京都名物「八つ橋」
八つ橋、この和菓子に出会うまで15年かかりました。なんて言うのは大袈裟ですが、中3の修学旅行は京都・奈良だったので、そこで初めて八つ橋という和菓子を知りました。京都のホテルの部屋に着いた時、お茶と一緒に用意されていたのが八つ橋だったのです。
わたしはもちろん、他の友達もこのような和菓子を見たのは初めてだったので
最初は「なんだか餃子かワンタンみたいだね〜」とか言っていましたが、八つ橋を口にした瞬間、「うわっすごく美味しいよ!」に変わってしまいました。部屋には10人いましたが、あっという間に御善の上にあった八つ橋は無くなってしまいました。
正確には「生八つ橋」で、餃子の皮のようなものにあんこがくるまっていて、皮の表面にはニッキが振ってありました。わたしの場合、それまで和菓子と言ったら串団子、大福、羊羹、饅頭系がメインでしたので、このような上品で京都を感じさせる和菓子に出会えて本当に感激してしまいました。
修学旅行は主にお寺や神社の見学でしたが、清水寺へ向かう途中の参道は八つ橋を売るお店がたくさん並んでいて、そこのおじさんやおばさんがわたし達修学旅行生を見つけると、お茶と一緒に試食を勧めてきました。
もちろんお土産には八つ橋を買いました。京都に来なければ食べられない、再び京都に来られるのはいつかわからない、という焦りの気持ちから4箱くらい買ってしまいました。同室だったKさんはあんこがやや苦手だったので、皮だけを買い求めていました。この旅行で八つ橋ファンになったクラスメートは多かったと思います。そのKさんですが、家まで我慢できなかったのか、帰りの新幹線の中でお土産の袋を破り八つ橋(皮)を食べてしまいました。わたしも何枚かもらいましたが、やはり皮だけよりもあんこが入っている方が美味しく感じました。
八つ橋はお茶はもちろん、コーヒーや牛乳にもマッチします。1枚がとても薄いので、和菓子好きな人ならば1日で一箱平らげてしまうでしょうね(それはわたしです^^;)。ちょっと八つ橋のサイトを調べてみたところ、今ではいろいろなフレーバーがあ
って驚いてしまいました。中身のあんこも、栗あん、苺あん、紫芋あんというのもありました。 Top