Shafei Mosque
シャファイモスク
イマームシャファイは8〜9世紀に、イスラム四大法学派の一つ、シャーフイー派を興した人物である。
パレスチナのガザ出身で、彼自身は同じく四大法学派の一つマリーキー派の創始者に師事し、彼の門下から
同じく四大法学派の一つハンバル派の創始者のハンバルが出た。
晩年にフセイン(予言者モハメッドの娘婿であり第四代カリフであるアリの息子)の曾孫ナフィーシャ(同じく庶民に慕われ彼女にちなむモスクがある)とともにカイロに移り亡くなった。
写真のモスクは19世紀にタウフィック王が建てたもので、裏手に12世紀にイスラムの英雄サラディーンが建てた墓廟がある。
サラディーンがカイロを支配下に治めたとき、前ファティマ朝はイスラムシーア派を掲げる国であったため、教義をスンナ(正当派)に戻すために、手始めにここにマドラサとイマームシャファイの墓を建てた。
以来、何回か増改築が行われた。
al Kalifah Cairo
カイロ市カリーファ