2006年04月20日
「フロリダ(南部)万歳」(from Mixi)

北部のペンシルバニアに来てからというもの、南部との生活水準、というか生活上のシステムの違いを思い知らされる毎日です。

南部はなんと言っても物価が安い。その代わりに生活水準は低いような気がする。逆のことが北部には言えます。

最近車のことに関していろいろとやることがあり、そんな中またその南部と北部の違いを改めて感じたのでした。

ペンシルバニアには車検(Vehicle Inspection)があります。これが無いと車を州に登録できない。こんなシステムはアラバマにもフロリダにも無かった。

フロリダでは最初タグ(登録証)オフィスにいって担当の人がマイレージをチェックしてそれでおしまい。エンジンの点検とかは全く無い。更新はお金さえ払えば勝手にタグが送られてくる。

アラバマでは窓口だけで済んでしまった。もっとも、アラバマの場合は5,6年以上前の話なのでひょとしたら現在は少し厳しくなってるかもしれないが。

でもペンシルバニアでは車検をパスしないとタグをおろしてもらえない。まあ当然と言えば当然なんだけど。

通常違う州に住み移った場合、車の登録(タグ、ナンバープレート)も移動先の州に変更しなければいけません。が、フロリダからペンシルバニアに移り早1年半。私の愛車、シボレー・コルシカは未だにフロリダゲーターズのロゴがばっちり入ったプレートを付けております。本当は当の昔に変えてないといけないんだけどね。

何で変えてないかというと、我がコルシカが車検をパスできないことが目に見えているからなのです。昔カーショップで見てもらったときに出してもらった修理の見積り額がとんでもない額で、1995年製のコルシカにそんなお金を費やす価値があるとはとても思えないのです。だから今後新しい車を購入するまではできるだけフロリダプレートでいたいなと思っていたんです。

現在のフロリダのタグが今年の5月で切れるのですが、これをどうやって更新するかと考えていました。思いついたのが現在登録されている住所(もう誰も住んでいない)を友達の住所に移してからオンラインで更新の手続きをして届いたタグシールをその友達にペンシルバニアへ送ってもらおうと。

でオンラインで住所変更ならびにタグの更新を試みたのです。やってみると住所を変えるのはメーリングアドレス(手紙の送り先の住所:実際住んでいる場所の住所とは違うもの)だった。だったらいっそのことペンシルバニアに直接送ってもらおうということで住所はペンシルバニのものに変更することに決定。

しかしオンラインで更新するのに自分のアカウントにログインするためにはフロリダの免許証ナンバーが必要だったのです。さすがに免許証はペンシルバニアのに変えてしまったし、その際フロリダの免許証は取り上げられてしまったので手元に無い。でも運良く昔とっておいたコピーを発見しいよいよログインしようとしたときでした。

ふと免許証の有効期限を見てみると、なんと去年で切れているではありませんか!!!これはまずいなぁと思いながらもまあ一か八かその番号でログインしてみるかと恐る恐る番号をタイプする・・・。

するとどうでしょう、なんと有効期限が切れた免許証ナンバーでログインできてしまったのです。でそのまま怪しいと思いながらも手続きをオンラインで済ましてみました。

したら待つことたったの2日。ちゃんとタグのシールが送られてきてしまいました。なんといういい加減さ!!! 有効期限が切れてる免許証ナンバーでログインできてしまうわ、車の点検もしないでタグを更新できてしまうわ、このアバウトさがなんとも最高。

一つの例だけど、こんな感じで南部は生活上のシステムが甘かったりする。そんないい加減さがたまらなく大好き。

でもやっぱりタグはペンシルバニアに変えないといけないですねー。内緒にしといてください。