Die Galerie - 地球周航地球周航の非常事態…
出発を指折り数えていたところ、今回の訪問予定地アルゼンチンで、かなりの混乱が発生してしまった。
下記情報をご覧いただきたい…

外務省のサイトより…
12月19日正午(現地時間)より、アルゼンチン各州及びブエノス・アイレス州内各地で、食料品などの略奪行為などが失業者らを中心とする市民によって行われ、一部地域で、警官隊との衝突により死傷者が出ました。そのため、同日21時(現地時間)、デラルア大統領が、19日深夜24時より30日間の期間の非常事態宣言を発出しました。
各州内及びブエノス・アイレス市内とも、19日夜には、一端平静を取り戻しましたが、20日午前0時過ぎより、ブエノス・アイレス市内国会議事堂周辺で、放火を始めた抗議グループに警官隊が催涙弾やゴム弾を発射して解散させようとするなどの激しい衝突があり、また、一部地域で再度略奪行為が行われ、さらに、ブエノス・アイレス市内五月広場(大統領府前)、カバーロ前経済大臣自宅前などで抗議集会等が市民グループによって行われ、治安当局は、20日午前11時30分から五月広場の抗議集団を強制排除するため、騎馬警官隊及び機動隊を投入するなどしました。20日朝の報道によれば、アルゼンチン全土において、前夜からの騒動による死者16人、負傷者138人以上となっています。
これまでのところ、抗議集会や略奪に関係ない人が死傷あるいは襲われたとの報道や、日本人が被害に遭ったという情報はありませんが、滞在にあたっては、略奪行為などが行われている場所や抗議集会が行われている場所には近づかないなど、安全確保に十分留意することが必要です。

外務省は、渡航については“注意喚起”に止めている。ロシアに滞在した1993年10月には、このレベルを経験しているが、今回のアルゼンチンはあの時以上と見受けられる。あの時のモスクワは、戦車が出動する状況はあったものの、大規模なデモが発生して市内中が暴力に包まれる事態ではなかったからだ…
アルゼンチンの国内問題であり、旅行全般のキャンセルについては無用と思われるが、アルゼンチンへ入る行程に関しては、見直しも必要と見受けられる状況に陥った…

2001年12月22日記
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