春祭りの最終日に”セビリア”滞在



あっという間に終点セビリア


ようやく旅の第一目的地”セビリア”到着。
駅前には高そうなバスが来たけど、”歩き方”には市内バスが載っている。
タクシー乗り場、駐車場をつっきり大きな道にでたら向い側にバス停発見。
市内にでるには別の番号が載っていたけど、最初に来た ”C1”の表示がある
バスに乗車。街の中に入っていく。
道を歩くフラメンコ衣装の女の子。お父さんが手を引いてたり、お母さんに連れ
られたりカップルで歩く姿・・・。”フェリア”に間に合ったらしい!
この街はお祭り一色!!
バスの中はもう衣装をまとった女の子達と連れているおばさんと、他のひとで
ごったがえし。私はカテドラルのある街の中心で降りたいんだけど・・・。
搭が見えたら降りることにしようと決めて乗ってから20分ほどたった。
道には今まで以上にたくさんの人。
そして先にはおっきなアーチがでて、盛大な飾り付けがされている。
どうやら”フェリア”の会場に来てしまったらしい・・・
しかし宿も決めず、大きな荷物を背負ったままなので降りるわけにはいかず、
えんえんとバスに乗り続け、最初に乗った駅までもどってまた同じ道を眺める。
(このバスは巡回バス)今度こそ街の中心で降りるために、近くの人に尋ねて
みたらまた通りすぎちゃったよう。降りた方がいいと言われて、降りて地図
見ながら歩く。カテドラルまで15分。なんだかなぁ〜。バスは苦手じゃい。

迷路のような町並みも


カテドラルの石段に腰掛けて、ガイドブックを捲りながら今夜の宿を決める。
ここから歩いていけるというので決めた宿だけど、車1台がやっと通れるくらいの
露地が迷路のように枝別れしながら続いている。1回通った所でもどれも似ていて
特徴らしきものがつかめず、ようやく宿の名前が書いてある矢印を見つけたのに
すぐ見失ってしまう。
さんざん迷って、最後に声をかけたお姉さんが英語が通じて、わざわざ歩いてきた
道をもどって案内してくれる。ありがたや〜。
ただでさえ宿がぱんぱんな”フェリア”の時期、しかも飛び込み。
それでも運良く部屋があって1泊することに。
荷物をおいてしばし休憩した後、いざ”フェリア”へ!

セビリアの春の祭り”フェリア”


いつのまにか雲もふっとんで外はものすごい日差し。これがアンダルシアの太陽ねっ!
大きな門をくぐると、そこはもう別世界。
無数のテントが道の両脇にならび、道には中世の衣装を着た御者さんとお客を乗せ
た馬車が闊歩している。歩いている人は馬の落とし物をよけるために、アスファル
トではなく、1段上がった砂地の道を歩かなくてはならない。
テントの中では音楽をかけてお酒を飲みながら、しゃべったり踊ったり盛り上がり
に盛り上がってるテントがあると思えば、イスが片付いていて人気のない所もあるし、
フラメンコではなくタンゴを踊っている所もある。
このタンゴのテントは柵の外に見物のお客が鈴なりに。
碁盤の目状の会場もめっちゃくちゃ広いので、テントをのぞきながら歩いていると
わけがわかんなくなってくる。ほとんどのテントは個人で仕切っていて出入りを
チェックしてあり、広い会場の中で数箇所、開放されているテントがあるらしい・・。
入り口チェックのないテントに入って、奥のバーで注文しようとしたけどメニューが
読めないしかもなんか店員さんも忙しそうだし、なみだ、なみだで諦める。
会場前の チューロ屋さんで、本場のチューロとファンタでお腹をふくらます。
それにしても、どこもかしこもフラメンコ、フラメンコ、フラメンコ!!!
3つくらいの女の子からおばあちゃん、おじいちゃんまでみんな楽しそうに踊っている。
見ていると、1曲1曲ペアをかえたりしてまるでフォークダンスのように踊って
いたりする。曲の終わりでピシっとポーズが決まり、気が向いたらもう1曲踊って、
疲れたら手拍子だけにする。今まで描いていたフラメンコのイメージとは違い、
とにかく明るい。
踊れないし、小さく手拍子をするだけの私でさえ、すっかりお祭り気分にひたれた。
ある公共(?)テントで、日本人の女の子(同い年くらいかな)が現地の人と混じって
踊っているのを発見。日本で習っているんだろうな。とってもうらやましい。
フラメンコテント群の向こうは、移動遊園地 の国。スプラッシュマウンテンを
ちょっと小さくした版のようなものが、やっぱり大人気。
メリーゴーランドなんてありふれたヤツだけじゃなく、こんなものまでっていう
乗り物がごろごろ並んでいる。何回転かするジェットコースターから、フライング
カーペット、ゴーカート、射的、あたり一面に紙屑が落ちている ビンゴ の屋台。
ビンゴの商品が、これまた派手に建物の上からぶらさがっている。
MTB、ステレオ、ぬいぐるみ、テレビ、いったいなんだこれ?
こっちのゾーンもものすごい人・・・。
歩き続けてきょろきょろするうちに日も暮れ、馬車道がライトアップされる。
祭りの夜は、まだまだ続きそう・・・・・・・
(疲れたのでバス、タクシーを乗り継ぎ、宿にもどる)

フェリア会場の巨大な門
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会場内の照明に灯がともった
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テントの中も、外もフラメンコ!
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