2006年03月10日
「丸10年」(from Mixi)
アメリカはまだ3月9日なんだけど、ミクシィ上ではもう10日ということなので。
3月10日はものすごく思い入れの深い日。
それは1996年3月10日にアメリカにやってきたから。
今年でとうとう丸10年たったアメリカ生活。最初は大学でアスレティックトレーニングの勉強をして、資格とったら日本に帰ろうと思っていた。ところがどっこい、大学を出たら大学院に進み、そのあとも昔は考えもしなかった、「アメリカで仕事」をしながら今日にいたる。なんというジャーニーだろうと自分でも思ってしまう。
振り替えれば1996年3月10日。いよいよ渡米というときにお腹を壊してデトロイトまでの飛行機では何度もトイレに行くはめに。でも隣のシートの日本人の男の子も同じ大学(インディアナ州立大)でアスレティックトレーナーを目指す同い年の19歳だとわかり意気投合。デトロイトの空港ではやっとの思いでコーラのLサイズを買うもそのばかでかいサイズに「これがアメリカかぁ」と先制パンチを食らう。右も左もわからないままインディアナポリスの空港にたどり着き、バンに押し込められてテレホートまで。テレホートに降り立って最初に目に飛び込んできたのが「KAWASAKI」「HONDA」とかかれたバイク屋の看板だったのにまた違った衝撃を受けたのを今でも覚えている。
途中アメリカを離れていた時期も合ったけどあれから10年もたったとは自分でも驚きを隠せない。今年で30になってしまうことを考えればなんと人生の3分の1をアメリカで過ごしていることになる。恐ろしい。そんなことになるとは夢にも思わなかったなぁ。
10年もたった割にはまだまだ成長が足りないところも多い。アメリカに居るから備わったことも多いけど、日本にいないから失ったものも多い。それでもまっとうにやってこれたのはこれまでさまざまなところで出会ってきた人たちのおかげだと思ってます。日本人もそうだしアメリカ人もそう。その他の国の人たちもそう。みんなにありがとうって言いたい。そしてこれからもよろしくお願いします。
でもやっぱり心に浮かぶのは3月10日にともにインディアナ州立大の地に降り立った他の6人の日本人。今ではそのうち2人とは音信不通になっちゃったけどそれでもあの時のメンバーのことは忘れられない。楽しかったことも苦しかったことも悔しかったことも、あの最初の何も分からなかった2ヶ月間を乗り越えられたのはあの6人と一緒にいたからだと思う。「2000年にみんなで箱根に温泉旅行に行こう」という夢はかなわなかったけどいつかまたみんな出会いたいな。
これからどのくらいアメリカにいるかわからないけど毎年この3月10日はその頃のことを思い浮かべることでしょう。 |