もっともっと、もっと愛し合いまっしょ!
今日友達に「お前らアジア人は黄色いからシンプソンズだ。」って言われた社長です。

話は「毎度!」という僕の挨拶に続く。
それはいつの事かは忘れたが、ずっと後で野口君ともっと仲良くなってから
彼から聞いた話だった。

野口「今日たまたま英子さん(私の大学から来ているもう一人の交換留学生。
※私はもちろん彼女との間も最初は距離を作っていた。) に会ったよ。」

社長「へぇ〜。どやった?なんか言ってた?」

野口「社長の話が出てきたよ。『あの人いっつも【毎度!】って挨拶するでしょ?あれ、わざとだよ。
大阪人は皆ああいう風に挨拶すると思わせようとしてるんやで。』って言ってたよ。」

…。
今だから笑って話せるし、彼女とは当時まだ距離もあったせいか私は正直あの時御立腹した。
私が「毎度」と挨拶するのは癖である。
確かに「そんな奴おらんわシリーズ」に出てきそうであるし、
彼女の見解はある側面で正しい。
私を良く知らない人からすれば、大阪でもない土地で、
誰彼かまわずそんな挨拶をしていれば、
「あの子、絶対大阪弁に、関西出身であることに異常なほど誇りを持ってるで。ゲロゲロ〜」
と思われて当然である。
しかし、癖なのだ。イタい癖かもしれないが。

しかもそう言われていることを知ってしまった以上、
止めるわけにもいかなくなってしまった。
今更止めると、
「あの子、言われてるの気付いてから大阪大阪した表現使わんようになったで。
やっぱりわざとやったんやわ。」
と思われるだけだ。
更にこのまま使い続けても
「あれ絶対わざとやで。」
と言われ続けるであろう。
イタい評価を得ているにも関わらず私は「毎度!」と挨拶をせざるを得なくなってしまったのだ。

まぁ「毎度!」に関する話はここまでにしておいて、
話を初めてのセックスに戻そう。
そう、あれは中学3年の卒業式の前日だった。
中学生の内にセックスをしたことがあるという事が
ステイタスになると信じて止まなかった私は…。

多分これ↑で笑った人はいないだろう。
私のボケはおもんなくなっていく一方である。

さて、野口君とは道で見かけた時に挨拶をする程度だった。
しかしある日、マルタ(野口君のHP参照)という同じ寮だが別の棟に住む女の子が私にこう言った。
「コノ寮ニモウ一人日本人ガ住ンデルノ知ッテル?ソレモ私ノ向カイノ部屋ニ。ケイイチロウッテイウ子ナンダケド。」
別に彼女はロボットであるわけではない。
非日本人らしさを強調したかったので敢えてカタカナにしただけのことだ。
びっくらこいた。
それまでこの寮に住んでいる日本人は私だけだと思っていたし、
まさか啓一郎君が住んでいるとは。

早速私は啓一郎君を訪ねた。
そこでその「毎度!事件」が起こったのであるが。
その時、取り留めのない話をして、一応身の上話も持ち上がった。
私は当時、例の前の彼女に振られて落ち込んでおり、
生活の大半を彼女について考えることに費やしていたので
もちろん私の主題は「彼女」に移った。

すると、なんと彼も同じような時期に彼女に振られていたのだ。
自分だけが不幸の主役じゃないとわかった私は小躍りした。
失恋のストーリーを二人で語り合うと
状況まで恐ろしく似ていた。
細かいことは忘れてしまったが、多分野口君が書いてあると思う。(野口君のHP参照)

野口君のHP参照)がやけに目立つがその通りで、
実際、彼のHPを見てくれれば私がここまで精を出して下らない前後のストーリーを執筆している意味は無いような気がする。
いっそのこと彼にこの話の続きを書いてもらおうか今思案している最中だ。

ちなみに、彼の元彼女の写真を彼は今でも大事に温存している。
その時にその写真を見せてもらったのだが、
あまり可愛くなかったので反応に困った。
その時はそれほど腹を割って話せる仲ではなかった。

精神的に疲れ果てていた私達は、
お互い傷の舐め合いをした。

そんなこんなで野口君についていろいろわかってきて、
彼との距離は縮まっていった。

しかし、
しかしである。
既に寮の自分のフロアで固い友好関係を築いていた私は
その後彼の部屋を訪れるわけでもなく、
日を追うごとに非社交的に、非社交的になっていった。
これは私が犯してきた過ちから来るものでもある。
日本の大学で広く浅くの友好関係を築いてきた私は
少しの時間しか共有しない、後になって大した思い出も残らない
希薄な友好関係にはうんざりしていたので
少数の真の友人を大切にしていた。

その後彼と再会したのは多分マルタの新年会でだった。(恐らく野口君のHP参照)
恋のその後の行方を尋ねると、
何やら前の彼女から手紙が来たそうで、うろ覚えだが
「お元気ですか?あなたが………」と、ありきたりの出だしで始まり、
良くある別れた後の「保険」(「世界大戦」参照)を匂わす内容であった。
そして最後は
「もう手紙も書きませんし電話もしません。あなたと一緒に過ごせて楽しかった。さよ       」
そう。「さよなら」でなく「さよ」で終わっていた。
もうそれは私にすれば魔法に近い「数学の公式」ほど素晴らしいデキであった。
「ドラマの見過ぎじゃねーか?絶対ワザとだろ。」と二人で盛り上がった。
二人とも、悲しみの時期を通り越して、
ベクトルは既に「怒り」に向いていた。

野口君の彼女も新しい彼氏を既に見つけたらしく、
その点でもやはり似通っていた。
しかし状況は彼の方が辛かったのを覚えている。
そこで私は、「自分だけが不幸の主役じゃない」を抜け出し、
「世の中には自分より不幸な人がいるんだ。自分が一番下じゃないんだ!」の立場にのし上がることができ、かなり癒された。
お互い前の彼女について愚痴り、罵り、
やはりこの時も傷を舐め合ったが、
私の傷は彼の御陰で生傷からかさぶたまで回復したし、
彼の不幸な話を聞きながら安堵したことを正直に述べておこう。
彼の話にしっかり耳を傾けていたのだが、
私はそれによって癒されていたので私の口は緩んでいたと思う。

という風に私は主に失恋に於いて彼と多くの共通点を持っており、
何か不思議な感じすらした。

どうも私は書き出すと、パチパチハジけて最後には火が手に当たって
熱くて持ってられない手持ち花火のようにいろんな方向に、
且つゲルマン民族大移動の如く果てしなく遠いところまで脱線してしまうので
なかなか本題が進まないようだ。
今日は調子がいいのかもしれない。

ということで続きは其の三に移ろう。

皆さん、其の三も見て下さいね〜!
じゃ〜んけ〜んポン!
ウフフフッ。

〜其の三に続く〜

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