ジョージア研修記 第2期 その2


 
今回mariaさんのご好意により、念願である研修を体験することができましたので、報告します。
また、この所感をご覧になり、皆さんの今後の救急活動の一助となれば幸いです。

日 程: 10月16日〜10月24日

  • 10月16日 Atlanta到着
  • 10月17日 市内観光(CNN・Coca Cola etc)
  • 10月18日 Douglas County F.Dに訪問
  • 10月19日 Rescue Air1及びPeach Tree Cityの見学
  • 10月20日 Grady Hospitalでの同乗実習
  • 10月21日 EMS EXPOの見学
  • 10月22日 Private EMSの見学及び市内観光
  • 10月23日 Peach Tree City F.Dでの同乗実習
  • 10月24日 帰国

研修目的

  1.  Paramedicと活動することにより彼らのSkillを学び職場にFBする
  2.  TraumaセンターのEMSに同乗し外傷のSkill UPを目指す
  3.  異文化との交流を深める


10月16日(Atlanta到着)



16日17時ごろ、Detroit経由でHearts Field-Jackson空港に到着しました。日本とGeorgiaとの時差は13時間(夏時間)。若干の時差ボケがあるものの比較的元気です。
このHearts Field- Jackson空港は世界最大級の規模で(世界最大はChicagoのオヘア空港らしい)とにかくデカイ!!コンコースとゲートの数が半端じゃありません!!なぜならゲートからBaggage Claim(手荷物受取場所)までなんと「地下鉄」で移動でっせ!!田舎ものの私は「人の流れに身を任せ」奇跡的にmariaさんとお会いすることができました。空港にはAmericanのご主人も、出迎えに来ていただき大変恐縮でした。ありがとうございましたm(__)m

 到着時間が夕方だったこともあり、mariaさんご夫妻とともに、スポーツバーで食事をしました。私は「ベーコンチーズバーガー」を注文したつもりでしたが、何故か「チキンリブ」が出てきました。ぎゃははっ!!先が思いやられます(~o~)





10月17日(市内観光)

今日は日曜日ということもあり、「CNN」と「Coca Cola」本社の観光にあてる。途中火災を発見しAtlantaのFire Fighterの活動をひとめ見ようと(本当は野次馬!!)Fire Engineのあとを追う。 しか〜し!!そこはAtlantaの「デンジャラスエリア」。たかり有り、そして殺人有りのエリアである。人気も少なく、建物の老朽化が目に付く。見るからに「こらあかんがな」状態。観光客が足を踏み入れることは禁忌。運よく教会を見つけUターン!無事脱出できました。ノッケからヤバイヤバイ!! 神様ありがとうございましたm(__)m 観光も滞りなく終了し、夕食を食べながら、明日訪問するDouglas Countyでの質問事項のチェックをした。



10月18日(研修1日目)

今日はDouglas County F.Dに訪問した。
Douglas Countyの概要
Atlantaの西部に位置する人口約21万人の都市でAtlanta Cityのベットタウンという印象。
1消防本部9消防署(支署かもしれない)
勤務形態は3部制で、職員数157名、うち、Paramedicが43名
消防本部 Station5

配備車両:
Fire Engine 1台
Ambulance  1台


AmbulanceのLectureを受ける  内部は日本の救急車と比較するとかなり広い。車両自体が大きくAmericaでは道路も広いので、このSizeで支障がないのであろう。 車内は細かい収納スペースが幾つかあり、資器材を分別して収納してある。
Adult 、Child、Pediatric用呼吸管理セット、Drug、Ivセットなど・・・
車外にも収納スペースがあり、BB(小児用含む)スプリント、空気呼吸器などを収納してある。

← Pediatric用BB(日本では数少ないDeviceでは?)


EngineのLectureを受ける  ホースは2インチ半、3インチそして5インチを使用している。  約60mm、75mmそして120mmである。ふっ太い!これかなり重いだろうな・・・ ちなみに、120mmは補水用である。(これ火元じゃ使えね〜よなぁ〜)  空気呼吸器は、面体をしたままでもマイクを通じて音声が外部に伝わる(最近このタイプに変更したそうだ)                        ↑ ホース漏水バンドは鉄製。・・・これはかなり重い。日本製のほうが良いね! これはホース折・・・でっでかい!! ↓(写真がわかりにくくてゴメンね〜)


またDouglas Countyでは全ての車両(指令車なは除く)にAEDを搭載し、早期除細動に努めている。


Station2
配備車両:Ladder(梯子車)1台
Engine  1台
Ambulance 1台

LadderのLectureを受ける  
Ladderの伸長後、おもむろにベルトを手渡される。「えっ登るの??」Americanはニヤッと笑う。まじかっ!結構高いで〜。ええぃ!Japanese Fire Fighterの意地じゃ〜!いったるで!と気合を入れベルトを巻く。このベルトAmerican Size、私には十分大きい。すなわち確保になっていない。(T_T)/~~~もう知らん。やったる!半ばヤケクソで登る。一歩一歩先端を目指す・・・今気がついたが、登悌中は、確保なしやがな。自分の手足を信じるしかないわけ。 もうちょっと高い生命保険はいっときゃ〜良かったな。後悔する。そうそうしているうちに、さすがは、もとレスキュー隊の私。ぎゃはっはっ!登ったぞ〜!!絶景じゃ〜! どうだ〜American!!侍魂を見たか〜!!と地上を振り返る。と・・・誰もこっちを見ていない。(T_T)/~~~・・・。寂しい・・・。 しか〜し!自己満足している私は、記念に写真をバチリ!!はっはっ満足!!



Dispatch

しばらくして、Callが鳴る。Dispatchである。私たちも指令車で現場に向かう。車内では手袋をして準備する。 現着。どうやらTraffic Accident(交通事故)である。傷病者は5歳の男児。
Pediatric BTLSのInstructorでもある私は一層の気合が入る。傷病者は仰臥位で倒れており、頭部に外傷がある。Chiefはこの時点でAir Rescue Callの指示をだす。
Traffic Accident(高Energy)で小児の頭部外傷が選択理由だ。私は頭部保持に入り傷病者の状態と彼らの活動を見る。受傷機転は自転車の練習中、通りかかった車に自ら自動車に衝突したようだ。 IA(初見):問題なし、RTS(外傷チェック):頭部に挫創 傷病者は泣いているものの、Responseがよく、バイタルも安定している。
ParamedicはRTSの聴診で気道に聴診器をあてる。その後も数回気道の音を確認している。
皆さん?何故だかお解かりですか??彼らはHead Trauma時のハイリスクを知っており、増悪した場合の治療の優先順位も把握したうえで、継続観察してるんですね〜。病態生理を理解したうえでの対応。う〜ん、共感、共感!その後Pediatric用のBBに固定しヘリのLanding Point(待合せ点)へ向かいParamedicに引き継ぎました。

今回の出場で感じたこと
1 状況に応じた対応が早い(共感)
2 傷病者治療に対する優先順位をしっかり捕らえている(共感)

ちなみに、傷病者の関係者はAmbulanceに同乗させない。どうしてもという場合はPassenger Sheetに同乗させる。治療の妨げになるからだという。 小児は、成人と異なり我々の処置を認識及び理解してくれないことが多い。また、親と引き離すことにより不安が増大し、かえって応急処置の妨げになる場合がある。同様に親も子供と離れることによりストレスを感じる。 このような観点から、親を上手く治療に介入させ第4の救急隊員としての役割を担わせることにより、活動を円滑にする方法もある。

どちらの考え方が正しいということではなく、「その現場のCaseにより対応すること」がPatientのために重要である。


Station 10

配備車両:Engine  1台
Squad 1台

ここではExtrication(救出)について伺った。
Extrication:車内に取り残された傷病者を救出する方法

Americaでは、傷病者を車外に移動させるのではなく、車両を傷病者から遠ざけるという概念である。よって、障害となる車両を、素早く破壊するためのSkillを身につけることが重要だという。合理的ですね〜。日本は傷病者をいかに脊柱の動揺を少なくして救出するかということを考えるが・・・
American曰く、ピラーカットしてボンネットを開けるまで2〜3分あれば十分とのこと。早いね〜。Georgiaには、「GEMA」が存在し、そこが主催するprovider courseでExtricationのSkillを学ぶことができる。講習は16〜18時間で2日間。2年に1回の更新がある GEMA:Georgia Emergency Management Association 車両は「スクワッド」と呼ばれ、日本でいう救助工作車と同様である。しかし、資器材は日本のほうが恵まれているように感じた。

最後にStation1を見学し終了となる。

その後、mariaさんの配慮により、全米で10月1日から公開している映画「Ladder49」を鑑賞することができました。この映画がまた最高(^_^)/~!!英語の解らない私でも十分理解できる内容で、とても感動しました。日本で公開したら必ず鑑賞します。ハンカチ必須!私の中では「バックドラフト」を超える映画だと思いました。消防士の方々、必見ですよ〜〜!!


10月19日(研修2日目)

今日はRescue Air1の見学である。しかし生憎の雨。(T_T)/~~~ 本日のDispatchは期待できないなぁ〜(T_T)/~~~。 このヘリは5人乗りで機体は「アエロスパシャルAS350」である。 主にGeorgia州の北西をフライトし、基地を中心として半径120マイル以内が彼らの警戒地域だ。巡航速度は2マイルを約1分である。 Crewはパイロット、Paramedic、Nurseがそれぞれ1名、合計3名が搭乗する。

彼らは、日本で言うDoctorヘリと同様、医療機関への早期搬送&治療を目的としている。したがって、消防航空隊及び防災航空隊とは異なるCategoryである。
ヘリに搭乗するParamedicは「Flight Paramedic」と呼ばれParamedic として5年以上の実務経験を有し、かつヘリ搭乗に関する40時間のTrainingが必要である。更新は2年毎でACLS・BLS・PALS・BTLSの全ての資格を更新しなければならない。
私もかつて防災航空隊で2年のFlight経験を持つが、久しぶりに真近でヘリを見て、またFlightしたくなった〜(^_^)/~

午後からは、今週土曜日に同乗予定のPeachtree City FDの見学をする。Douglas County同様、大変暖かく迎えていただき感無量でした!


10月20日(研修3日目)

本日は、研修の最大の目的であるGrady Memorial Hospital付属のEMSでの同乗実習。どんなParamedicと活動できるか、期待に胸膨らむ。

Grady Hospitalについて少々・・・ 全米でも3本の指に入ると言われるTrauma&Barnセンターであり、施設内は、ERが4boothに別れ、Trauma Area, Sick Area,後2つ・・・私のPoorな英語では聞き取れませんでした(T_T)/~~~。すみません。

ということで、とにかくCategory毎にSeparateしてあり、治療に専念できる環境である。また、Homelessの搬送も多く、院内はPatientでごった返しです。(T_T)/~~~大変そぅ〜〜!!

この病院は国立(州立?)で、直轄のEMS Unitが存在する。これがGradyのAmbulance。Atlanta CityのFire StationはEngineのみでAmbulanceは所有していない。よってGrady EMS Unitがすべて包含している。保有車両はAmbulance13台。

Gradyに到着すると、まず同乗許可をくれた「Super visor」のMaliaに会うことができた。彼女は我々をとても歓迎してくれ、直ぐに同乗するAmbulanceを指定してくれた。

今日お世話になるTeamはオーリー(男性:Paramedic)とケリー(女性:EMT-I)である。2人とも10年以上の経験を持つベテランだ。 「2人?」そう、2人乗車である。日本は通常3名以上で出場するが、Americaは「2人」である。

911Call時に、重症度が高いと判断した場合、あるいはFire Stationの近くの事案では、Atlanta CityのEngineが同時出場しAmbulanceをSupportする。また直近のAmbulanceの要請もする。Case By Caseである。もちろんEngineにもEMT−Iが乗車している。

彼らは、私がJapanese Paramedicだと話すと「Vitalはお前がとれ。IVも任せる」といい全ての活動で一任された。また、Poorな英語しか喋れない私を、とても理解し「Teamの一員」として認めてくれた。

Georgia州は「State of Georgia Patient Care Report」という共有の記録票があり、救急隊は必ずこれを記載しDoctorにsignatureをもらいComputerに記録し保管する。よって何時、何処で、どんな事案が多く発生しているかが、Data化されている。Ambulanceはその時間帯に合わせ直近のDrug Storeなどで待機する。Callがなければ次の場所へ移動する。これを繰り返す。とても合理的である。

Callの1例を掻い摘んで紹介しよう。
Driverはケリー。Passenger Sheetにオーリー、そして私がCabinに乗車。 80歳女性。昨日から手がしびれ動きが悪いため911call。 ケリーの「Go!Call」の合図とともに緊急走行!サイレン音も刺激的だ。

現着すると私が呼吸管理Bag、オーリーがMedication Bagを持参。私がVital Check中ケリーが問診、オーリーは記録票を記入する。オーリーは、私がVital Check後「シンシナティ脳卒中スケール」を評価!わっはっはっ!私もこのケースならやるね〜。結果マイナス。その後ストレッチャー搬送した。車内では、BPが低かったため私がIVを取る。その後、継続観察を実施して病院へ収容した。

一見普通の活動であるが、実に緻密な観察を実施している。問診中のケリーは目線を常に変え、傷病者の些細な変化を見逃さない姿勢である。オーリーはケリーの問診を聞き、時折傷病者に目をやり、内服薬を詳細にcheckしている。

常に傷病者の状態を観察しながら、他の情報をとっている。現場活動の経験がある方は、「普通だろ」と思うかもしれないが、実際活動をともにすると、観察の奥深さを実感できるのである。これは、どのCaseでも変わりなかった。

また、傷病者に対し「とてもやさしく」接しているのが印象的であった。Homelessの救急常習者に対しても同様である。さらにアメリカ人独特の気質からか、救急搬送時も傷病者や家族に対して、上手くJokeを織り交ぜRelaxした雰囲気を醸し出していることも好感が持てた。

また、彼らは十分とは言えないGradyの資器材について、文句を言うことなく淡々と活動している。血圧計などは手動式しかなく、搬送中の車内でも聴診法できっちり測定する。

私たちは、時折「こんな資器材が良い」とか「これじゃないと時間がかかって・・・」などと、資器材に頼ってはいないだろうか。活動に対し一番大事なことは何か?傷病者のための活動とは・・・

Digital時代の到来により、数値のみの評価に基づいた活動ではいけない。自分のSkillを向上させ、五感を鍛え、その結果として測定した数値と、傷病者を「見て、聞いて、感じて」総合的に評価することが極めて重要である。我々の活動は、「根拠に基づいた活動」でなければならない。Paramedicとの相違は、基本的なSkillに裏打ちされた活動ではないか?

幸い5件の出場があり、とても実りある1日であった。残念ながら?EmergencyなCaseは体験できなかったが、彼らと活動できたことは、とても良い経験となった。

最後にオーリーは「お前にこのユニフォームをやるよ」といい、自分の着ていた服を脱いで手渡した。私もTシャツを脱いで感謝に報いた。「オーリー!Thank You!でも少し臭かった^_^;(爆)」来年もまた来ます(*^_^*)

今回の同乗で学んだこと
1 五感を鍛え、傷病者を総合的に評価する(共感及び感銘)
2 傷病者に対して「やさしい」(認識)
3 傷病者及び関係者とFriendly(Jokeを交えRelaxさせる)(感銘)

10月21日(研修4日目)

今日は、「EMS EXPO」の開催です。全米で年1回、各州持ち回りの開催であるため、本研修にて見学できるのはLuckyです。 EMS EXPOとは、主に新製品の展示であり、ポケットマスクからAED、Fire EngineやAmbulance、さらにはヘリに至るまで、販売及びPRも兼ねたイベントです。
会場はとても広いため、歩き疲れて足が痛くなるほどでした。また、日本に輸入されてない商品も数多くあり、大変興味深いものだったので、食事を摂るのも忘れ、あっという間に閉館時間となりました。 また、Tシャツやバッジなどのグッズ販売もしていたので良いお土産も購入できました!貴重な見学をさせていただきmariaさん、本当にありがとう!!


会場前に「Star Backs」のおね〜さまを発見!!「May I take a picture?」⇒「Ok!」
と言うことで、バッチリ撮っときました(^_^)/~




10月22日(研修5日目)

今日は、mariaさんの配慮によりPrivate EMS「Metro Atlanta」の見学ができました。ご存知の方も多いでしょうが、AmericaのAmbulanceは有料です。よって、Private会社が数社存在します。Ambulanceを保有しない地区などは、Privateに委託するCaseもあり、また、医療機関と契約し病院間搬送を業とする場合もあります。ここ「Metro Atlanta」はFulton County(郡)とCobb Countyの一部(いずれもAtlanta周辺)を管轄としており、地域に定着しています。



日本では、救急搬送の多数がNo Emergencyであり、救急車の適正利用を呼び掛けています。将来的にCriticalでないCaseは、Private救急車で搬送する時代が来るかもしれない・・・しかし現在のところ Private救急が、定着しているとは言い難いのが実情です。 公的な救急車は無料でPrivateは有料・・・ 日本人が受け入れる時代が到来するか、時期尚早ですかね。



午後はmariaさんに無理をいって「Antique Shop」を数件廻っていただきました。

その理由は・・・
皆さん「Fire King」ってご存知ですか??マグカップで有名な。

Anchor Hocking社が、1942年から1976年にかけて大量に製造していた食器のことです。 耐熱ミルクガラスで作られているため、オーブンで暖めてもOK!また頑丈で、カラーが豊富で、かつ安価なので結構人気があります。 なんと「Fire King図鑑」があるくらいですから。 さらに、ジッポライターのようにカップの底に刻印があり、これで製造年が解るため、レアなものは高額で取引されるようです。 これにハマっている私は、是非現地で購入できたらと期待を寄せていました。

結果、何件か廻ったうちの1件で扱っているお店があり、ほぼ買いあさるように、購入しました。いや〜満足でした!! これが、購入した「Fire King」です! はっはっはっ!!

夜は、mariaさんと仲の良いDouglas CountyのFire Fighter達が、食事を作ってくれるため、Station10に行きました。さすが、主婦顔まけの手料理で、かつ、Volumeたっぷり!とても美味しくいただきました。AmericanはFriendlyでいいですね〜。私の語学が達者であれば、もっと色々話しができたのに・・・。よし!1年かけて頑張ろう(^_^)/~

10月23日(研修6日目)

いよいよ、研修も最終日、明日帰国です。とても寂しい(T_T)/~~~。日本に帰ると直ぐ現実に引き戻されるだろうなぁ・・・

今日は「Peach Tree City F.D」での同乗実習です。

Peach Tree Cityの概要
Atlanta南部に位置する人口5万人足らずの小さな市である。
1消防本部3消防署
勤務体制はDouglas Countyと同じ3部制で職員数57名、うち、36人が現場、ボランティア24人である。日本の企業があるため日本人が多いと聞いたが、残念ながら合うことはなかった。週末ともなると、市民が良く見学に来るようだ。


Peach Tree Cityでは敷地内の駐車場でハロウィンパーティー用のかぼちゃを販売していた。(日本じゃ考えられんね〜)週末は、かぼちゃを購入にくる市民が多く、出場よりかぼちゃの販売が忙しい(笑)とても、長閑なところである。

そんななか、Dispatchである。84歳女性の腹痛。 ここでは、2名のParamedicがAmbulanceに同乗し、Fire Engineと同時出場する。

現場では、Fire Fighterの動きが目を引いた。彼らは活動を良く理解しており、血圧測定時には、首に聴診器を掛けたり、傷病者を搬送する際には、既に障害物は取り除かれていたりなど、実に細やかな配慮をしており、PA連携が上手く機能していることが認識できた。

 この日、殆どの時間を一緒に過ごしたFire Fighter「カート」の話しをしよう。彼はEMT-Iの資格を持ち、ここに着任する前はColumbus Cityで勤務しており(元警察官でもある)、出場が多くBusyな環境で仕事をしていたようだ。よって、知識、経験とも豊富で、活動時のPointをLectureしてくれた。また、根っからのFire Fighterである彼は、私に「水力学」を熱く語ってくれた。う〜ん、居ますね〜Americaにも!!「イヨッ!火消し屋カート!!」

彼はユーモアがあり、普段は良く喋り、とてもRelaxしている。ところがいざ出場となると俊敏な動きを見せ、適切な活動をする。とても、センスが良い。さらに、ONとOFFの切り替えが上手のも彼の特徴である。まぁ、これはAmerican全体に言えることか。カートありがとう!良いCommunicationが図れたよ。

夜になると、ハロウィンパーティーである。
Peachtree Cityでは、毎年この時期に訓練塔を利用し「お化け屋敷」を作り、市民を呼びCommunicationを図っている。 この日だけでも、百人を超える市民が来署され、楽しく過ごしてた。 この市は、裕福で出場も少ないことから、このようなイベントができるそうだ。しかし、凝ってますね〜。出動あったらどうすんねん。 はっはっ、これ日本人的考え、あかんね。もっとAmericanにならにゃ〜(^_^)/~



その後、mariaさんとご主人の3人で最後の夕食です。タイ料理をご馳走になり感無量でした。


10月24日(帰国)

充実した日程に満足です。mariaさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。大変お世話になりました。後ろ髪を引かれる思いで岐路につきました。

結 語

本研修を通じて学んだことは前述したとおりであり、当初掲げた目的は、ほぼ達成できた。しかし、Paramedicと出場したCaseは、いずれもNon Emergencyであり彼らの技術的なSkill(Airway Managementなど)を見ることができなかったことは残念である。

また、本研修記には紹介していないが、研修に際して幾つかRequestした内容に関しても、今ひとつ踏み込んだ質問ができなかったことも課題となった。語学を学び、再度挑戦しなければならない。いずれにしても、今回研修できたことは、私にとって貴重な財産となり、今後活動をして行くうえで大いに役立つものと思慮する。

最後に本研修をするにあたり、献身的にCoordinateしてくださったmariaさん、そして研修期間中にご協力いただいたご主人を始め、Douglas County、Grady Hospital, Rescue Air1,そしてPeachtree Cityやその他先々でお世話になった方々、大変ありがとうございました。心からお礼申し上げます。

                            By Kazu (^_^)/~


記者:kazuさん/東海地方消防勤務