03年春・宜野湾キャンプ紅白戦情報
紅白戦最終成績
コックス :出場無し
Tウッズ :3試合 8打数 2安打 .250 1打点 1HR 0二塁打
ホワイトサイド:1試合 2回 5被安打 3失点
<紅白戦第1戦:ウッズのライトはあるのか?>
2月12日に行われた紅白戦にTウッズが出場。試合途中にファーストからライトに移った。
コックス故障直後の首脳陣の方針としては、ウッズはファーストに専念させる予定であった。しかし一塁手コックスの復帰が当初の予想よりも早まったために、外野手としての起用をテストすることになったものと思われる。
ウッズは1Aロックフォード・エクスポズ時代に外野手を守っていた経験がある。ウッズの外野起用が可能となれば、ペナントレースで一塁コックス、ライトTウッズという強力打線が見られるかもしれない。
なお、この日のウッズは2打数無安打と快音は聞かれなかった。
<紅白戦第2戦:ウッズ初ホームラン。ライト守備も>
17日に行われた紅白戦で、Tウッズが待望の来日一号を放った。四回二死無走者の第2打席で稲嶺のスライダーを強振。思い切り引っ張って左中間深くへ運んだ。Tウッズはこの日3打数1安打1打点。
この日の守備位置はDH→ライト。
Tウッズ「芯(しん)でとらえたから打った瞬間、入ると思ったよ」「いまは結果より、打席での感覚やストライクゾーンの確認など内容を重視しているんだ」
ホームランを打ったウッズ
<紅白戦第3戦:ホワイトサイド、初登板>
20日の紅白戦にホワイトサイドが初登板。最速146キロを記録したが、2イニングを投げ、打者11人に5安打3失点。三振はウッズから奪った1つだけと不本意な投球だった。
この試合の結果を受けて、スポニチとスポーツ報知がホワイトサイドの実力を疑問視する記事を掲載しています。
まず、ホワイトサイドの持ち球はツーシーム、スライダー、チェンジアップとのことですが、「決め球がないことは明白だ」(スポーツ報知)。「変化球を投げる際、体が開いて腕の振りが鈍くなる」(スポニチ)
また、走者を背負ってもクイックで投げず、けん制を1球もしなかったことから、二紙はホワイトサイドはクイックが苦手なのではないかと推測(というか断定)しています。これに対し森投手コーチは「(クイックは)やればできると思うが、オープン戦に入ればボークを取られる動きが2、3回あった。しっかり注意しないと」とコメント。
なお、Tウッズはスタメンファーストでフル出場。3打数1安打。
ホワイトサイド「初めての実戦にしては思い通りに投げられた。球速も開幕までにはもっと上げられると思う」
山下監督「球がなかなか走って来ないという報告は受けていた。それとクイック。日本のクローザーには特に必要になってくるから」
小谷投手コーチ「ブルペンよりはスピードが出てきている。これからだよ」
中嶋捕手「今のところ三振が取れるタイプじゃないね。ペドラザ(巨人)もそうだったし、一概に悪いとは言えない」
課題を露呈したホワイトサイド
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