上野動物園
上野公園はわたしの大好きな場所の一つです。 里帰りで2年ぶりに訪れた時は、公園内の不忍池には緑濃い蓮の葉が池一面を覆っていました。 天気がやや曇り空だったこともあり、池の辺りは幻想的な雰囲気が漂い、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しました。 わたし一人だったら、ベンチに腰掛けてこの美しい風景を堪能するところですが、子ども連れだとそうも行きません。 その日は上野動物園に出掛けました。
出掛けた日は夏休み前の平日、しかも天気は今にも雨が振りそうな曇り空だったので、園内はガラガラに空いており、どの動物もゆっくり時間をかけて見る事ができました。 2年前は古くて汚かった象の建物も新しく建て直しされていました。 わたしが子どもの頃は広くて大きく感じた園内も、大人になって訪れると狭く感じます。 2時間もあれば全て周れてしまうからです。 上野動物園にはライオンはいません。 動物園職員の方に聞いてみましたら、ライオンは多摩動物園で、上野動物園は虎なのだそうです。 近隣の動物園と人気動物の種類がだぶらないようにその辺は上手く調整しているようです。 そうなると上野動物園で一番強いキング的動物は虎になるわけで、そういう理由からか虎のコーナーは建物、環境共に相当気合を入れているようでした、 ガラス越しに見た虎はとても迫力がありました。
いろいろ動物を見ましたが、わたしが好きなのはニホンザル、象、そしてゴリラです。 ニホンザルの猿山は一日眺めていても飽きません。 母猿と子猿の微笑ましい姿、子猿同士の喧嘩は人間の子どもの喧嘩と全く変わらず、うちの子ども達の喧嘩を見ているようで吹き出してしまいました。 ボス格の猿は猿山のてっぺんに寝転がっており、周りの一般猿とは違い、ボスらしい堂々とした風格を備えていました。 象はなんていうか、動物園=象のイメージがあるので、動物園に来たからには象を外すことはできません。 象を見ると「ああ、動物園に来たんだなあ」と感じます。 象は長生きなので、何十年も生きているものもいます。 その時は象の年齢を確認するのを忘れてしまいましたが、わたしが覚えている象で50年近く生きていたものもいました。 ゴリラは虎と同じ建物です。 建物内は、ゴリラが生息しているジャングルの環境に近いように整えられているので、葉っぱや木の影に隠れてしまうとなかなか探すのが困難です。 しかし、ゴリラはとっても優しい目をしていて、丸っこい身体と優しい丸っこい目を見ていると癒される思いがしました。
園内には電車も走っています。 一見、遊園地の移動電車のように思われがちですが、この電車はれっきとした東京都交通局のもので、乗る時は切符を購入しなければなりません。 もちろん制服を着た車掌さんもいます。 わずか3分ほどの距離ですが、電車に乗る時は童心に帰ったようにちょっとワクワクしてしまいました。 この電車で園内の不忍池側に到着しました。 こちら側には「ふれあい広場」なるものがあって、解放されているヤギやニワトリに触れることができます。 上の画像はその時写したもので、右下に写っている長男が下を向いていますが、これは下にコロコロ落ちている糞を踏まないようにしているからです。 職員の方達がこまめに糞をほうきで掃いて拾っていましたが、その横でヤギが小豆大の糞をお尻からコロコロ出しているのです^^;。 その数はかなりの量で、職員の方が掃いても掃いても追いつかず、まるで「焼け石に水」の状態でした。
一通り園内を見学したあと、動物園を出ました。 動物園を出るとちょうど斜め向かいにミニ遊園地があります。 うちでは動物園に来ると必ずここに寄ることになっています。 この遊園地はわたしが幼稚園の頃からありまして、当時わたしが幼かった頃の雰囲気を今も強く残しています。 これはわたしのワガママですが、この遊園地だけはいつまでも昔のままで残して置いて欲しいと願っています。 ここで2、30分遊ばせたあとは、上野駅前にある東京文化会館で一休みします。 ここはクラッシック音楽やバレエが上演されることで有名ですが、会館内のトイレは誰でも利用できるので、トイレ休憩のちょっとした穴場です。 会館内は芸術劇場らしく、音楽や美術に関するお土産もたくさん揃っています。 わたしはいつも眺めるだけですが、可愛い小物や雑貨もあったりして、眺めているだけでも楽しめます。
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