7月5日  パスポート


本当はこの写真を使いたかったなぁ。
 

やっと作ったよ  みり のパスポート。
大変やたわ。  前にかいたように Millie の綴りで 表記してもらうのに 外務省宛てに お伺いの手紙を書かなあかん。 なんて書こう?  って考えた挙げ句、結局 「出生証明書も 健康保険もMillie の綴りやし パスポートが違う綴りやと今後なんか不都合が起こるかもしれません。  お願いします。」みたいな内容にしました。  他に書きようないし。  それから また大変なんが 写真。  赤ちゃんやからさぁ、 写真やさんの一発勝負ではぜぇーーーーたいに いい顔取られへんわ。 これは自分らで写すしかないわ。  さぁ、どうしよう?

まず  うちの母親が香港のお土産にって送ってくれた 刺繍のしてあるカワイイ お洋服に着替えさせた。  それから くぅちゃん の日記に書いてあったように 私の片足を出してそこに座らせ、後ろから支えててんけど 何回写真撮っても 顔が下向きになるねん。 そのうち よだれが出てきて かわいいお洋服が濡れてくる。  ティッシュを片手に もう片方の手は みり を支え、自分が写らんように体をのけぞらせて離れる。  まるで ツイスターゲームをしてるようや。  もう、腰痛いし まだ?  ええ写真撮られへんのぉ?
ダーリンもイライラしてきた。  「えぇい!!  こんなんで 写真とれるかぁ!!」と言い出し、急に ベットの上に枕2つ置いて白いタオルケットをかけ、そこに みり を座らせた。  枕は柔らかいので その中に沈み、もたれ、 なんとか みり 一人でも座ってられるねん。  なんやー  こんないい方法があったんやぁ。  なんで最初っからこうやって撮らんかったんよぉ。 えっ?  私のせい?   まぁ、いいやん そんな事忘れて。    みり、 ほら 笑ってごらん!!  お写真撮るよぉ。

何でか知らんけど この写真を撮るのに 夜寝る前の1時間と 朝起きてからの1時間 合計たっぷり2時間も費やした。やっと写真撮れたので 現像にだそう。

そして お昼。 現像してもらった写真を見て見ると・・・  写真やさんのお姉さん、気を利かせてパスポート用のサイズに切ってくれてたらしいねんけど その顔 よそ見とうやん。  20枚ほどもあるおんなじ様な みり の顔やけど 中には真っ正面見て かわいい顔してるのあんのに なんで よそ向いとう写真を使うんやろ?  ようわからん。 でも お姉さんはみり がかわいいからと みり の 居眠り写真を サービスで大きく引き伸ばしてくれとった。  よだれ垂らしとうやつ。(かわいないやん。)  結局 お姉さんの用意してくれた写真は やめて 真っ正面向いてるかわいい写真を使う事にしよう。 と 正面向いたのを 2枚選んでパスポートサイズに切って持っていった。

さて、領事館。  申請用紙に 非ヘボン式表記申請用紙、外務省宛てのお手紙、それから写真。 抜かりなし!!
「お願いします!!」と勢いよく出したのに・・・・・   なんでぇ−−−−−−−−−−−−−−−−−−!!!
写真は 全く同じ物(焼き増ししたもの)を2枚でないとあかんねんて。  私が用意したのは2枚別々のネガのものやから駄目ですやって。   なんでぇ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−!!!
結局 あの 写真やのお姉さんが 用意した よそ向いとう写真を使うしかなかってん。 
ちょっと!!  誰がわるいんよぉ!!    だいたい おかしいと思わへん?  なんで よそ向いとう写真 をパスポート用に切ったりすんのよ。  それしか無かったんやったらしょうがないけど ちゃんと正面向いとう写真だってあんのに。
あー・・・・・・  私達のあの努力は 全く報われなかったわ。

かくして パスポートは出来上がり、  名前は カッコ付で Miri (Millie)  と表記され、  ちょっとよそ向いた みり の顔が写っております。  でも ダーリンは よそ向いた顔よりも 自分が代筆した みり のサインが へんやとしきりに気にしていました。  5年後 パスポートを更新するときは みり は自分で名前書けるんかな。   まぁ、その時は心配せんでも ちゃんと前見て写真とれるでしょう。
 
 


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