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実力派女性ソロヴォーカリスト隆盛の巻

ワガハイ敬白


ワガハイの写真 音楽聴くのが趣味の猫のワガハイです。草莽工房の居候です。
庵主様がMP3に凝って、四六時中、音楽をかけっぱなしなもので、猫のワガハイもすっかりJ-POPにはまってしまいましての。まあ、なんでもかんでもの庵主様より、いささか音楽に関してはうるさいワガハイのつぶやきをお聞き下され。

最近のJ-POPシーンでは、実力派女性ソロヴォーカリストが増えて、にやりとしているワガハイです。良い時代になりましたなあ。アイドル系の嫌いなワガハイとしては、(とは言うものの、ZARDとhitomiは好きでおましたが、へへへ・・)、ようやく時代が追いついてきたもんだと皆に大きな顔をしておる次第です。

まあ、これは多分に宇多田ヒカル様のおかげでしょうな。
ありがたや、ありがたや。神様仏様宇多田ヒカル様へへーっつ!

え? 宇多田ヒカル以外にどんな歌手がいるかって?

MONDAY満ちる、杏子、chara、UA、Misia、Cocco、Bonnie Pink、椎名林檎、井出真理子、Sugar Soul(AIKO)、Silva、bird、SAKURA、ACO、Tina、aiko、小柳ゆき、wyolica(azumi)、CHIHARU、Silk、KAANA、PUSHIIM、柿原朱美、MIO、mimi、嶋野百恵、SHOULEE、露崎春女、Akiko、尾藤桃子、櫛引綾香、MerryMerryMary、JENKA、勘解由友見、YUKIE、朝日美穂、 傳田真央、つじあやの、Cyeyenne、DOUBLE、ELI、ZOOCO、ADVANTAGE LUCY、AH、m-flo(lisa)、カリン、MINAMI、Crystal Kay・・・・

椎名林檎やm-floが入っていることに異論のある方がいらっしゃいましょうが、 ワガハイは心が広いんで、あまり枠を狭くしたくないんですよ。
このうち、どれだけご存知ですかな? そしてどのアーティストがお好きですか?
ワガハイは、この中では、今はbirdが好きですね。
詩と曲に独特のリズムがあり、スーッと心にしみます。いいですのう!
皆様、もし、まだお聞きでなかったら、ゼヒおすすめしますゾ。

彼女たちのことを、J-R&BとかDIVAとかクラブ系とか 横文字女性ヴォーカリストとかいろいろ決めつけて言う人もいますが、 そういう風に彼女達を分類してしまうのは、少し違う気がします。

彼女たちの中には、○○歳のオバさん(?)から13歳の子ども(Crystal Kay)までいますし、美人もいればイマイチの人もいます。独身の人もいれば結婚して子持ちの人もいます。学生もいれば風俗業経験者もいます。まあ、さほど、そういうことは関係ないんですね。
それよりなにより、まずヴォーカル指向で「歌」で聴かせるということ。歌唱力というのが条件ですね。
あと、しいて共通点を挙げれば、彼女たちがリアリティーのある自分の言葉で表現していることと、雰囲気として洋楽ファンをも納得させる曲を歌っているということでしょう。

クラブ系というのも、洋楽がクラブ音楽の主流であるということもありますが、何より歌が上手くなければクラブ歌手として通用しないんですね。UAなんかその典型ですが、Misiaや宇多田ヒカルとなると、もうそこを経由していないんですね。歌の上手い子が、プロデュ-スされて出てきた。

それが宇多田ヒカルの超大ヒットにより、 「これは女性ソロがいける!」というレコード会社の戦略と一致し、やたら巷に女性ソロヴォーカリストが満ち溢れることになったわけです。

確かに、一昔前のアイドル全盛時代なら、 一部のマニアックな音楽ファンにしか聴かれなかっただろう歌手たちですね。
おかげで、少なくとも音程をはずす女性歌手はいなくなりましたね。 日本の音楽シーンも進化したものじゃとワガハイは喜んでいます。
ただ彼女たちも、いささか過剰供給気味で、今後淘汰されていく段階になることはやむを得ないでしょうが、一つの大きな流れを形作ったことは間違いないですね。

それにひきかえ、男性陣はどうでしょう。
あいかわらずバンドかジャニーズ系グループ全盛で、 確かにラルクのように聴きこめば中身のあることがわかるのもありますが、 やはり彼等の人気はアイドルっぽいミーハー熱が根元にあるんですね。

ヴィジュアル系という言葉が男性に対して使われることが示しているのは、 J-POPでは、女性より男性が「見かけ」を重視されるという不思議な現象です。
斎藤和義とかスガシカオなど数少ない個性的ソロボーカリストはいますが、 女性ヴォーカリストたちのような豊かさはないですね。

何故でしょうね?

ワガハイが思うに、一つは 「現代は女性の方が表現者たり得る。」 ということです。
ワンパターンな男性の生き方に対して、 ある部分では抑圧され、ある部分では突出している女性の人生のほうが、振幅が大きく、 これからの社会ではドラマチックなんですね。
最近のトレンドは、ほとんど女性から発していますね。

それから、旧来の女性アイドル系が滅んだおかげで、プロデュースする側としても、女性歌手に関しては音楽性を前面に押し出すことが主流になったというのが大きいのではないでしょうか。
同性=女性にも受け、広い世代にも受けるのは、アイドルっぽくない方がいいし、若い男性にも、親衛隊とかミーハー的なファン形態がほとんどなくなりましたからね。
(ワガハイの飼主の庵主様も、大人の男性としては、良い歌だが内田有紀の「楽園」や松たか子の「月のダンス」を買うのは気恥ずかしく、ましてや深田恭子はちょっと・・・。ところが、Misiaの「忘れない日々」やCoccoの「ポロメリア」を買うのは正々堂々というか全然抵抗がないと言っております。)

彼女たちは、そうした新しい時代のあり方を体現しているわけです。
その表現方法は、椎名林檎のように過激なものから、 birdのようにソフィスティケートされたものまで、各人の個性により様々ですが、 彼女たちは淡々と極めて音楽性の高い作品を、ストレートにヴォーカル指向の スタイルで紡いでいくのです。

それは、もはや他人のためのメッセージソングではないのです。
渡辺美里や大黒摩季のように「頑張ろう」と大声で歌うものでもなく、
ZARDや岡本真夜のように「負けないで」と励ますものでもありません。
もうそんなことは分かっているのです。
自立した自分の中身を作り、練り上げて、音楽性豊かに表現する時代に来ているのです。

そうした傾向は従来型の歌手にも影響を及ぼしていますね。小室哲也プロデュ-スから出発したhitomiにしても、沖縄インディーズから出発したKiroroにしても、今やもう、同じような所に立っていますし、浜崎あゆみも、そうなりつつありますね。


いやあ、これからがますます楽しみなJ-POPでありますなあ。



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