テレビを見て

2年ぶりの日本はさほど変わっていないように思われたが、何日か過ごしていくうちに「へー」と感じる事も多くなっていた。 まずはテレビ。 バラエティ番組を見ていると意外な人が活躍しているではないか。 その人は2年前もテレビに出ていたけれど、自分の過去の話題を切り売りしているようであまりいい印象をもっていなかった。 そのうち「あの人は今」の一人になってしまうのだろうなあ。。と思っていたが。。

その人とは「杉田かおる」のことで、わたしと同世代の方ならばチー坊、または金八先生の雪乃役で馴染みがあるだろう。 彼女はジャニーズが出演するゴールデンタイムのバラエティ番組やドラマにレギュラー出演していた。 「最近よくテレビに出るんだよなー」と弟が言っていたが、思いがけない意外な人気ぶりで驚いてしまった。 またそのキャラクターは、昔のような清楚で大人しいイメージではなく、ツッパリ系姐御キャラクターであって、ジャニーズの少年達からは一目置かれているようだった。 彼女の事務所とジャニーズの事務所が手を組んでいるのかどうかはわからない、しかし若い頃から苦労を経験してきた女優さんなので、これからもがんばってほしいと思う。 その他では杉田かおると同年代の磯野貴理子。 この人はわたしが日本にいた時から、面白くて騒がしい人だったが、未だに人気は健在らしい。 弟によると「貴理子も杉田かおると同様、よくテレビに出ている」のだそうだ。 磯野貴理子は人気番組「伊藤家の食卓」でもレギュラー出演していた。 滞在中は貴理子がワーワー騒いでいる番組を何度も見たっけ。

日本滞在中に見る事ができればいいなあ。。と思っていたCMがあった。 それは明治生命のCMで、ダウン症の男の子の短い一生を思い出の写真で綴ったものだ。 里帰りする前からインターネットの掲示板等で、小田和正の唄声(曲は“言葉にできない”)がBGMで流れ、その映像はとても感動的で素晴らしいという評判を聞いていた。 そして日本滞在中は2度ほどそのCMを見る機会に恵まれた。 そのCMがどのような作品なのかは、明治生命のHPを訪れて知っていたけれども、実際にテレビで小田さんの美しい唄声を聴きながら見ていると、次第に胸が熱くなってじわっと涙が込み上げてきた。 そして最後に、その男の子のお父さんが彼をぎゅーっと抱きしめている映像を見た時は涙で画面が見えなくなってしまった。 その他では、キムタクとCharが共演しているパソコンのCMもとてもよかった。 もう一人の岸辺一徳も渋くて素敵だった。

写真 横浜中華街

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