメリカのアスレティックトレーニングに似ていますが、話を聞くとATCよりもずっと進んだことをやっています。

CATはどちらかというとPT(Physical Therapist=物理療法士)に近いです。ですからリハビリや物理療法の知識はATCよりもより深く掘り下げているようです。まあ、自分に知識が足りないというのも正直ありますが、それでもよく訓練されてきていると毎回感心しています。

アメリカにおいてATCの立場が狭い問題として、PTのように深いところまでトレーニングを受けていないというところにあります。もちろんスポーツの現場での応急処置などは私達の専門ですからATCのほうが秀でているでしょうが、リハビリの知識などはPTのほうがさらに突っ込んだところまでやっているかなという印象を受けます。もっともATCがもっているリハビリの知識でも十分やっていけますが。

カナダがスポーツ大国でない背景から、カナダのトレーナーの職場が必然的にクリニック(診療所)が主体になるためにCATがリハビリやトリートメントの知識に秀でているようです。私もリハビリに非常に興味があるので彼女がやっているリハビリの方法は、初めてみるものも少なくなく非常に勉強になります。

また名称もいいですよね。アスレティックセラピスト。トレーナーと呼ばれ、頻繁に勘違いされるアスレティックトレーナという呼称よりもずっとエレガントだと思うし、どっちもATだし。いまさら名前は変わんないんでしょうが、-セラピストのほうがずっとエキスパートのような気がします。

ちょっと話を膨らませれば、何でも自分がやっていることに満足してはいけないといえそうです。アメリカにわたってATCになったからといってその道でパーフェクトではないわけです。カナダにはCATがあり、ヨーロッパにはフィジオセラピストというのがいる。日本には針灸や柔整がある。いろんなところのいいところを抽出してより上のATCを目指したいものです。

(01/15/04)