甘酒、ココア、お汁粉
う〜寒い!と背中を丸めてしまいそうな寒い日にはお腹も心もホカホカになる暖かい飲み物が欲しくなります。今では自動販売機で(日本のみ)暖かいドリンクが簡単に手に入りますが、まだ熱くなる前のぬるいヤツが時々出てきてしまったり、間違えて冷たい方のボタンを押してしまって、うわっ!と悲鳴を上げてしてしまったような苦い経験が何度かありました。
自販機のコーヒー、紅茶のホット缶以外の外で飲むあったかドリンクの代表は甘酒だと思います。わたしの地元の神社では新年のお参りに来られた参拝客に甘酒が振る舞われます。時間も深夜なので、身も縮むようなな寒さの中で飲む甘酒は格別です。適度なアルコールが身体をぽっと暖かくしてくれるのです。
以前は甘酒は好きではありませんでしたが、高校生になってお酒の味を覚えてしまうと甘酒も美味しく飲めるようになりました。またこの頃から初詣は地元の神社ではなくちょっと離れた神社(川崎大師、明治神宮)や遠くの神社(鶴岡八幡宮)などに出掛けるようになりました。時間も日中ではなくて午後11時頃から出掛けるので、お参り後の甘酒はとっても美味しかったです。
また冬になると渋谷公会堂近くでも甘酒の屋台がでていました。コンサート開演前は外で並んで待たなければいけませんが、暖を取ると友人に言い訳しながら何度も甘酒を買いに行ってしまいました。
また高校生の一時期ココアにはまりました。カップの中のココアパウダーをお湯で溶かしてそれから温めた牛乳を注ぐのです。砂糖無しでも美味しく飲めました。試験勉強の時は眠気覚ましのためにコーヒーを飲んでいましたが、試験の心配がなく気持ちに余裕のある時はココアを飲んでいました。ミスタードーナツのホットチョコレートもとても美味しかったです。
その後平成に入ってからみのもんた司会の「おもいっきりテレビ」でココアが紹介され、ココアブームが起きました。わたしはこの時の模様をテレビで見ていましたが、数日内にスーパーやデパートの嗜好品コーナーからココアが見当たらなくなる現象があちこちで起こりました。それまではお茶やコーヒーに追いやられて角の方で小さくなっていたココアだったのに。おそるべし、みのもんた。
お汁粉は時折無性に食べたくなる時があります。焼いたお餅を入れて食べるお汁粉は本当に美味しいです。お正月の食べ物のイメージがありますが、わたしのところでは1年中食べています。便秘にも良いのでそのせいかもしれませんが^^;。
高校では陸上部に所属しており、毎年冬になると運動部全員による耐寒訓練なるものがありました。授業が始まる前に黙々とグラウンドを走り込むのですが、朝は眠いし、寒いのですっごく辛かったです。その期間は2週間くらいだと記憶しているのですが、最終日の放課後、柔道場で参加者全員にお汁粉が振る舞われました。あの時のお汁粉はとっても美味しかったです、3杯くらい食べたかもしれません。あれが楽しみだったので苦しい訓練も耐えられました。確か箸、お椀持参だったと思います。
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