Book Offでの出来事
ブックオフのことは、以前から
大量の中古漫画のほかに、100円CDコーナーがあるとの情報もいただいていましたので、ブックオフへ行きたい!!という思いは日ごとに募る一方でした。 そして念願の里帰りが実現。 まずは第一にすること=美容院で髪の毛をカット、してから、その足で第二にすること=ブックオフへ向かいました。
わたしが行った時間帯は、平日のお昼でしたので、店内はガラガラ。 しかし、奥の文庫棚(漫画)だけは何人かの中年漫画ファンが立ち読みをしていました。 単行本棚にはわたしの知っている漫画家の作品がありましたが、どちらかというと比較的最近に描かれたものが多く(故に知らない)、わたしが一番夢中で読んだ時代の作品は、文庫棚で見つかる確率が高かったです。
立ち読みしている人の中には主婦らしき人もいました。 きっと昔は少女漫画大ファンで、今日は買い物帰りに立ち寄ったのかな。。なんて勝手に想像してしまいました。 その他は男性でしたが、みなさんTシャツにジーンズの普段着姿でした。 文庫本棚そばには、ロリータ系少女アニメ風の作品を置く棚があり、男性陣の一人はそこからの本を立ち読みしていました。 わたしが何気なく近づくと、態度が急にぎこちなくなりましたので、自分は変なものを読んでいるという意識があるのでしょう。
店内はガラガラでしたが、文庫本棚周辺だけ中年漫画ファンで固まっていたのが、なんともおかしかったです。 わたしたちは漫画好きの同士のようで、その人たちのことをまったく知らないにもかかわらず、漫画好きという共通項があるだけで妙な親近感みたいなものも感じました。
お目当ての本を取ろうとするとき、その本のそばで読んでいた人がさりげなく横にずれてくれる。 これは立ち読みのマナーだと思うのです(笑)。 しかし、「ここにいるわたしたちは漫画好きの同士」と感じたばかりでしたが、一人だけその連帯感を壊す手ごわい人がいました。 その人(男性)だけ、自分が読んでいる場所からガンとして絶対に動いてくれないのです。 わたしがその男性の近くにある本を取ろうとする仕草をしたにもかかわらず、鈍感なのか無遠慮なのかわかりませんが、そこから一歩もガンとして動かないのです。 「ちょっと〜、少しくらいどいてよ。。」とムカっとしたついでに、その人の風貌をちらっとチェックしてみました。 やはりと言うか、いかにも漫画好きというようなオタクっぽい人でした。 自分もそうなので他人のことをとやかく言える道理はありませんが、その人は巷でよく表現されるような典型的な漫画オタクの風貌をしていたのです(太め、むさ苦しい、外見に気を使わない=女性にもてなそう)。
さらに、その人からは異臭が!! 男性が立っているところにある本を取りたくて、こちらも体がぶつかる覚悟でさらに近づいてみたのですが、「ぎゃあ、この人臭い!!」と鼻をつんざく異臭に思わず後ずさりしてしまいました。 その異臭の元は、その人が着ていたTシャツからでした。 洗濯物が半乾きの時に発生するあの独特な不潔な臭いです。 これでは、近づきたくても臭くて近づけません。 もしかしたら誰も自分に近づけないようにわざとでは。。なんて意地の悪い想像もしてしまいました。
しかし、折りしも季節は梅雨でしたので、半乾きで臭いTシャツを着ている人をあからさまに「臭い!」と非難することはできません。 結局その男性は、わたしが文庫棚へ来たときから立ち去るときまで、自分が立っている場所から一歩も動きませんでした。
その次にブックオフを訪れたときは、夕方でした。 店内は前回訪れたときとは打って変わって小中高生で溢れていました。 単行本棚の通りは子どもだらけで歩くのもままなりません。 しかし、わたしが本を取ろうとする仕草を見せると、立ち読みしながらも何気なくサッとどいてくれたので、かわいく思えました^^;。
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