眠れる森の王子さま
汚れぬ心のビードロ細工・・
王宮の神殿に今日も眠るひと・・・。
凍り付くような白い肌に・・・
薄桃色のルージュの唇。
その厚い胸板に細い腰・・・・。
霞草の巻き毛に整った眉・・・。
良いものすべてを誰にも見せずに秘めるひと・・。
王宮の神殿に今日も眠る・・・。
時々見開かれる透明のビー玉のような丸い瞳。
その姿に触れるたびに胸が熱くなる。
その姿に触れるたびにドキドキ鼓動がとまらない。
その腕に抱きしめられたとき
私の悲しみはどこかへ消えてしまった。
王子様が眠る屋根に
今年はじめて降るみぞれ混じりの雨・・・。
貴方は眠り込んでしまって
気づきもしないのでしょうけれども・・。
TO:詩の目次のページ・CONTENTS of POEMS