モンチッチ


モンチッチ。 わたし世代の方達ならば、ほぼ100%その名をご存知のことでしょう。 垂れ目 でそばかす顔が愛らしいサルのお人形です。 モンチッチは1974年に発売されて、その愛らしい顔と姿で一躍人気ものになりました。 でもわたしはこの人形が嫌いでした。 どうしても可愛いとは思えなかったのです。 周りで「可愛い!」と騒いでいるのを横目に、「あんなサル人形のどこがいいんだろ」と一人で冷めていました。 元々ぬいぐるみとは縁が薄かったこともあり、サル人形ごときでキャーキャー大騒ぎしている人達が理解できませんでした。

里帰り中に訪れた浅草で久しぶりにモンチッチを発見しました。 その場所はオモチャ屋さんではなくて、雷門から浅草寺へ続く仲見世通りのお土産屋さんに置いてありました。 体長は10cmあるかないかくらいで、頭のテッペンに鎖がついています。 よくみたらキーチェーンとして使用するようでした。 左の画像は、その時見つけたモンチッチです。 地域限定版モンチッチで、これは東京限定モンチッチです。 浅草=江戸っ子らしく三社祭のハッピを着ています。 最初見た時は、「わああ、可愛い」と素直に思いましたが、その時は買わないで足早にその場を通り過ぎてしまいました。

花やしき遊園地の帰りも仲見世通りを歩きました。 遊園地に行く途中に見かけた浅草モンチッチがなんだか気になって、もう一度お店を訪れてみました。 その店以外でも浅草モンチッチは置いてありましたが、ここが一番安かったのです(50円ほど)。 昔のようにサルのままだったら、ここまで後ろ髪を惹かれる思いはしなかったのですが、コスチュームを身につけたモンチッチはとても愛らしくて、その可愛さに負けて「すいません、これください!」と買ってしまいました。

今は素直に可愛い人形だな。。と思えるのですが、どうして昔はあんなに毛嫌いしていたのか自分でもよくわかりません。 おそらくモンチッチのどん臭いヘアスタイルや、垂れ目顔が気に入らなかったのだと思います。 水森亜土コーナーが設置されていた表参道のキディランドでも、地域限定モンチッチを発見しました。 御国自慢の衣装を身につけたモンチッチがずらりと勢揃いしているのを見た時は、「うわあああ!」と声を出してしまいました。 そこでは伊豆の踊り子モンチッチが一番気に入っていたのですが、なぜか今一つ踏ん切りが付かなくて買いませんでした。 しかし、ユタに帰って来てからモンチッチのHPを訪れて、ただいま大後悔しています。 やはりあの時、伊豆の踊り子モンチッチを買っておくべきだったと。。。

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