ニュースソース : Independent.co.uk
US bomb error 'kills 70'

米軍の誤爆により70人が死亡

翻訳者 : 安廣
Source: 英インディペンデント紙
Date: 2001/12/2

US bomb error 'kills 70'
米軍の誤爆により70人が死亡
By Richard Lloyd Parry in Jalalabad and Justin Huggler in Mazar-i-Sharif
02 December 2001
American air raids have killed at least 70 civilians, and possibly hundreds, in a single night in the biggest bombing mistake of the war, according to pro-Western commanders in eastern Afghanistan. The US military said the bombing "just did not happen".
米軍による空爆で少なくとも民間人70人が死亡、その数は何百という数になる可能性もあると、アフガニスタン東部の西側陣営支持の司令官(訳注:commandersと複数形になっているので、目撃者は一人ではない)が伝えた。米軍は空爆は「起こらなかった」と主張。

(以下の英文は、インディペンデント紙の該当記事を参照)
民間人の死者は明らかに、オサマ・ビン・ラディンが隠れているとされるジャララバード付近のホワイトマウンテンのアルカイダ基地を狙ったB-52が攻撃目標を逃した結果である。マイラジュディン地区(Mairajuddin district)の中心部から30マイルに位置するバルース(Baluth)とアカルカール(Akal Khal)の二つの村で、金曜日深夜、少なくとも50人が死亡。一方、昨日の早朝に行われた空爆ではカマアド(Kama Ado)の村が破壊された。

司令官の一人はカマアドでは死者は20人だけだったと主張したが、地元農民のラル・グルは、人口200人以上の村で生き残ったのはほんの数人だけだと語った。米海兵隊スポークスマン、ブラッド・ロウエル少佐は、米軍は当該地域を爆撃したものの、それは一般市民ではなかったと主張し、目撃者の証言は「われわれのイメージと異なる」とし、「誤爆は起こらなかった」と語った。

一方、マザリシャリフ北部では、数日前に起きた捕虜収容所での暴動で数百人が死亡した要塞では80人以上のタリバン兵士が生存していることが判明。また、タリバンは、カナダ人の記者を釈放した。

米軍機による爆撃が行われるなか、昨晩パシュトゥン人兵士がカンダハル空港をタリバンから一部占拠、またアルカイダ一味も捕らえたと主張。


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【米CNNの報道】
Afghans say more civilians wounded / U.S. denies bombs hit villages
更に民間人が死傷したとアフガンは主張 / 米軍、村への爆撃を否定 : http://www.cnn.com/2001/WORLD/asiapcf/central/12/02/ret.afghan.attack/index.html

【日本の報道】
米軍、カンダハルに最大規模の空爆 【asahi.com】 : http://www.asahi.com/international/update/1201/009.html
米空爆でさらに民間人死亡か アフガン東部 【cnn.co.jp】: http://cnn.co.jp/2001/WORLD/12/03/CivilianCasualityAgain.03/index.html
米軍、アフガン東部の村爆撃、民間人死亡を否定 【cnn.co.jp】: http://cnn.co.jp/2001/WORLD/12/02/DenyVillageBombings.02/index.html


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