わたしのペット達
ペットと言えばワン子、ニャン子などが代表的ですが、わたしの実家ではそのような大型ペット(笑)は飼ったことがありません。 元々祖母が犬猫大嫌いだったのですが、わたしは小さい頃近所の犬に追いかけられた苦い思い出があり、ウチの周りにはたちの悪い野良猫も多くいたので、成人するまでは犬、猫はかなり苦手でした。
その代りに飼っていたペットは吠えない小動物ばかりでした。
お祭りの屋台で買った金魚や緑亀。 親にせがんでやっと買ってもらえたセキセインコ。 他には田舎で調達してきたメダカ、ザリガニ、沢蟹、タニシ、おたまじゃくし。 ペットとは言えないかもしれませんが、鈴虫、幼虫から飼育していたカブトムシなどもいました。
金魚はわたしが金魚すくいで取ってきたものでしたが、かなり長生きしました。 飼育担当はわたしから父になってしまいましたが愛情を込めて育ててくれました。 屋根の上の物干し場(我が家では屋上と呼んでいた)に水槽を置いていましたが、 一度台風による大雨で水槽の水が溢れてしまい、1匹だけ行方不明になってしまった悲劇がありました。(後にミイラとなって発見 --;)
緑亀は台所に置いていました。 水槽の中に小石を入れてそれなりに亀にとって住みやすくしてあげたのですが、知らない間に逃げ出してしまいました。 いまだにどうやって脱走したのか謎なのですが、その後再び目にすることはありませんでした。
沢蟹はイトコの家に行った時に近くの川で採って来ました。 わたしはそのまま飼育したのですが、イトコの家ではから揚げにして食べるのだそうです。 沢蟹は始めは元気でしたが、やはり都会の水は合わなかったのかそのうち死んでしまいました。 レコードの上に乗せてぐるぐるまわしたのもいけなかったかもしれません。
母の実家の前に小川があり、そこでメダカ、タニシ、おたまじゃくしなどがたくさん採れました。 田舎で採ってきたものは全部一つの水槽の中に入れていました。 おたまじゃくしは小さいうちはは可愛かったのですが、手や足が出てくるとちょっと気持ちが悪かったです。 タニシは子供タニシが知らない間に生まれていて、瞬く間にどんどん増えていきました。
昆虫はほとんど苦手なのですが、鈴虫はあの爽やかな音色が好きで小学校時代ずーっと飼っていました。 バッタやコオロギよりも気味が悪くなく、どうにか触れることが出来ましたが、メスがオスを食べる事実を知った時はちょっとショックでした。。。 数十年後、再び実家で鈴虫を飼っていましたが、鈴虫を入れたケースを外に出しておいた為に、鈴虫がゴキブリに変身してしまいました。 餌もきちんとあげているし、身体もだいぶ大きくなったのにちっとも鳴かない。。と不信に思いケースの蓋を開けたら大きなゴキブリが
たくさんいたそうです(ひぇ〜〜)。 鈴虫はゴキブリに食べられてしまったと思われ。。
ペットにしたかったものでは、潮干狩りで採ってきたアサリです。 塩水をぴゅーぴゅー吹き出しているアサリを見ていると、なんだか食べてしまうのが可哀相でこのまま飼ってあげたい気持ちになりました。
近所の変わったペットでは、隣りの家が子猿(ナナちゃん)を飼っていました。 首に鎖がつなげられいて見た目がちょっと可哀相でしたが、近所の子ども達の人気モノでした。 しかしわたしの自転車を取り出す時はその家の裏を通らなくてはいけず、たまにナナちゃんが外に出ている時は歯をむき出して「キキー」と襲ってきそうですごく怖かったです。
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