2004年2月28日
「ネット時代の礼儀とは?」
今や私達の生活にインターネットは欠かせないものとなりつつあります。家にいながら世界中で起こっているニュースを瞬時にゲットできたり、ラジオを聞いたり、果てはテレビも見れたり・・・。
初めてコンピューターに触れたのはアメリカに来てからでした。1996年ですから今から8年前のことです。その頃はコンピューターに関しては全くの無知でしたから、ヤフー!の検索でJリーグの結果などが逐一チェックできると知ったときは驚きでした。
今では自分でHPを持ったりしています。しかも2つも。私のページは幸運なことにまだありませんが、よくネットサーフしていると掲示板などが荒らされているところもちらほら見かけます。昔1度だけ荒らしではなかったのですが、批判めいた書き込みを自分のページにされたのを読んだときすごいショックだったのをまだ覚えています。ですから荒れたページを管理している人は凄いと思ってしまう。
ネットの世界は基本的に匿名性が非常に高いです。だから好き勝手なことを出来てしまうのです。例えば面と向かっていれば殴れば殴り返されます。しかし、相手の顔が見えないネットの世界では言ったら言いっぱなし。やり返される可能性がないから無法地帯と化します。
ただ、ネット世界に身をおくならば多少のリスクも背負う必要もあると思います。全てネットに頼るのは人間の危険察知能力を低めるとさえ思うからです(言い過ぎか?)。簡単にいうと、外に出て人と触れ合え、って事なんですが(つながってないですね)。
ホームページ管理人としては自由に表現できる代わりに相手からの防御壁を開放しているという認識も必要かもしれません。自分が聞きたくないレスポンスがあるなら会員制とかにしてしまえば自分を理解してくれる人だけが集まってくるでしょうね。でもそれでは個人ページの魅力が損なわれてしまいます。諸刃の剣ってわけです。
また現代の必需品、Eメールですが、これも手紙を書く手間を省いただけでなく、瞬時にメッセージを送れるというまだに文明が生み出した利器です(また言いすぎか?)。が、手紙と違ってありがたみが薄れてしまっているのもまた事実。最近では少なくなりましたが、渡米した最初の数年は日本の友達から手紙を貰ったものでした。日本にいると気付かなかった、手紙の持つ温かみ、パワー。凄いうれしいんです。Eメールと違い、文面はその送り主の性格が現れていますし、直筆ならではの人間らしさをうかがうことが出来ます。
HPを2つも管理していると不特定多数の方からメールを頂きます。非常にありがたいのですが、中にはちょっとマナー違反なのでは・・・と思うことも多々あります。あまりにもEメールという安易な情報伝達の形を使っているあまり、やり取りが機械的になってしまうのです。例えば、質問に対する答えが返ってきてもそのままだとか、前置きや自己紹介もなくいきなり自分の聞きたいことを書いてくるとか・・・。
誰か特定の人の事を指しているわけではないのですが、もし皆さんの中に「あ、そういえば私そうかな?」と心当たりのある人はちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか?
|