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イージス艦ってなに? どこが問題?

―― イラク攻撃につながるってほんとなの? ――



なぜイージス艦をアフガニスタンに派遣するとイラク攻撃につながるというの?


米軍がイラク攻撃に力を入れられるよう、自衛隊がアフガニスタンに力を入れる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021109-00000215-yom-pol
 政府は、米国がイラク攻撃に踏み切った場合の対米支援について、テロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊による補給活動の継続・拡充を軸に検討を進めている。  政府は、現在の支援活動の継続・拡充により、アフガニスタン周辺での対テロ掃討作戦に従事する 米軍などの負担を軽減し、米軍がイラク攻撃により多くの部隊を投入できるようにすることで、 イラク攻撃の直接支援と同等の効果を上げることを検討している。
(読売新聞)[11月10日3時7分更新]

http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/jp/200212/05-02.html
 現在、海上自衛隊が活動しているアラビア海北部では、米軍のイージス艦も警戒監視活動に当たっている。米軍はイラク攻撃の際、これらイージス艦をペルシャ湾に移動する見通しだ。 米国側からここにきて直接的な派遣要請はないものの、手薄になるインド洋をイージス艦で穴埋めしてほしい、というのが米の本音とみられている。
[毎日新聞2002年12月5日朝刊]


イラク攻撃を支援したいからこそ、これまで却下されてきたインド洋へのイージス艦派遣が、今回急に決まったのです。 イージス艦を派遣すると、米軍はとても助かるようです。アメリカ政府は大喜びでコメントを寄越しました。 http://www.worldtimes.co.jp/w/usa/news/021206-094142.html
つまり、イラクへの攻撃を止めたいなら、イージス艦の派遣にはNO!です。



政府のいう派遣の理由
1、イージス艦以外に司令部機能を持つ護衛艦は4隻しかなくローテーションがきつい
2、派遣部隊の安全確保と隊員の負担を軽減する
3、居住性が高い


しかしこんな本音も! 「機能的に」使いたい?!
「イージス艦というのは、アメリカと日本しか持っていない大変優れものでございます。 地平線を越えてレーダーを飛ばすことができますから。極めて大きな範囲をカバーできる。 その地域を飛んでいる飛行機とか飛行物体、あるいは船舶をただちに識別をして 攻撃が可能というものでございます。これ1隻1200億円もするわけです。 それを4隻もっている。こういうみなさんの税金を使っている以上、当然機能的に活用するというのが、我々政治家が納税者に対しての 義務ではないか、こう思います。」
(安倍官房副長官 2002.5.13 早稲田大学での講義)

※ イージス艦は、アメリカと日本以外にスペインも持っています



イージス艦ってどんなもの? 特別なの?

◆ イージス艦 ◆ destroyer(デストロイヤー、破壊者)=駆逐艦 (自衛隊では護衛艦という)

 艦隊防空用ミサイル護衛艦。多方向から飛来する対艦ミサイルに対処する。300キロ以上の範囲で、 同時に最大約200個の目標をキャッチするレーダーと、12個以上の目標に対応できる射程100キロを超す迎撃用ミサイルを搭載。
毎日インタラクティブことばより

 イージス艦は、通常の護衛艦に比べ、航空機から潜水艦まであらゆる標的に対する探知能力が格段にすぐれ、多数の目標への同時・連続攻撃が可能です。 収集した情報は、米軍とデータリンク・システムで結ばれ、自動的に流されます。
(しんぶん「赤旗」2002.12.3より)


 この意味することは、イージス艦が派遣されれば米軍は豊富な情報が手に入るということです。 軍事行動はどこから何が近づいているかという情報をとらえながらするものですから、日本のイージス艦から送られてくる情報も当然判断に使われます。 つまりイージス艦は、攻撃をしなくてもて情報をとらえるだけで、米軍の軍事行動の一部となるのです。
 自衛隊はこれまでも給油などの兵站を担ってきましたが、イージス艦を出せば、武力行使、戦闘行動に参加するといってもいい事態に なるでしょう。

こんな見方もあります。

米艦船に代わってインド洋で臨検を行う
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/accuse_sending_aegis.htm

※臨検とは、武力を背景に強制的に船舶検査を行うこと




イージス艦派遣に異議申し立てしよう!


むりやりでも、勝手でも、派遣してしまえばそれまで?
そんなばかな。・・・と思ったら、衆議院には行政を監視する委員会がありました。ここが行政への苦情を受け付けて、監視活動の資料にしているそうです。
国会議員は私たちの代弁者ですから、私たちの声を届けて、行政の勝手な行動にブレーキをかけてもらいましょう。
イージス艦派遣に異議申し立てしよう!


参考:

http://www.kochinews.co.jp/0205/020506editor.htm
 アフガニスタンへの軍事行動以降、米政府は日本のイージス艦派遣にこだわってきた。昨秋の期待感表明に続き、今春には非公式に打診してきた。この時、政府は有事関連法案の国会審議への影響などを理由に、派遣を見送る方針を伝えた。
 それでも米側はあきらめず、先月末、訪米した与党三党幹事長に派遣を正式要請した。
 いかに米側が情報収集への協力を強調しても、イージス艦の性能を考えると、一面だけを見るわけにはいかない。同艦の高性能レーダーは、情報収集のためだけではない。多方面からの攻撃を察知し、迎撃ミサイルなどを発射する。
(高知新聞社 社説より抜粋)


http://www.minaminippon.co.jp/2000syasetu/2002/sya021206.htm
 イージス艦は高度な防空システムを搭載した護衛艦である。情報を米軍と共有すれば憲法が禁止する集団的自衛権行使に当たるとの批判が強く、11月のテロ特措法に基づく対米支援活動再延長の際は派遣が見送られた。 それから約2週間での突然の派遣決定は驚きである。
 政府はイージス艦派遣をアフガニスタン攻撃の支援に過ぎないとしているが、イラク攻撃が始まれば米軍はイラクに戦力を割かれる。それをイージス艦で埋めるとすれば、政府説明とは裏腹にイラク攻撃の側面援助の色彩が強まる。
(南日本新聞 社説より抜粋)


http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2002/12/20021206s01.htm
 日本は憲法で、国際紛争解決手段としての武力行使を禁じている。ところが、対テロ戦争を拡大する米国に引きずられて、日本も武力行使の一体化へ向かってどんどん進んでいるのではないか。  政府が4日、インド洋へのイージス艦派遣に踏み切る方針を決定したことは、そんな恐れを抱かせる。
 米軍艦と共通の情報ネットワークシステム「データリンク」を搭載、イージス艦の情報によって米軍が攻撃することもできる。
 イラクの大量破壊兵器について国連査察が実施されているが、国連の場で戦争回避に努力している最中でもある。 対テロ作戦だから、日米同盟だからといって、日本は米国に追従するばかりの戦争協力で進んでいいのだろうか。
(河北新報 社説より抜粋)

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