さて、時はちょいとさかのぼって夏過ぎ、
たま(夫)さんの実家浜松からの電話で・・・・
「そういえば、Y村さんのとこは幼稚園の願書提出
並ぶんだってよ、かよちゃんは大丈夫?」
Y村さんとは私も面識のある浜松の会社の人である。
Y村さんのお嬢ちゃんとうちの娘は同じ産婦人科で1週間違いで
生まれたのだ。
なに?並ぶ?とな?
うちの近所は子どもが少ないのでそういうのとは無縁ですよねぇ
という話しをして、浜松は大変ですね〜と話したり。
ある時は公園で
「神奈川のうちが前いた地区は子どもが異様に多くて
徹夜で並んでも入れない子がいたよ」と友達。
なに?徹夜?とな?
な〜んか、たがが幼稚園入園に大騒ぎだなぁ。
ちょっと私はついていけないわというか人ごとのように思ったり。
決めた幼稚園は去年も希望者すべて入園したみたいだし、
子どもは少ないし、楽勝楽勝。
と、のぞんだ幼稚園説明会。
定員のところに「50名」との数字が。
去年は80名くらい入ったというし、目安の数字なのかしら?
と思いながら説明会にきている親子を勘定してみると
「?100人くらい。いる?」
ま、年中さんから入るのもいれるとそんなものなのかもね。
そうそう、去年は80人入ってるしね。
当日は11時頃いけばいいかなぁ(受付開始は9時)と
のんびりの〜んびり提出の日を待っておりました。
ところが
願書提出を明日にひかえた公園で
「ちょっとちょっとぉ。去年多く入れすぎたから今年は
50人きっかりだってよ」
「いつも大々的に募集ポスターが貼ってあったお店に
今年は貼ってないよ、20年来初めてだってよ」
「ひょっとして9時につくように行ってもだめってこと?」
なぬっ?!
「8時台っていったらうちの団地ってば超車混んでるじゃんよ」
「明日雨じゃん!雨ふったら車もっと多いよ!」
「雨のなか?早朝に?子連れで?並べってかい?」<語尾上げ嫌いだけど
と、入園をひかえた母4人はパニック状態。
家に帰ってもそわそわして、とりあえず幼稚園まで行ってみることに
「9時までにくれば大丈夫と思います」
「9時ちょうどに来られるとちょっと保証はできない」
「7時から幼稚園は開いておりますから」
はっきりしない返事の園長先生。
これはやばい。
入園できなかったら1年棒に振るわけだ。
入園させる気まんまんで、いきなり「定員切れです」で入園できなかったら
なんだか情けないではないか。
相談した結果7時半に幼稚園に到着するように行こうということに
決まった。
ひょっとすると、私たち4人ぽっちりバカみたいに待つことになるのかも
しれない。
それはそれで笑い話ですむならいいではないか。
明日一日のことで1年棒にふるより断然よいではないか。
母さんはがんばるわよっ!
当日、たまさんが有休をとってくれ、雨の中子ども達を連れていかずに
7時半に幼稚園到着。
受付においてある番号札はすでに30番台でありました。
外で待つのかとおもったら母親コーナーという談話室のようなところで
暖かく待つことができた。
子どももいないそれぞれ独り身での2時間半、慣れない身軽さのおかげで
眠くなりながらもなんとか無事願書を受理してもらえました。
後日の懇談の結果、無事入園も確定です。
でも、番号札があるなんて園長先生これっぽっちも言ってくれなかったじゃーん。
番号札を取りに来て一旦家へ戻った人がほとんどだったようだ。
そうと知っていれば前日あんなに大騒ぎしなかったのに。ぶぅ。