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土筍凍


土筍凍

99年の暮れ、24日から27日まで廈門に行ってました。 相棒の目的は「土筍凍」を食べること。土筍凍とは廈門名物の小吃です。 香港ではめったに食べられない上、廈門での値段とはひとけたちがい、 かつ廈門で食べるほどおいしくないので、相棒はめったに食べません。

土筍凍とは「土筍」の煮凝りです。大ぶりの杯程度の器に入れて固められ、 ぷっちんプリンのように器からはずされたた土筍凍を一瞥すると、 半透明の煮凝りのなかに土筍がいくつも浮いているのがよく見える…

これに香菜、香りの良いからし、唐辛子醤、大根の酢漬けなどをお好みであえて 食べるのであった。ゼラチン質が歯ざわり心地よい、らしく、 大皿にこれでもかと盛られた土筍凍は、夏のおもてなしに最適、らしい。 私は食べてないけど。

さて「土筍」とは、なにかというとこれが「海生の環形動物」、平たく言えば 「海みみず」。

(がーん。)

赤ん坊の手の指ぐらいの太さと長さの、漂白されたように白いみみずを 想像していただければまず間違いない。 「土筍凍」とは、この「土筍」の煮凝りのことなのであった…。

(がーん・・・)

想像してくれ。半透明のなかに海みみずがいくつも浮いてるねん。 ゼラチンの歯ざわりはプリプリ、土筍の歯ごたえはプチプチ、らしい。

(がーん・・・・・・・・)

相棒は廈門での四日間、これを食べて食べて食べつづけ、 朝起きるとまずタクシーを拾ってお気に入りの屋台に乗り付け、 朝食昼食夕食後のデザートにかかさずまた食べ、 食間のオヤツに食べ、晩酌のサカナに食べた挙句、 重箱のようにでかいタッパー二つ分(人民元100元分)買いこんで、 香港までお持ち帰りしたのであった。

(がーんがーん・・・・)

で、今我が家の冷蔵庫は「海みみずの煮凝り」がどっさりしまいこまれていると いうわけです。

(がーんがーんがーん・・・・)


土筍凍の画像はこちら 廈門旅遊局サイトの画像へどうぞ。コレガ土筍凍ダ!



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