栗(マロン)
さつまいも、かぼちゃ、栗は和菓子、洋菓子の材料としてもよく利用されますが、さつまいも、かぼちゃを扱ったお菓子は庶民的なお菓子が多いのに対して、栗を扱ったお菓子は高級なものが多く見受けられます。またわたしは“栗入り”の文字に弱く、栗が入ったことによってそのお菓子が50円高くなったとしても、栗入りのものを選んでしまいます。
わたしが大好きな栗(マロン)系お菓子です。
『甘栗』・・素朴な栗の甘さがなんとも言えません。食べ過ぎると親指が真っ黒になってしまいます。あと1粒でやめようと思いつつなかなか止められません。値段は意外と高く、屋台で売られている一番小さい袋のものでも500円くらいしたと思います。一度でいいから飽きるまで甘栗を食べてみたいという願望がありました。それが叶ったのが高2の時で、JR新橋駅前で甘栗を売るバイトをしました。しかしながら新橋は日中はサラリーマンばかりなので、お客さんはほとんど来ませんでした。あまりにも暇だったので、商品の甘栗を一つ二つとつまんでいるうちに止まらなくなってしまいました。気がつけば足元には甘栗の殻がいっぱい。バイト終了日には店長からおみやげの甘栗をたくさん頂きましたが、バイト中大量につまみ食いしていたので申し訳なかったです。
『マロングラッセ』・・これは甘栗よりもかなり高級感があり、値段も高めでした。わたしがバイトをしていたモロゾフにも置いてありましたが、結構なお値段でした。でも隣のメリーチョコレートでは、マロングラッセのB級品というか、品質はまったく問題はないものの、製造過程で形が崩れてしまったり、欠けてしまったものがお徳用になって売られていました。ここでは何度か購入させていただきましたが、形がイマイチなマロングラッセと言えどもとっても美味しかったです。
『栗羊羹』・・一番美味しいのはシンプルなあんこのものですが、栗羊羹も根強い人気があります。スライス状にカットされた栗が羊羹に入っていることが多いです。あんこだけの羊羹は一切れでも“重い”ですが、栗羊羹は割とあっさりしています。
『モンブラン』・・ケーキではショートケーキに次いで人気があるのではないでしょうか。わたしは生クリームがやや苦手なので、ケーキを食べる時は大抵モンブランです。あのマロンクリームって言うんですか、蕎麦状に細くなったもの、あれが大好きなんです。不二家のスペシャルマロン(だったかな)、これはボリュームがあって美味しいですよ。コージーコーナーもマロン好きな方にはお勧めです。
『栗もなか』・・わたしの地元で買えた和菓子屋さんの栗もなかは、栗の形をした最中に丸ごと1個の大きな栗が入っていました。薄い最中の皮とあんこ(つぶ)と栗の組み合わせが絶妙で、お茶請けには最高でした。今はもうその店は無くなってしまいました。もう一度あの栗もなかが食べたいです。
『栗甘納豆』・・デパート地下食料品街の老舗和菓子店でよく売られています。高いです。わたしはアメリカでお世話になる方へのお土産にしようかと思いましたが、値段を見て辞めました。栗甘納豆は栗そのものが甘納豆状態になっています。和風マロングラッセと言ったら一番近いかもしれません。黄金色に輝いた栗甘納豆は一番小さいもので3000円しました。
『栗きんとん』・・栗きんとんの栗はもちろん美味しいですが、その“あん”も好きです。これはそれごと食べると甘すぎますが、パンにつけて食べるとかなりいけます。栗きんとんは栗だけ拾って食べてしまうとあんだけが大量に残ってしまうので、うちではそれをパンにつけて食べていました。栗きんとんに似た和菓子では長野県の銘菓、小布施堂の栗菓子があります。これは栗きんとんに似ていますが、どちらかというと栗ペーストに近いと思います。栗ペーストの中に栗がゴロゴロ入っていて、栗好きにはたまらない一品です。
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