好き好き好き好きスキっスキ、あ、い、し、て、るっ!
こんにちは。
以前の徒然草失恋編を読み返し、
自分でも気分が悪くなった社長です。

さて、ドイツに来てからというもの、いくらコンセプトが
「量より質。従って毎日のように更新するわけではなく、いいネタが入ったら、書きたいことが浮かんだら更新。」
とはいえ、消滅説が流れ出す程サボっていたので、
さすがにそれはマズいと思い、少しは定期的にアップすることにした。

この考えに至るまでには色々と事情がある。
それについて述べていくにおいて「野口啓一郎」君(アヤトジャパン初登場)の存在は欠かせないであろう。

彼は同じくドイツはゲッティンゲンで一年間学ぶ、千葉大学からの交換留学生である。
彼との出会いは時を遙か遡り、10月3日木曜日だった。
何故そこまで正確に記憶しているのかというと、
実は彼もHPを持っており、留学の最初から現在4月12日に至るまで
あだ名が「マメ男」であってもおかしくないくらいマメに留学記を綴っているのであるが、
そこからその日付を検索した。
彼の留学記にも関わらず、私でもどの日にどんなイベントがあったか調べる事ができる。
実に便利である。
そう、ここからも既にわかるように私と野口君にはやけに共通点が多いのである。
それは以下で述べるとして、話を元に戻そう。

さて、10月3日に私は新入生ガイダンスに参加した。
正確にはガイダンス「2日目」なのであるが、私は何日目かを忘れていたので
これも野口君の留学記から検索した。
しかも今気付いたのだが、今回私が綴っている文体も、
彼のHPのそれに非常に近い。
見ている間に影響されてしまった。

実は完全な出会いのストーリーが野口のHPに既に綴られてあるので、
リンクしてそれを見てもらった方が早いし、
私もキーボードを叩かずに済み、楽なのであるが。

思い立ったが吉日ということで著作権を無視して彼のHPからコピペでパクる事にした。
以下は野口君の留学記から抜粋したものである。

「私の班は、中国人2人、日本人3人、アメリカ人、という構成。日本人同士でも面倒くさいのでドイツ語で喋る。なぜ なら、日本語で話すと、ドイツ語で翻訳することを要求されるからである。そのゲームの間、劇を考えなければならない。劇を考える。 昼ごはんを食べ、戻ってくる。ドイツ語をたくさんはなす。ドイツ語に口がなれる。ドイツ語の重要なのは語順である。必ず動詞を二番目にいわ なくてはならない。もし接続詞を先に言うと、接続詞、動詞、主語という語順に変える。常に順番を意識しなくてはならない。また、移動を表す動詞、状態を表す動詞を過去形で表すときに、助動詞の語句を変えなければならない。また枠構造という面白い構造をとる。これが複雑である。助動詞で現在形を現して喋るとき、助動詞は二番目に来て、動詞は最後に喋らなければならない。活用は不定形である。喋っている間に、語尾の動詞を現在形で言うべきなのか、完了形で言うべきなのか忘れてしまう。そういう場合はもう一度言い直さなければならい。 その後の劇、私はドイツ語の劇は実はなれている。もう5回以上演じている。ドイツ人の集まりに劇は付き物なのだろうね。 さて、私たちの劇。私は残念ながら主役をできなかった。もう一人の日本人が主役を演じたが、これが非常にうまい。ストーリーはドイツにおいて の手続きのパロディー。先ず部屋を借りようとする。部屋を借りるためには、銀行口座が必要だ。そして、銀行にて。銀行口座を開設するには滞在ビザが必要である。ビザを取りに市庁舎に行くと、ビザ発行には先ず学生保険証が必要である。そこで保険屋に行く。すると、保険口座を開設するには引き落とし口座が必要である、という。結局この日本人は何もできないまま一日を終える。そして、トイレに行くと、お金がない。お金がなれけば、トイレにいけない。という落ち。これをドイツ語でやると、非常に面白い。 ドイツ語の劇は慣れているが、「劇はアドリブでいいでしょ。」という。つまり、その場でせりふを考えなければならない。私は銀行員の役。比較的 簡単な役である。3回ほど通したあと、本番。非常に評判が良い。会場から大拍手!結局われわれのチームが優勝。映画券5ユーロを得ることに。」

まぁ要するに、班分けをしてたまたま野口君と同じ班になったのである。
そして一緒に行動を共にし、半ば無理矢理やらされていた劇も上手くいった。
これが出会いである。
今だから言えるが、私の癖として「人を疑ってかかる」のがあるので、
その時は距離があった。というか誰かと知り合う時、いつでも私が距離を作っている、
つまり原因はいつも私にあるのだが…。

そんなこんなで一緒に劇を演じた仲間であったにも関わらず、
彼とは軽く知り合いになった程度でその新入生ガイダンスは幕を閉じた。
そんな彼の印象はそれほど悪くもなく、
むしろ日本人で、知り合った初日の評価としてはかなり高得点だった。
その時の評価内容を述べておくなら、
「ふん、地球人にしてはなかなかだな…。」と言ったラディッツに相当する。
つまり「関東勢にしてはこの人なかなか面白いな。」というようなもんである。
こちらが振ったらノってきてくれたし、
ボケてもちゃんと取りこぼさずツッこんでくれた。

ここで説明しておかなければならないが、
実は外国にいて、日本人といる時の方が気を遣うのだ。
他国籍の人といる方が遙かに楽だ。
彼らとなら微妙なニュアンスを感じ取れないというのが原因かもしれないが。
だから、日本にいる時から人間を疑って疑って、裏をかいて、騙されないように、と生活していた私は
もちろんこっちでも日本人に対しては特に距離を形成していた。
さらに私は東京の笑いを過小評価する癖がある。

脱糞、もとい脱線しまくりだが、その後かなり長い間彼とは全くと言って良い程繋がりがなかった。
悪い人ではないし、なかなか面白い人だとわかっていたので
道で見かけた時はちゃんと挨拶をした。
もちろん挨拶は「毎度!」である。
これについてはあるエピソードがあるのだが後日また綴る事にしよう。
いや、気が変わった。今まとめて綴っておこう。
というか、あまり長くなりすぎると読んでいる人も
疲れてくるので其の二に移そう。
これでおしっこに行きたいのに我慢していた人も
トイレ休憩を取ることができる。
しかしこんなに長い物を書いて、自分もつくづく暇だなと思う。

皆さん、其の二も見て下さいね〜!
ん、がっ、ぐっぐっ!

〜其の二に続く〜

社長の徒然草メインへ
トップページへ