Northern California
Regional Aerobatic Contest 2005 1

前回使用したFreestyle Program。
Apple Valleyでの競技会から2週間。前回のFreestyleで上手くいかなかった11番のOutside 3/4 Loopを、今の自分の技量で可能な何らかのManeuverに変更をすることにしました。10番のManeuverの後の速度で行えて、180度向きを変えられる何か。いろいろと考えて、Pull-Push-PullのHumpty Bumpと、下向きのHalf Rollの組み合わせならばK-Factor (難易度) は19で変わりが無く楽に行えそうです。幾度かの練習を行いましたが、これならば問題も無いようです。

改良したFreestyle Program。楽なManeuverは飛行中に余裕を与えてくれます。
6月2日 参加登録と練習飛行

Paso Roblesまで続く101号線。
今回は飛行機の移動は相棒に頼み、私は車で工具の運搬を行いました。いつもなら移動中は暑さで辛くなるところですが、不平も言うこともなくPaso Roblesに到着。どうやら気温が少し低めのようで、これなら競技会中も楽に過ごすことが出来そうです。今年のPaso RoblesのCD (Contest Director: 大会責任者)は同じくChapter 38の仲間のDave Watsonさん。奥さんのLoriさんと参加者の登録の手続きと会場の設営に忙しそうでした。登録を終えて練習飛行の予約を入れます。去年から始めた競技会への参加もここでちょうど一年が経ったことになります。新しい場所に行くと、空港の標高や滑走路の状況、Aerobatic BoxとHolding Areaの位置関係など確認することが多くありますが、ここは勝手が分かっているので幾分楽です。夜は去年と同じく、Tom Applegate氏のHanger内でPizza Partyが開かれました。
6月3日 競技会一日目
朝5時半起床。東の空を見ると太陽は霧の上に隠れていて、薄暗い夜明けになりました。思えば昨日の夜のPizza Partyの時も冷たい風が南西から吹いていて、これが海から霧を呼び込んだのでしょう。しかしそれほど霧も深いわけではないので、日が昇ればすぐに消えるでしょうが。朝7時からのBriefingを終え、飛行機の準備をしていると徐々に霧が消えて青空になりました。こうなると気温が分単位で上昇していつものPaso Roblesの顔を見せ始めます。
青空の下、映える飛行機たち。
単座である以外はPitts S-2Bとはほぼ同様の構造を持つとされるPitts S-2S。
Engine CowlからCanopyまで続く直線的な胴体が特徴的です。
S-2Bに比べて上側の翼とCanopyの間の空気の干渉が少なく、多少の巡航速度の増加が望めます。
Chapter 38の代表、Darren Pleasanceさんの愛機Laser。
基本は200HPのLycoming AEIO-360 Engineですが、圧縮比を上げてEngine出力を向上させているようです。
Aerobatic Contestに合わせてか、Aerobatic的な離陸をするLear Jet。粋な演出です。
Freestyleの飛行では、前半はまあまあの落ち着いた飛行をすることが出来ましたが、中盤で強い北西の風に流されて東側境界線ぎりぎりの飛行をすることになってしまいました。途中でInteruptionをしてBoxの西側まで行こうと努力をしましたが、中途半端に戻ってしまったこと、そして今度は南側にも流されてOut of Boxになったことで多くの減点を取ってしまい、一体何のためにInteruptionをしたのか分からない結果になりました。大きな反省点です。
Airshow PilotのSean D. Tucker経営の、School of Aerobatic FlightからやってきたPitts S-2B。
整備がとてもよく行き届いていて見習いたいところです。
Northern California Regional Aerobatic Contest 2005 2
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