先日、四年間付き合ってきた彼女に
ついに別れを告げられました。
僕が悪かったんです。
一つも連絡よこさなかった。
仕事で疲れてて、誰かの優しい声が必要だとわかっててもしてやれなかった。
捨てられるのも当然です。

今回もそうでした。
おばあちゃんやミャオの時にあれだけ悲しい思いをして、
人生の教訓を得たにもかかわらず、
またもや失ってからその大切さに気付きました。
きっと彼女は永遠に自分の側にいるとでも
都合よく考えていたんでしょう。

今までいっぱい喧嘩した。
その分いっぱい仲直りした。
いや、「できた」という方が正確でしょうか。
今僕は、彼女から遠く離れている。
どうしたらもう一回話し合って、お互いの感情ぶつけ合って、
何が悪かったか、次からどう上手くやっていけるか、
二人で考えられるでしょうか。

別れた後数日して、今まで一緒に過ごしてきた思い出が
いっぱい蘇ってくるんです。
そしてそれがまたつらい。
一緒に海岸歩いたこと。
初めて二人一緒にプリクラ取った時のこと。
手編みのマフラーをくれた時のこと。
まだ付き合いたての冬、二人で家の近所の空き地に星を見に行ったこと。
初めての年越し、二人ヨットハーバーでワインをあけた。
そんな何でもないような、
こうでもならないとあまり思い出さないような事が、
今となってはすごく大切だった時間として
僕の心を裂くんです。

以前、ちょっとした事情で別れた時は
ハイスタが助けてくれた。
別れた後、彼女は梅田かどっかに遊びに行ってたんですね。
そしたらどっかの車からハイスタが聞こえてきた。
僕達が若かりし頃っていうのはハイスタの全盛期だったんですね。
ドライブ行った時や、家で一緒に口ずさみました。
だから僕達にとっては特別なバンドなんですね。
で、梅田でハイスタ聞いた時、彼女、
「あ、やっぱりあの人やわ。」なんて思ってくれたんです。
それでまた頼を戻すことができたんです。

でも今回はもうハイスタは助けてくれない。

見苦しいのはわかっていましたがあがきました。
それほど好きだったから。なんとしても失いたくなかった。
花キューピッドで花束を贈りました。
メッセージカードには
「今でも好きやから、最後のチャンスをくれ」って書いてもらいました。
恥ずかしいからドイツ語でですけど。

一週間毎日一枚づつポストカードを送りました。
「ごめん、俺が悪かった」って。
自分の思いを伝えまくった。
書きながら、自分がどれだけ彼女にひどいことをしてきたか、
杜撰に扱ってきたかがわかりました。

どうして僕はいつまでたっても
後悔するタイプの人間なんでしょう。
何回後悔したらそれがわかるんでしょう。

お前ともう一回しょうもないことで笑いたいよ。
しょうもないことで喧嘩したいよ。

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