思い出の一発屋その名は The knack


なんだか小馬鹿にしたようなタイトルですが、ここで紹介する The knack は、わたしが中学生の頃に「マイ シャローナ」という大ヒットをだしたグループです。残念ながらその後それを超える作品を作ることができず、わずか3年という短い活動期間のあと解散してしまいました。

大ヒット曲「マイ シャローナ」は1979年の作品で、当時わたしは中2でした。その頃はディスコブーム全盛期だったので、ヒットチャートの順位には多くのファンキーなディスコソングが名を連ねていましたが、そんな中 The knack の最初から最後までシンプルでわかりやすく、どこか懐かしさを感じさせる「マイ・・」が発表され、世界中で大ヒットしたのです。

出だしがドラムのダ ダ ダ ダ ダッダ ダッダ ダッダ ダ ダ ダ ダで始まり、英語の歌詞がわかなくても「♪ マイマイマイマイマイ ワオー マママママママ マイ シャロナー」という部分だけは一緒にはもることができました。このグループがネクタイをしめた姿で演奏していた(と思う)影響で、アメリカなどでファッションとしてネクタイをしめる若者が続出し(と思う)、続いて日本でもファッションとしてのネクタイが大流行しました。女の子の間でもネクタイが流行り、10代の女の子が買いに行くような洋服屋でもシャツに柄物のネクタイのセットを多く見かけました。恥ずかしながらわたし<も地元の駅ビルの洋品店でネクタイ付きシャツを買って着ていました。

今でも時々クラッシックロックの放送局で「マイ シャローナ」がかかります。始めのイントロを聴いただけで、鳥肌が立つくらい懐かしい気持ちでいっぱいになります。The knack は一発屋で終わってしまいましたが、20年以上たった今でもこうして(わたしのような)多くの人達に「マイ シャロナー」が愛されているということは彼らにとって幸せなことなのかもしれません

26/08/2001