12月20日 大江川年末清掃大会の報告

●主催 EverFishing東海、東海バスクラブ
●協力 岐阜県海津町役場ランカーパラダイス【Gigabass】、月刊FishOn、(社)全日本釣り団体協議会、海津青年クラブ、FANGLER,日本スポーツフィッシング協会、NHK、(財)日本釣振興会
●協賛企業 (株)スミス、日本たばこ産業(株)、(株)ラッキークラフト、(株)ポッカコーポレーション、(株)サンライン、(株)ティムコ、(株)シマノ、(株)がまかつ
●協賛釣具店 pro shop オレノ(岐阜県海津町)橘屋商店(岐阜県海津町)、ルアーステーション大江川(岐阜県海津町)、fishing shop ITOH(名古屋市熱田区)、つり具のイシカワ(愛知県碧南市)
●協賛HP Basser’sLink僕のおび釣り日誌北浦のルールとマナーを守る会JIJI’SFACTORY波止の釣りBASS CLUB Anglersクリーンアップ青野ちょろばさホームページ
●開催内容  ・歳末にかけて忙しい、冬で釣りにくい時期にも関わらず110名のご参加をいただきました。
 ・岐阜県海津町町長様から、釣り人への要望、海津町のゴミの量・ゴミ処理費用等のご説明を頂きました。
 ・海津町役場住民課様から、海津町のゴミ分別方法のご説明を頂きました。
 ・釣り実績の5エリアに分散して、ゴミ回収作業を行いました。
 ・プロショップOreno店長の武山さんから大江川ポイント紹介を、各ゴミ収集エリア毎にして頂きました。
 ・回収されたゴミは道路脇に固め、海津町役場住民課様により軽トラックにて集積されました。
 ・当初集積されたゴミは当初、全員で分別する予定でした。しかしあまりにも多いため、海津町役場様が業者
  に委託し処分されました(軽トラック4台半)。
 ・プロショップOreno店長の武山さんから「大江川の冬の釣り」講習をして頂きました。
 ・最後にEverFishing東海から東海地方の釣り場の現状を説明しました。
 ・清掃大会を終えてから、協賛企業・協賛釣具店の協賛品を参加者で分配しました。
 ・お昼〜ミニ釣り大会中、ランカーパラダイス【Gigabass】様から「ハンドメイド・ラバージグ講習会」が催され、
  作り方の説明、ゴミ拾い資金チャリティー即売会が行われました。売上金は、ゴミ袋・軍手の購入資金に当
  てられます。
 ・午後から東海バスクラブ様からミニ釣り大会が催され、綺麗になった釣り場でみなさん思い思いにブラックバ
  ス釣りを楽しまれました。
 ・協力、協賛企業、協賛HPは参加者全員にちらし配布にて紹介いたしました。
 ・この活動内容は、月刊FishOn2月号にて掲載されます。
 ・この活動内容は、12月20日の昼・夕のNHK地方版にて報道されました。
●清掃を終えて 1998年の締めくくりとして、大江川年末清掃大会を行いました。水の郷・岐阜県海津町を流れる大江川は東海地区で最も有名なブラックバスの釣り場です。年末にかけて一番忙しい時期、ブラックバスの釣りにくい時期、寒くて外出すらしたくない時期にも関わらず、110名の方が参加されました。釣り人の結束、そして情熱を感じました。大江川年末清掃大会の運営に関わった者一同心よりお礼申し上げます。

先ず開会式の際、海津町町長様よりご挨拶を頂きました。町長様はお話の中で海津町のゴミの量・ゴミ処理費用等について触れられました。平成9年度の燃やせれるゴミ:1292.14t、燃やせれないゴミ:325.1t、ビン:119.99t、缶:84.98t。平成10年度より始められたビニール・プラスチック:59.82t、ペットボトル:114371本(4〜10月累計)。平成9年度のゴミ処理費用:4000万円。いかに海津町のゴミの量が多く、そして処理するにはいかに多大な費用かが分かりましたね。この海津町のゴミは釣り人だけではないにしろ、釣り人によるゴミの量が多い事は事実です。我々釣り人はより釣り場のゴミ問題により関心を向けなければならないなと痛切に感じました。
そして役場住民課様からゴミ分別方法の説明を頂きました。海津町はいかにゴミを細かに分別され、また資源として使えれる物はリサイクルされているかが分かったのではないでしょうか。このゴミ拾いイベントに用いられた軍手は海津町役場様からご提供頂いたのですが、リサイクルで作られたものです。丈夫に作られ何度でも使えれますから、参加された方々には長く使って頂きたいと願います。

多くの方が集まられたので、東大江川エリア、大江川合流エリア、深浜エリア、ショッピングセンター裏エリア、札野エリアの5エリアに別れてゴミ拾いを行いました。私は東大江川エリアを引率しました。このエリアは地元の方がよくゴミ拾いをしているのであまりゴミの量はないと思っていましたが、みかん箱大の釣り糸屑、乳母車、ベットのスプリング等をはじめ様々な大型のゴミも落ちていました。特に釣り糸屑が多くありました。少しだけ手間をかければ持ち帰れるのですが捨ててしまってますね。
少し時間をかければ持ち帰って家で捨てる事が出来ます。近くにゴミ箱もあります。自分のゴミは自分で持ち帰る事も釣り人のマナーの一つですから、出来る事は守ってみませんか。
深浜エリア、ショッピングセンター裏エリア、札野エリアはあまりゴミ拾い活動の対象範囲に入ってないためか、かなりの量のゴミがあり、予想以上の時間がかかりました。

大江川事情に最も詳しいproshopOreno店長:武山さんから、ゴミ拾いエリア毎で「釣り場ポイント講習会」が催されました。参加された方々は武山さんのポイント情報の多さ、釣り方の懐の深さには驚かれたと思います。より釣り場に慣れ親しんで頂けたのではないでしょうか。

ゴミ拾いを終えたから全員で手分けしてゴミ分別作業を行う手筈でしたが、あまりにも集積されたゴミが多いため、海津町役場様の好意により業者に委託する事になりました。軽トラック4台半ものゴミが集められたのですが、これを業者に委託すると恐らく10万円以上はかかります。海津町のゴミ処理費用は海津町の住民からのお金で賄われています。我々釣り人はこれ以上迷惑をかけたくないですね。

ここ海津町のみなさんは毎月のペースで大江川の清掃活動が行われています。2週間前の12月6日にも町をあげてゴミ拾いイベントが行われたにも関わらず、今回のゴミ拾いイベントで多くのゴミが集められました。私達釣り人がこのままゴミ問題に関心を持たなかったら、住民の方々の怒りが溜り近い将来には釣り禁止となってしまうかも知れませんね。

自分達が使っている釣り場のゴミを拾う・釣り場のゴミを持ち帰る事も、釣り人のマナーの一つだとEverFishing東海は考えています。50cm以上の大物ブラックバスは誰にでも釣れませんが、ゴミを拾う事は誰にでも出来ます。EverFishing東海は誰にでも出来る釣り場のゴミ拾い活動を今後引き続き行います。

釣り場のゴミ問題はテレビ・新聞・雑誌・インターネット等のメディア上で起きているのではありません。釣り場で起きているのです。釣り場にいる釣り人自身が行動を起こさない限りこの問題は解決されないと考えています。出来る事から先ず行動を起こしてみませんか。

「大江川年末清掃大会」は、地元の海津町役場様や住民の方々、釣り場を取り巻く企業様、東海圏内の各釣具店様、各地の釣り団体様、テレビ・雑誌のメディア各社様、そしていつも楽しませて貰っている釣り人のみなさんから協力を得る事で無事成功を収めました。ご協力頂いた皆様に重ねてお礼申し上げます。
参加頂いた皆さんから、このイベントで感じられた事が知り合いの方や家族の方に話されると思います。この活動の輪が徐々に東海圏内に広がって行く事を、私達EverFishing東海は願ってやみません。

最後にこの運営に関わって頂いた海津町役場様、東海バスクラブ様、ランカーパラダイス【Gigabass】様をはじめとしたみなさんのお力添えなくして、これほどの成功はなかったと思います。快く様々な作業を引き受けて頂きありがとうございました。

また年に1度は「大江川年末清掃大会」のような大きなイベントを行います。来年もEverFishing東海を宜しくお願いします。

※上記の紹介は順不同です。
報告:小山

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