白川郷では木の根っこのほうが曲がっているのはなぜかな? |
白川郷は日本でも有数の豪雪地帯で、雪は2メートルくらい積もるんだ。 凍結した雪はとっても重たくなるんだよ。だから、根っこのほうが雪のカで曲がっているんだ。 雪で曲がっても折れない我慢強い木と凍結した重たい雪は、どっちが強いんだろう? ‥・木だよね。自然の厳しい姿を一本の木から学ぶことができるんだ。観察が大切だよ。 それから、合掌造りの建物にはこのような雪の重みに耐えた強い曲がった木を使っているところがあるんだよ。 気づいたかな?この材のことをチョウナパリ〔チョンナバリ〕というよ。根っこのほうが曲がっているその形が手斧(ちょうな)のようだからこの名前がついたんだ。 雪の重みに耐えた強い木を使うことによって、構造も強化されるし、材料の省略にも役立っているんだよ。 質問に戻る |