鈴ちゃんと奈菜ちゃん 2


今度は、ボディーのチェックをしてみましょう。

基本的な構成は変りません。顔の取り外し、腕の前後への回転、股関節の開閉、膝・肘の少しの曲げ伸ばしと 奈菜ちゃんと同じです。表面材質も顔・胴体がラテックス。手と足がソフトビニールです。

鈴ちゃんの改良点は、機械的には顔の接続の方法と股関節の固定の方法が変更です。 顔はネジ式から磁石式。股関節は差込式からはめ込み式に変更されています。

さらに感触的な改良点は、胸廻りの造形がよくなっておちちも柔らかくなりました。これで上に乗ってもおちちのとんがりで 痛い思いはしなくてすむでしょう。同じようにお尻も造形と柔らかさがよくなっています。


鈴ちゃん

奈菜ちゃん

鈴ちゃんの首のジョイントは、それまでのネジ式に変って磁石式が使われています。 顔の方に丸い磁石、胴体の方はお皿が付いています。 磁石式の良いところは、顔を傾げることが出来る事と取り外しが簡単になったことです。 着せ替えや収納する時にすばやく外せます。

しかし、磁石が強力過ぎて外すのに結構力が必要です。 顔を後ろの方に押し付けて外しますが、本当に首を折る位の力が必要です。手の不自由な方には辛いかも知れません。 顔の内側にもラテックスが張られていますが、顔を回す時の首との摩擦ですぐ剥がれるでしょう。写真でも少し、剥がれています。 しかし、ここは剥がれも問題ないでしょう。

奈菜ちゃんのジョイントは固定されたネジ式ではなく、フレキの先にネジが付いているネジ式の改良タイプでした。 顔を傾げるためですが、フレキのために胴体のメスネジにうまく入れるて固定する事が難しいです。なかなか固定できずに 時間だけ過ぎちゃうことがよくありました。 また、首の開口部がそんなに広く取られていないのであまり、傾げる事はできませんでした。 固定する意味ではミカちゃんたちの固定ネジ式の方が優れています。


鈴ちゃん

奈菜ちゃん

次は、胸です。
鈴ちゃんの99年モデルの新しいボディーは、97年モデルの奈菜ちゃんとは「おちち」と「おしり」の柔らかさが格段に違います。 おちちとおしり部分には、他の胴体を作っている硬質系のスポンジではなく、ソフトなウレタン系材質が使われています。 その材質が奈菜ちゃんより鈴ちゃんは柔らかい物に変ったんでしょう。他のユーザーの報告では、すでに98年モデルから 柔らかくなっているとの情報もあります。

材質が違うための胸の廻りの段差も鈴ちゃんの場合、ほとんど解りません。確かにおちちの横を見るとラテックスの下にスジが あることは解りますが、正面からは奇麗な胸をしています。

表面のラテックスの皮膚は一体成形なんですが、胴体の硬質系スポンジと ウレタン系のおちちとの継ぎ目が奈菜ちゃんの場合は、はっきり出てきてます。


鈴ちゃんと奈菜ちゃんの肩

鈴ちゃんと奈菜ちゃんの手

肩と腕に関しては、改良されていません。脇が開かない構造なので、着せ替えやエッチの時にどうしても 脇に負担をかけてしまいます。そして腕の方にその影響が大きいようです。

胸の所の二人の写真を見るとそれがよく解ります。奈菜ちゃんの左肩が鈴ちゃんより大きく開いています。 腕を曲げたり、伸ばしたりしているうちに腕の金具が皮膚より外に出てしまい、胴体と腕との境が広がってしまうのです。 鈴ちゃんの肩も開いてくるでしょうね。

2000年モデルには改善して欲しい個所です。


鈴ちゃんと奈菜ちゃんの足

二人の足を外した

胴体の構造で首の他に足の接続機構の改良もされています。
奈菜ちゃんでは、足の金具を大腿部の金具に挿して回して抜けないようにしていました。 金具を挿す時は、大股開きの状態です。 回して抜けない位置に持ってくると座ったような両足を揃えたようになります。

鈴ちゃんも大股開きで入れて、回して抜けないようにする事はいっしょですが、 胴体側の金具に足側にある金具をつかむ機構が追加されました。そのため、足側の金具にホゾのようなへこみがあります。

この改良によって足は開いたり閉じたりしても抜けることは無くなりました。逆に足が外れにくくて困る位です。 胴体側で金具をつかんでいるのでそれを抜き取るためにかなりの力を要します。体の不自由な方には外せないかも。

この股関節の部分は、一番動きが激しいために足と胴体が擦れて肌荒れを起こします。肌荒れの軽減のために鈴ちゃんの 足の内側には柔らかい布が張られています。しかし、肌荒れは防げないでしょうね。


鈴ちゃん

奈菜ちゃん

最後は、お尻です。
お尻も胸と同様に鈴ちゃんでは、境目は解らなくなっています。更に形もよくなっているように見えます。 奈菜ちゃんのお尻は胴体に取って付けたように盛り上がってますが、鈴ちゃんのおしりは、奇麗な膨らみになっています。 お尻に関しては99年モデルからの改良のようで98年モデルのお尻は奈菜ちゃんのように境目がはっきりしていたようです。 (98年モデルの胸は99年モデルと同じように奇麗だったです。)

また、足との接続性もよくなっています。後ろから見ても胴体にピッタリとしていて足と胴体との境は目立ちません。 奈菜ちゃんの場合、足を胴体の金具がつかんでいないのでどうしても足と胴体との境が目立ちます。

次はおちちに迫ります