貨1号(荷電)
土電桟橋車庫・Jun.19.1999
 営業に就かない「事業用車」である。
詳しい経歴は調査不足のためわからないが、その昔、伊野の名産物土佐和紙を高知港まで運び出すのに使用されていたものであろう。木造2軸単車としては非常によく整備されており、保線等に最近まで使用されていたものと思われる。
 現在は車庫留置線の一番奥におり、手前にウィーン市電(未整備非営業)が鎮座しているので身動きがとれないように見えるが、奥のトラバーサを使うと即座に引き出す事が可能である。
 荷台には工具やワックス缶などが載っており、今にも配給に走り出しそうな雰囲気である。
 又、排障器とキャッチャーネットの両方を装備していたり、土電式オイルダンパー付け改造がされていないブリル台車を履くなど形態的にも面白い。
 直接制御で、ブレーキはもちろん空気ブレーキになっている。今更鶴首(手締めブレーキ)なんぞ扱いたくはなかろう。
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©Yosh Ehara 1999
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