Day11.Sep12
雲一つない快晴で気分は最高。午前中、私のElikeとEnesはSiegfied&Roiのショーのチケットを買いに行った。かなり高いけれど、折角来たのだから楽しまなければ損だ。それから、AgnesやHolgerたちみんなで一緒にNYNYのローラーコースターManhattan Expressに挑戦した。例の如くThorstonは荷物持ち。このローラーコースターがかなり面白かった!それからもみんなでExcaliburに行ったりと、色々歩いて見てまわった。
3時に一旦ホテルで集合して、今度はバンに乗って少し離れたアウトレットへ行き、ショッピングを楽しんだ。夕食は、ピラミッドの形をしたLuxorのビュッフェ。Julieのお兄さん一家も合流して、私はHeiko・Julieと、お兄さん一家と一緒のテーブルで日本語も交えながらおしゃべりを楽しむことができた。
コミュニケーションや言葉の話になって、私はドイツやオランダ人のみんなが問題なく英語を話すことに感心したことや、自分は実を言うと時々Heikoが何を言っているのかわからないときがあると打ち明けると、当の本人のHeikoが「俺も」と言うのでかなりおかしかった。Julieも「ユミコが今までアメリカに来たことないなんて信じられない。発音も良いし、ツアーが始まった頃よりも断然上達したよ」と褒めてくれてとても嬉しかった。ただ、Heikoが「俺は今までツアーで英語を使う日本人なんてお目にかかったことがないから驚いたよ。日本人は大抵英語が話せなくて打ち解けられない奴が多いからな」と言うので、Heikoらしい極端な表現とは思うものの、嬉しい反面、やはり日本人の英語力やコミュニケーション能力に関してなんとなく軽蔑しているように感じてショックだった。英語が話せなくても楽しめるし、みんながフォローしてくれるというのは実際建前であって、その人のパーソナリティーを満足に表現できるだけのコミュニケーション能力と、表現する手段としての英語力がなければ、事実、誰もその人を魅力のある人として興味を示してくれないというのが本音であると実感した。HeikoもJulieも私を褒めてくれたけれど、私は決して英語が完璧ではないし、オランダ人のAgnesじゃないけれど、かなり自己流の英語でも恥ずかしがらずに容赦なくしゃべっているだけだ。必要なのは、言葉以上にコミュニケーション能力なのではないだろうか。Holgerはメンバー1のひょうきん者でみんなから愛される欠かせない存在なのだが、彼の英語はドイツ訛りがひどくて彼の話を聞き取ることは私にとっては一苦労なのだが、なぜか私には彼の伝えようとすることは確実に伝わるし、一緒にいて笑いが止まらないほど楽しいのだ。これは彼のパーソナリティーとそれを表現するコミュニケーション能力以外の何ものでもないと思う。これは私にとってはとても大きな発見だった。Heikoは日本人は面白味がないような言い方をしていたので、「日本人は穏やかで優しくて謙虚なところがあって、それが変に裏目に出てしまっているのかもしれない。私は、そういう日本人らしい気質が日本人の良い所だと思っているけれど、国際交流の場では、そういう気質も含めて積極的に表現して、自分達がそういう文化を持った人間なのだということも理解してもらう必要があるんだろうね。」と言うと、JulieもHeikoも「そうなんだよ。みんな絶対に自分らしさを持った面白い人間のはずなんだから、それを見せないと。」と言っていた。なんだか私自身のこととしてとても考えさせられた。
夕食後、私とElikeとEnesはショーを観に行った。テキーラ・サンライズで、かなり良い気分になりながら、エキサイティングなショーを楽しんで大満足でラスベガスのナイトライフを堪能した。
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