葛西臨海公園
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| 東京湾=汚れがひどい、埋立地だらけ、赤潮、のイメージが浮かぶかもしれませんが、わたしは東京湾が大好きです。 綺麗な海がふるさとの人たちからは、東京湾なんて海じゃない、と厳しいことを言われてしまいますが、わたしにとって一番身近な海は東京湾でした。
ここは葛西臨海公園そばの東京湾です。 すぐ向こう側には有名なお台場が見えます。 ここら辺一体の砂浜はすべて人口浜ですが、小魚や小さなカニがとても多くて、ここが東京都であることを忘れてしまいそうになりました。
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遠浅なので、波も穏やかです。
写真では砂浜の様子がよくわかりませんが、砂浜には無数の小さな穴があいていました。 これはカニが砂にもぐった跡です。 体調1cmほどの小さなカニがたくさんいました。 見つけてもすぐ砂にもぐってしまうので、なかなか捕らえることができませんでした。 写真には写っていませんが、地元の子どもが水着姿で遊んでいました。 高速道路を走る車の音もここまでは聞こえません。 ここは都会のオアシスです。 |
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| 長女が紙コップを持っていますが、このカップの中に捕らえたカニを入れていました。 帰るときに砂浜に逃がしてあげました。 この日はちょっと曇り気味でしたので、水が少々冷たかったようです。 海水はとても澄んでいてきれいでした。 小魚が群れを成してたくさん泳いでいたので、次女はそれが気持ち悪かったようです。 たぶんそれらはハゼの稚魚だと思います。 昔はここら辺一帯の海岸で、良質の海苔がたくさん取れたんだろうでしょうね。
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| 遠浅なので、かなり海に向かって歩いてもひざ下のままです。 お天気が良ければ水遊びには最適の場所だと思いました。 海の家のような施設はありませんでしたが、売店や足の洗い場がありましたので、砂浜でのんびり過ごす分にはいいかもしれません。 写真には写っていませんが、葛西臨海公園内に大きな野外コンサート会場があり、翌16日にはエイベックス系のアーチストによるコンサートが催されたそうです。 その日はコンサート前日だったこともあり、音響テストが頻繁に行われていました。 |
東京湾沿岸には、横浜みなとみらいの大観覧車、お台場の大観覧車、そして葛西臨海公園の大観覧車があります。 葛西臨海公園の大観覧車は横浜、お台場のものと比べるとややマイナーかもしれません。 わたしは極度の高所恐怖症で、子ども時代は歩道橋を渡るのも目がくらくらするほどでした。 恐怖のあまり平衡感覚が鈍って歩道橋のど真ん中で座り込んでしまった苦い過去もあります(這ってどうにか下り階段のところまで行きました)。 そんなわたしに大観覧車なんてとんでもないのですが、せっかくここまで来たのだから。。と乗ってみることにしました。 父、母、子ども3人、わたしの合計6人で乗り込みますので、もしかしてそれほど恐怖は感じないかも。。と思ったのです。
しかし、それは完全な誤りでした。 3分の一ほど上昇しただけで、もう恐ろしくて冷や汗がでてきます。 長女や次女は「わー海が見える!! 車があんなに小さい!」と大騒ぎしていましたが、わたしは景色を見る余裕などまったくなくて、なるべく下を見ないようにしていました。 しかし上を見ても、また恐怖感がさらに増すのです。 子どもは無邪気に「あれ見て!」「ディズニーランドが見えたよ」などと話かけてくるのですが、わたしは顔の位置を動かすことができず、横目でちらりと見るのが精一杯でした。 また長女が立ち上がってわざと揺らすようなことをしたときは生きた心地がしませんでした。 「ああ、早く降ろしてくれ〜」と何度心の中でつぶやいたことでしょう。 大観覧車だけあって、乗り込んで降りるまでやたら時間がかかるのです。 景色を楽しむどころではまったくありませんでした。
ふと気がつくとわたしのほかにも大人しい人がいました。 それは父と長男でした。 彼らもまた高いところが苦手ならしくし、ギャーギャー騒いでいる長女や次女を尻目に黙ったままでした。 そのときに撮った写真があるのですが、長女、次女、母の3人は楽しそうに微笑んでいましたが、わたし、長男、父の写真は、怒ったような困ったようなそれでいて神妙な面持ちをしていました。
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