Marc Bolan
1947年9月16日生−1977年9月30日没

僕はスターになるべくして生まれた男さ。
200年先にタンスの底に『ジープスター』を人々が見つけた時
ジョン レノンやチャック ベリーと同じように思ってくれたら嬉しい。

わたしの永遠のアイドル、マーク ボラン。 1964年にフランスで魔術師から 「30歳になる前に、身体がバラバラになって死ぬだろう」と予言されたとおり、1977年に交通事故であっけなくこの世を去ってしまいました。 それも30歳の誕生日を迎える2週間前に・・・ 本来ならば死亡するような大事故ではなかったらしいですが、ドラッグのやりすぎのため身体中の血管が既にボロボロになっており、事故の衝撃による血管の破裂が死亡の原因とも言われています。

StarmanことDavid Bowie(当時)、Metaru GlueことMarc Bolan、この2大グラムロックスターは一見良く似ている為何かと比較されがちですが、似ているのは外見だけで実はまったくタイプの異なるアーチストです。 当時の両者のアルバムを聞き比べればよくわかりますが、ボウイは当時から先見性があり、グラムロックが終焉の兆しを見せるやいなやその切り替えも見事なものでした。 音楽もボランに比べるとシンプルでメロディーラインが美しいものが多いですが、一方のボランと言えばぐつぐつと煮込んだ煮込みうどんのようなところがあり、洗練されたボウイと違って、粘っこい毒毒しい雰囲気がありました。

ロンドンブーツにギンギラのジャケット、サテンのパンタロン、ラメをつけたカーリーヘアに妖しげなメイク、こう書くと「一体何なんだコイツは!」と思われるでしょうが、この姿で唄うボランはこの世のものとは思えないほど美しく最高にカッコよかったのです。 レコードについていた歌詞でも「聴き取り不可能」となっている曲がいくつかあり、さすがElectric Warrior、だなと変に感心したものです。

ボランを知るまでは男性の化粧なんて言語道断でした。長髪は許せましたが、 化粧にはかなり抵抗がありました。 中3の時に沢田研二が「TOKIO」でカラーコンタクトをつけ化粧をして唄っていましたが、ただ気味が悪いだけで全く受け入れられませんでした。 しかし高校の時にT.REXを知り、マーク ボランの存在を知った時から、男性観が180度変わってしまったのです。 マッチョで男らしい人よりも、中性的で男か女かわからないような男性に惹かれるようになってしまいました。 男が化粧して何が悪い!と叫ぶ側になってしまったのです。

「20th Century Boy」を唄うボランを最近テレビで見ましたが、自分の年齢も忘れて画面の前で思いっきり歓声を上げてしまいました。 後光が指しているのが見えました。 彼こそ本物の「スター」です。 わたしの好きなアーチストは若くして亡くなった人が多く、今でも生きていたらなあと思うことがしばしばありますが、ボランに限っては予言どうりに30歳前で亡くなってよかったのでは・・と思います。 ボランが老けておっさん臭くなり、頭が禿げてよぼよぼになった姿など想像ができないからです。 ボウイのように世渡りが上手く、その時々の雰囲気をタイミングよくつかんで成功する特質があれば別ですが、ボランにはそれがありませんでした。

ボウイがアメリカに渡りイメージチェンジに成功してもボランは自分のスタイルを決して変えようとはしませんでした。 自分の運命を悟っていたのでしょうか、我が道を行く、好きなブギーとロックンロールに最後までこだわっていました。 時は1977年、ディスコブームにパンクムーブメントの台頭、ボランのスタイルは時代遅れだったかもしれません。 しかしながら最後までナルシストを貫き、予言どうりにあの世へ旅立っていったその姿はあっぱれ!だと思います。

Meanwhile, I'm still thinking...

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