不二家のお菓子
実家の前にお菓子屋さんがあったので、小さい頃からそこのお店でいろんなお菓子を買っていましたが、不二家のお菓子は他のメーカーのお菓子よりもなんとなく高級感があったような気がします。そこのお菓子屋さんでも不二家のお菓子がいくつかは置いてありましたが、不二家に行かなければ買えないお菓子もあったので余計高級感があるように感じたのかもしれません。
今でも強烈に印象が残っているのは「フランスキャラメル」です。これはキャラメルの箱に可愛い金髪の女の子の顔が描かれており、その箱だけでも他のキャラメルとは違うんだぞという不二家の意気込みが感じられました。またネーミングもアメリカ、イギリスでなくフランスというところがにくく、子ども心にフランスにはこんな可愛い女の子がたくさんいるんだろうなあ、とかフランスにはこのような美味しいお菓子がたくさん売られているんだろうなあと勝手に想像したものです。
「アメリカンドーナツ」は今でもロングセラー商品ですが、近所にミスタードーナツが登場するまでは、ドーナツと言えば不二家のこのドーナツのことでした。味はミスタードーナツでいえばオールドファッションに近い感じです。冷たい牛乳と一緒に食べるのが好きでした。うちはよくこのドーナツをおやつにしていました。
高校生の頃にはまってしまったのが「プリン」です。ただのプラスチック容器に入っているものではなく、ペコちゃん、ポコちゃんの絵が描かれているマグカップにプリンが入っているものです。このプリンは不二家でも置いてあるところと置いていないところがあったので、カップを集めていた時はあちこちの不二家へ行ってカップ入りプリンを探していました。このカップはクリーム色をしており、200ccくらいのカップでしたが、とても頑丈で一時は家族全員でこのカップを使用していた時もありました。最終的には10個以上集めました。
七五三の時期になると必ず登場するのが、不二家の千歳飴です。ミルキーが棒状に固くなっているものですが、他の千歳飴がイマイチ美味しくない中、不二家の千歳飴はとても美味しかったです。難点は食べにくいところで、袋を開ける前に叩いて細かくしておかないと食べられませんでした(歯が折れてしまうから)。棒状のまましゃぶっていると手はベタベタになるし、途中で必ず飽きてしまうし、袋にしまいにくくなってしまうのです。
あとはLookチョコレート、パラソルチョコ、シガレットチョコ、ポップキャンディ、ノースキャロライナ、エクレア(キャンディ)ホームパイなどをよく買いました。
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