4月4日 火曜日 みり の由来
妊娠中に周りの人からの質問で一番多かったのは「男の子?女の子?」 でした。 超音波検査で女の子と聞いていたのでそのとおり答えると次にくるのは必ず「名前考えた?」でした。 でもいっつも「名前はまだ」って答えてた。 名前は生まれたときに一番に赤ちゃんに呼んであげたかったから。 ダーリンと二人で「生まれるまで内緒」の協定を結んでてん。
実は名前は妊娠7ヶ月くらいにもう考えててん。 ダーリンと二人で一生懸命考えた。
私は面倒くさがりなので色々悩むのがいや。 占いも嫌い。 だから画数とかは一切見ない事にしてん。
だってそういうのって一つの本ではいい画数でも違う本で見ると悪い画数やったりするやん?
それから私達夫婦は外国に住む日本人。だから「日本語でも英語でもおかしくない発音の名前」を探しててん。
だって二人とも日本人やのにイングリッシュネームと日本名の二つつけるんも変な話しやし、二つもあるとどっちで呼んだらいいんかわからへん。
日本名で呼ぶのは日本の両親だけになりそうやし。
そこで最近の子供の名前とか名前に使う漢字を見てみたくて「たまごクラブ」の付録の「名前決定版」みたいな本を唯一の参考としてん。
でもその本を読んでたら色んな事が分かった。 私達の名字は「楳村(うめむら)」て言うんやけどそしたら名前に植物とか季節に関係する漢字を使ったらバランス悪くなるねんて。
例えば「楳村 楓」とか「楳村 渚」とか。 季節が名字と名前でちぐはぐになるやん?
それに植物や花の名前って「木へん」が多いねん。 名字ですでに二つも「木へん」があるのに名前にも木へんが入ると画数多くなるし
子供が自分の名前書くときに大変なんちゃうかなとか思ったり。
私は女の子だったら「ハンサムウーマン」になってもらいたくって 「凛」
とかもう少し日本的に「凛子」とかの名前がよかってん。 でも「凛」と言う漢字を漢和辞典で調べると「冬の寒さ厳しい様」とかって書いてんねん。
あちゃー!! これにも季節が入ってた!! しかも 「楳村 凛」 ってメモに書いてみたら凄いバランス取り難い。
体操服とか運動靴とかに上手に名前書いて上げられへんわ。 最後までこの名前は有力候補やってんけど
泣く泣く断念。
で、なんで「みり」になったかというと たまたま名前の話しをしていたときに見ていた日本の雑誌に岡田美里さんの写真がのっててん。
まちゃあきの奥様、岡田真澄の娘。 私あの人凄い好きなんよね。
きれいだし品があるし。 「みり」って言う響きも凄いいい。 それになんてったって赤ちゃんが生まれるのは2000年
Millenium!! 実はシドニーオリンピックのマスコットってのがいて(かわいくないねんけど)、それぞれ
カモノハシの「Syd (シド)」、ハリモグラの「Millie (ミリー)」それから笑いかわせみの「Oly(オリー)」
やねん。 2000年にオリンピックのあるシドニーで生まれる、って事でこの名前、すっごくいいんちゃう?
てダーリンと二人で盛り上がった。
それで「みり」 に当てはめるいい漢字を探しててん。 でも
「梅の村の美しい里」とか、「梅の村の実る里」とか、なんか田舎っぺ臭い名前にしかならへん。
煮詰まっていた所で考え直した。 漢字ってのは中国人だって使ってる。
赤ちゃんは日本人や。 それやったら日本人しか使わへん ひらがな でいいんちゃう?
となった訳です。
かくして「みり」の名前はその後私達二人の間で密かに暖められ、無事3月3日 「みり、こんにちは」とキッスの嵐を浴びせたのでした。