Madrasah of Salar & Sangar
サラーとサンガルのマドラサ
13世紀初頭のマムルーク朝時代に建てられた。左手のドームがサラー、右手のドームがサンガーの墓。
サラーは戦争捕虜となり奴隷として売られてきたモンゴル人、サンガルは小アジア(現トルコ)の出身でともにアミール(武将)として高い地位にあった。
バイバルスやナスルモハメドの時代、政争、陰謀の絶えなかった中で二人は無類の親友あり、そのことがもとで妬みや疑いをかけられることも多かった。
サラーは野心家で政争にもかかわったが、サンガルは職務に専念するタイプだった。
サラーはナスルモハメドに陰謀の疑いをかけられ投獄され獄中死した。サンガーは彼を手厚く葬りずっと後に隣の墓に入った。サンガーのドームはサラーのものよりもやや小さく彼の人柄が現れている気がする。
Sayyidah Zaynab Cairo
カイロ市サイダザイナブ