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プロポリス〜その不思議な薬効の巻
草莽工房庵主敬白
実は最近、体調が思わしくなく、身体が熱っぽくだるく疲れやすくて困っていた。
医者に行っても原因がよくわからない。
そうこうするうち、ブラジルの親戚の強い勧めがあり、天然の抗生物質といわれるブラジル産の「プロポリス」を試験的に飲んでみた。すると、どうだろう。途端に、非常に体調がよくなり風邪もひかないようになった。病気に対する身体の抵抗力が強くなったような気がする。
私は、これまで民間薬的なものは、あまり縁も興味も無かったのだが、このプロポリスの薬効は衝撃だった。そこで少し研究してみることにした。
プロポリスは、ミツバチが蜂の巣内の雑菌の繁殖や腐敗を防ぐために作る物質で、古くから人類に使われていたらしい。
エジプトでは、王のミイラの腐敗を防ぐために、蜂の巣を用いていた。これはまさにプロポリスの効果であると考えられる。
その後、ギリシャの歴史学者ヘロドトスや哲学者アリストテレスはプロポリスについて記述しており、当時、傷・腫瘍や炎症に対する治療薬として利用していたようである。もともと、プロポリスの語源は、古代ギリシアの、都市(=ポリス)を防衛するという意味である。
他に、古代アッシリアにも記録があるし、6世紀頃のアラビア人でもプロポリスが浄血のために使用されたという文献がある。
最近では、ハンガリー、チェコスロバキアなどでの東ヨーロッパを中心に商品化されており、ヨーロッパでは割とポピュラーなものである。
現在、産地としてはブラジルが有名である。これは、自然環境とミツバチの種類の関係で、非常に良質なプロポリスが採れるからである。
プロポリスの抽出液は、これがまた臭い。腐敗臭ではないが、独特の形容しがたい悪臭とひどい味で、我が家の猫も非常にいやがるほどだ。
また、プロポリスが容器や手につくと膜をはり、台所用洗剤では取れないほどの強烈な粘着力で、非常にやっかいである。最初は悪評プンプンのプロポリスであった。
いろいろ試した結果、牛乳に溶けることが分かったが、私は生乳では下痢をする体質なので、もっぱら熱いスキムミルク(脱脂粉乳)に溶かして飲んでいる。口に含むと、カッと熱く感じ、抵抗がある。青汁じゃあないが、ほんとに不味い!
私は最近ようやくその臭いと味に慣れたが、多分、最初からこれを好む人はいないだろう。ところが、このプロポリスを風呂にまで入れて愛用する人もいるというから驚きだ。多分、私はそこまで行かないだろうが・・・
しかし、いったいプロポリスの薬効の仕組みはどうなっているのだろう? つまり、何故プロポリスは効くのか? その辺が、私はまだ納得できない。
何冊か本を読んでみたが、薬効実例や体験談は多数あるものの、科学的なメカニズムについては、はっきりしない。
フラボノイド類が大量に含まれているのは間違いない。だが、それならフラボノイドをそのまま薬としたほうがよいはずだ。それだけでは、プロポリスの薬効は説明できない。
本の事例などによると「癌」に対しても効果があるそうだが、私自身はそこまでの事例に具体的に出会っていないので、制ガン剤としての評価は差し控えたい。
ただ、腫れ物や化膿に効果があるのは間違いない。これは私自身が体験している。市販の軟膏では全く効かなかったものが、プロポリスを服用すると腫れが引くのである。特に化膿した傷口に塗ると大へんいいようだ。
また、身体の抵抗力・免疫力が増すのも私は実感している。ストレスに効くというが、これは、はっきりとは分からない。ただ、経験的にはプロポリスを服用すると深い睡眠がとれるようである。
こうした、プロポリスの薬効をまとめると、抗菌・抗ウィルス作用、抗炎症作用、免疫力増強作用そして活性酸素消去作用ということになるだろうが、詳しいその仕組みは分からない。
さまざまな病的な疾患に顕著な効果があるので、天然の抗生物質と言われるわけだが、ペニシリンやストレプトマイシンなどの精製された抗生物質のような「副作用」はない。このあたりは、もう一つ特筆すべき、プロポリスの非常に優れた点である。
思うに、ミツバチが蜂蜜を採取するに際、抗菌作用のある植物の成分を取り入れ、それをもとに巣の腐敗や伝染病を防ぐ新たな物質をつくりだしてきたのではないだろうか。フラボノイド類の抗酸化作用や抗炎症作用を中心に、さまざまな物質の組み合わせで、副作用もなく極めて優れた効果を上げるようになっているのだろう。おそらく、それこそ、ミツバチが天然の雑菌と1億年近くかけて戦ってきた成果なのだろう。
残念ながら、私の能力ではこれ以上のことは分からない。
より詳しい、プロポリスの効果のメカニズムを解明された方がおられたらゼヒ教えを乞いたい。
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