2006年03月26日
「自分のことを覚えてもらうことの嬉しさ」(from Mixi)

土曜日からいよいようちのチームの春季練習が始まりました。

ただ練習初日だというのに寝坊して10分くらい遅刻した・・・。考えられん。

そんなこともあって出だし最悪。ま、こんなこともあるかと自分に言い聞かせてみたりして。

昨シーズンが11勝1敗で全米3位ということもあり、練習開始前のメディアの数は凄かった。4勝7敗で終わったあとの昨年のこの時期はメディアなんかいなかったと思うんだけど・・・。(記憶力が薄いので定かではないが)

練習自体は別にどうということはない。これからどんどんぶつかり稽古が増えてくるだろうから、そうなったらいろいろ出てくるでしょう。

そんななか、練習前にはメディアにもご機嫌だったうちのヘッドコーチは、練習が始まると、それでもカメラを回し続けるメディアたちに、

「Get those cameras out here!!!!!!!!」

と怒鳴り散らす。一気に周りの空気が張り詰める。

今日はリクルートなんかもたくさん来ていて、正直邪魔で仕事しづらかった・・・。

さて、昨日ジョーパの話を少し書いたんだけど、やっぱりどこに行っても自分のことを知ってもらえるのはうれしいことですよね。

最近はほかのアシスタントコーチも自分の名前を覚え始めてくれて、なんとなく嬉しい気分。うちのプログラムは全米でも大きなほうだし、関わっているスタッフも多岐に渡る。そんな中自分の名前を呼んでくれる人が増えるというのは、次第にこのチームにも愛着がわいてくるというものです。

基本的にいい人ばかりなので居心地は悪くないし、仕事もプレッシャーはあるもののやり易いとは思う。もちろんどの職場も完璧なんて事は無いだろうから、多少の「???」もあるけど。

選手も100人以上いれば扱いづらい奴も中に入るけど、アラバマやフロリダにいたときの経験からすると、まあそれなりにBehaveする子が多い。

何よりも2年近くいるから人を新たに覚えなければいけないという面倒くささが無い。これって結構重要だと思う。所詮人と人との係わり合いが大きな仕事だから。

今日は2時にはトレーニングルームを出て家に帰る。めちゃめちゃ疲れていたので(寝坊したのに)、家で昨年のOSU対PSUを見ていたら爆睡。6時ごろむくっと起きて散髪へ。

シーズン中は日曜日の午後しか髪を切りに行く時間が無い。街の散髪屋は日曜は閉まっているのでいつもモールの中にある散髪屋に行っています。

今日もその散髪屋に行ったんだけど、日曜日は混んでるのに土曜日のその時間はがらがらだった。

すぐに担当の女の人に呼ばれていすに座らせられる。するとすかさず、

「あなた、ペンステートのフットボールのトレーナーでしょ?」

といわれた。

たまに髪を切っている最中に世間話することはあるから、きっと昔切ってくれた人だったんだろうけど、覚えてもらっていることにびっくり。さらに、

「私の娘もあなたのこと覚えているわよ。試合見に行ったときもサイドラインにあなたをみつけて、『ママ、あの人この間髪きりに来た人だよ』なんていってるんだから。TVでも指差して見つけてたわよ。」

だとさ。

それで思い出したのはその人の娘さんが私のいすの横に座って世間話しているのを聞いていたことだった。あ、あのときの人かって。

ミネソタ戦の時に来たって言ってたから半年前のこと。その後もぺらぺらといろいろしゃべったけど、意外なところで自分を知ってくれている人がいることに少し感動。

おまけに気のせいかいつもの人達よりも丁寧に切ってくれたし(笑)。

そんな些細なことで幸せを感じられるのでした。人と人との交わりあいから生まれるパワーって凄いと思う。いろんな人からパワーをもらって日々過ごせています。

みんなありがとう。(終わり方おかしい?)