表参道


六本木からタクシーで表参道へ到着しました。 ここを訪れるのは5年ぶりで(六本木はそれ以上10年ぶりくらい)、街全体がすっかり新しく変わってしまったように思われました。 まず驚いたのは高級店が多くなったことです。 昔からお洒落な洋服屋さんやレストランが存在していましたが、今はそれ以上になっており、街全体のグレードが格段にアップしたように感じました。 以前だったら、よほどの高級店でないかぎり、どのお店でもわたしでさえ入れる雰囲気はありました。 しかし今は、ちょっとこの格好では。。、と躊躇してしまうようなお店がとても多いのです。 しかも、そのような高級店には黒服の男性が必ずドアの内側に立っており、ますます入り辛い雰囲気になっているではありませんか。 彼らがドアを開けてくれるのでしょうが、黒服の男性にドアを開けてもらって、店内をぐるっと見て出てくるだけの勇気や図太さはありません。。。

美しいけやき並木とお洒落な高級店が軒を連ねている光景は、とても美しく、まるで自分が外国にいるような気分にさせてくれます。 ユタの田舎に住んでいるわたしは、ここではすっかり御上りさんになってしまい、美しい街の光景に見とれてしまいました。 しかし。。、やっぱりわたしは様変わりしてしまう前の表参道が好きです。 日曜日になると歩行者天国になり、楽しい気分で買い物が出来た頃の表参道です。 大好きだった同潤会アパートは既に解体されていて、そこには新しいビルが建つことになっているそうです。 あのアパートが建っていた頃は、表参道は、マガジンハウス系の人、つまりananやOliveを愛読しているような人が多かったと思っています。 ちょっと個性的な人が集まる街、という感じでした。 今も最先端を行く街なのかもしれませんが、ちょっと訪れにくい街になってしまったかなあ、と淋しく思いました。

なんて思っているうちに、懐かしいお店もまた存在していました。 オモチャや雑貨がたくさん揃っている原宿キディランド、外観も店内も美術館のようなオリエンタルマーケット、安くてボリューム満点のオムライスが美味しいオリオンなどです。 キディランドまでは超高級店が続いていましたが、そこから先は昔からあるお店や、個性的でありがらも良い雰囲気のお店が多かったです。

写真: 表参道でなくディズニーランド

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