ベストヒットUSA
土曜の深夜に放送されていたこの洋楽専門番組は80's音楽の宝庫でした。 わたしの記憶ではジョン レノンが死去した年の翌年あたりから放送が開始されたと思います。 オープニング冒頭でLPレコードがパラパラとめくれるシーンがありましたが、最初のLPレコードはジョンの「ダブル ファンタジー」でした。
それまで洋楽を扱っている番組と言えば、TVK42チャンネルくらいしかありませんでした。 ここの放送局はUHF放送なので、特別なアンテナを建てなければ見ることができませんんでしたが、横浜が拠点な放送局だけあって英語ものには強い放送局でした。 わたしの家ではテレビの上に置くだけの簡易アンテナを取り付けていましたが、イマイチ電波の入りが悪く、時間によっては画面がとても不鮮明な時もありました。でもイギリスのバンドや、インディーズ系のバンドを紹介する番組がこの当時からあったことはTVKならではと思います。 クラッシュの映像を初めてみたのもTVKの洋楽番組からでした。
ベストヒットUSAでは、プロモーションビデオをただ流すだけでなく、司会の小林克也さんによるアーチストへのインタビューがあったり、タイムマシーンコーナーでは懐かしのアーチストを紹介するコーナーなどもありました。 洋楽のベストテン番組のようなところもありましたが、この番組のおかげで当時話題になっていたアーチストの音楽と映像を一緒に見ることができるようになりました。
ベストヒットUSA常連と言えば、ホール&オーツ、ビリー ジョエル、ポリス、シーナ イーストン、マイケル ジャクソン、ジャーニー、TOTO等がいました。マイケルの「Thllilar」が大ヒットしていた時は、スリラーのプロモーションビデオを全編放送する際に「この映像にはかなりショッキングな場面がでてきます」とのコメントが小林克也さんからだされていました。 今思うとどうってことない映像なんですけど(ゾンビがダンスしたり、マイケルがネコ目になったり)その時は真剣にドキドキしてしまいました。 それでもってビデオに録画したりして、年下のいとこ達に見せて驚かせたり、友達と一緒に見て大騒ぎしていました。 あの時のマイケルはまだ顔がまともな頃で細身でしたが精悍な感じがしました。
ホール&オーツ=最強男性ポップデュオだと個人的に思っていますが、とにかく彼らの出す曲はよくこの番組でもランクインされていました。 一番印象に残っているのは「Maneater」でしょうか。 わたしが一番好きな曲は「Rich Girl」ですけど、彼らの名前が全国区になったのは1980年からで、80年に発表された『Voices』からは「kiss On My List」、81年に発表された『Private Eyes』からは表題曲「Private Eyes」「I Can't Go For That」、82年に発表された『H2O』からは「Maneater」「One On One」などの大ヒットがでました。 なのでどうしても80年代のイメージが強いのですが、彼らは70年代からすでに活躍しており名曲「She's Gone」1973年、「Sara Smile」1976年、「Rich Girl」1976年、などを発表しています。
余談ですが、初めて行った外国人アーチストのコンサートがホール&オーツだったので(当時高2か高3)余計彼らの曲には思い入れがあります。 最初から最後まで総立ちだったので足が疲れましたが、テレビで見ていた憧れのアーチストと同じ空間にいることに何とも言えない幸福感を味わいました。
プロモーションビデオで好きなアーチストの姿が見れるようになったものの、アーチストが演技するその姿に絶望もしたものです。 わたしの愛するエリック クラプトンがカメラ目線で演技をしていた時はかなり引いてしまいました。 ファンをやめようと思ったくらいです。デュラン デュラン やデビッド ボウイならカメラ目線でも許せるのですが、クラプトンにはあのような事はしてほしくありませんでした。
ベストヒットUSAで見たプロモビデオで、特に気に入っているのはVan Halenの「Jump」、A-Haの「Take On Me」、Madonnaの「Like A Virgin」です。 Carsやアル ヤンコビックの「Eat It」も面白かったなあ〜。
その他にもピーター バラカン司会のポッパーズなんて番組もありましたが、やはり洋楽番組の老舗はベストヒットUSAですね。 ピーターさんのコメントは辛口で結構好きでしたが・・
08/12/2001