怖いモノ(Part2)
わたしは怖がりのくせして心霊現象には大変興味があるものの、霊感は全くないようなので恐怖体験はしたことがありません。 それでも「あれはやはり・・・」と思うような経験をしたことがありました。
あれは今から30年くらい前(これも怖いよ)の出来事でした。 近所の友達の家の隣りに家一軒分くらいの土地があり、そこにお墓がいくつか建っていたのです。 今思うとなぜあのような場所にお墓が。。?と不思議に思うのですが、父によるとあの辺に住んでいた人の親族のお墓だったそうです。 しかしその土地は雑草だらけ、お墓もかなり昔に建てられたもののようでとても古く、昼間の明るい時間でさえもそこを通るのはなんとなく薄気味悪かったです。
わたし達が友達の家の近くで遊んでいる時、一人の悪ガキがお墓のある敷地内に入り込み、いろんな墓石をゆらしたりして遊んでいました。 わたし達はその様子をなんとなく見ていたのですが、突然墓石がその子の足の上に倒れてきたのです。 その子がゆらしていたお墓は特に大きなものでもなく、どちらかというと小さ目のお墓でした。 しかし、その子は倒れた墓石をどけようとしてもなかなかどかせられません。 終いにはその悪ガキは泣き出してしまい、近くにいたわたし達が助けに入ったのですが、その墓石がとても重たかったのを今でも覚えています。 子供3人がかりでどうにか倒れた墓石を元に戻しましたが、あれはきっとお墓のバチがあたったんだと今でも思っています。
金縛りはOL時代に何度か経験しました。 ああ、身体が沈んで行く〜と思うや否や身体が動かなくなるのです。 意識はしっかりしているのに、身体は動かず、声も出せません。 しかし目は開けられるのです。 目を開けると何かが見えたらもっと怖いので目は閉じていました。 時間にしたらほんの2、3分の出来事だったと思うのですが、その間はとても長く感じました。 金縛りが解けるまでとても恐ろしかったです。
学校では理科室、音楽室などがよく怖い話のネタになりました。 わたしの小学校は理科室と図書室だけが古い木造校舎だったので、曇りや雨の日はとても気味が悪かったです。 理科室には定番のがい骨の標本があり、追いかけてくる、夜中に動くなどの噂で特に怖い度が高かったです。 音楽室は夜中にピアノの音が聞えるとか、ベートーベンの像が動くなどの噂がありました。
また体育館の横にトイレがあり、4番目のトイレには幽霊が出ると噂されていました。 そこのトイレは幽霊便所と呼ばれていましたが、昼間でも気味が悪くて使用者はほとんどいなかったと思います。
築山と呼ばれていた、植物や池があったエリアの一角に二宮金次郎の銅像が建っていました。 薪を背負いながら本を呼んでいる二宮少年の銅像なのですが、夜中に動くとか、本のページが変わっていたなどの噂が絶えませんでした。 その銅像は木に囲まれたちょっと薄暗い場所に設置されていたのがいけなかったのかもしれません。
これだけはトライできなかったのが、"岩崎宏美の「万華鏡」をウォークマンで聴く"です。 霊の声が聞えることで有名になってしまった曲ですが、高校の時に男子が肝試しでかわるがわる聴いていました。 ほとんどの男子は「おおお、こえー」とか言って青くなっていました。 くわばらくわばら。。。
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