甘味:あんみつ
この30ん年間、何杯あんみつを食べてきたかわかりません。ちょっとお茶でもしようか。。とわたしが言う場合は、洋風喫茶店ではなく、甘味処です。
京風ラーメン店にはあんみつが置いてあるところも多く、高校生の頃には毎週のように通っていました。毎月第3金曜日にはそこのラーメンが1杯100円になるので、その日になるとわたし達のような食べ盛りの女子高生の長蛇の列ができました。
和風喫茶店や京風ラーメン店で注文する甘味は、1年を通してあんみつが多いです。アイスクリームがついたクリームあんみつ、白玉がついた白玉あんみつ(各50円増し)、アイス&白玉両方がついたクリーム白玉あんみつ(100円増し)、シンプルなみつまめ、あんみつなどがありますが、たいていはあんみつを注文しています。
蜜も黒蜜と白蜜がありまして、わたしは黒蜜派です。白蜜はガムシロップのようで、甘みもあっさりした感じです。それに対して黒蜜はこってりした甘さが特徴です。あんこもつぶあんのところもあれば、こしあんのところもあります。普段は絶対につぶあん派なのですが、あんみつのあんこに限ってはどちらでも構いません。またいろいろなフルーツも入っていて、缶詰のミカン、缶詰のチェリー、バナナ、たまにウサギ型にカットされたリンゴなどがあります。
またその他ではギュウヒ(字がわからず)という淡いピンクやグリーンの餅みたいなものも必ず入っています。あとはおなじみの茶色い豆です。
くだらない説明はやめにして、過去に食べたあんみつについて。
高校生の頃はパフェの大きいものが流行りました。わたしも30cmくらいのチョコレートパフェに挑戦したことがあります。わたしがよく特大パフェを食べに行った店は渋谷のスペイン坂入り口にありまして、パフェ以外ではあんみつの特大もありました。何度か注文したことがあるのですが、初めて特大あんみつを注文し、それが出てきた時にはたまげてしまいました。入れ物がまるで洗面器なのです。洗面器の中にたっぷりの寒天とあんこ、フルーツが入っている、そんな感じなのです。他の友達は特大パフェを注文していたので、自分の特大あんみつがなんともこっ恥ずかしく感じられました。
最初は美味しく食べていたのですが、具のあんこやフルーツを食べてしまうとあとは寒天だけが残ってしまうのです。寒天は大好きなので本来ならうれしいはずなのに、あれだけの量になると途中から飽きてきてしまい、最後の方では口に入れるのも辛くなってしまいました。あんみつを食べてあれほど苦しく辛かったのはあの時が初めてでした。もう二度と寒天なんか食べない、見たくない。。と思ってしまうほど辛かったです。まるでテレビ東京の大食い選手権のようでした。
高校の近くに今川焼き屋を兼ねた甘味処がありました。表でおじいさんが今川焼きを焼き、中で息子夫婦とおばあさんが甘味喫茶のほうをやっていました。
その店は映画「寅さん」に出て来るような懐かしさを感じさせる店で、お客さんも小学生から近所のおじさん、おばさんなどでとてもアットホームなお店でした。
そこのお店は1品の値段がとても安く、一番高かったクリームあんみつでさえ140円でした。あんみつ系以外のメニューでは、磯辺巻き、ところてん、かき氷、アイスクリーム、今川焼き、葛餅、おでん、クリームソーダなどがありました。またここでの注文の仕方もユニークで、ちいさなメモ用紙に注文する品を書いて、それをおじさん、おばさんに渡すのです。メモ用紙は広告の裏の白い部分を使用してあることが多かったです。
わたしの定番コースは、始めにクリームあんみつ、次に磯辺巻き、今度はあんこ無しのみつまめ、最後は口直しのところてんで閉めていました。
あんみつは便秘でお悩みの方にはお勧めです。あんこと寒天がいいらしいです。
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