ファイナル・ファンタジー8
飛空挺ラグナロク
◆飛空挺ラグナロク
全長:108m
全幅:77m
全高:着陸時54m 飛行時65m
最大速度:秒速11.8km
乗員:最低4名(操縦手・副操縦手兼無線手・主砲・艇長)の他10名程度可
武装:609mm荷電粒子ビーム×1 152mm多銃身レーザー×2
主機関:反応型12段圧力タービン(推力22500kg)×2
補助機関:反応型6段圧力タービン(推力2480kg)×4
基準排水量:(推進剤・弾薬・乗員などを乗せない場合)2850t
公試排水量:(推進剤・弾薬などを積んで航行中の場合)3134t
最大排水量:(推進剤・弾薬・乗員を満載した場合)3450t
(出典:SP情報局、FF8、乗り物)
また大気圏外航行も可能であり、気密も完璧。
だから多分海底にも潜れるとおもう(笑)
そんなラグナロクにやっと辿り着いた二人の話。
☆ ★ ☆
ようやくリノアを助け出したスコールだったが、
リノアが両手を広げて立っているのを見て困惑している。
(なんだ?…)
「ハグハグ」
(は?)
宇宙服を脱ぎ捨てた二人。
スコールはとりあえずこの艦内を調査してみようと考えているのだが、
リノアの行動に対応できないでいた。
「もう…」
リノアはそんなスコールを見てちょっと怒ったような顔をしてみせたが、
突然そのままスコールに抱き着いた。
「…リ…」
「スコール…せっかく助かったんだもん…
スコールのこと感じていたいよ…
こうして…生きていること確かめたいよ…」
昂ぶっていた感情が抱き着いたことで溢れ出した。
リノアが半分泣きそうな声で言う。
「…死ぬかと思った…
私…魔女になって…止められなくて…
何もない所に放り出されて…
あぁ、私死んじゃうんだな…と思った…」
スコールは何も言えずに軽く手を回してリノアの頭を抱き寄せる。
「…でもね、スコールが来たの。
スコールが来てくれたの…
夢だと思った…死んじゃった私が夢を見ているんだと思った…
でも…こう…して…生きていて…」
リノアはすでに泣きじゃくっている。
溢れ出した感情を留めるものも無いままに。
「…リノア…」
「…スコールが居て…」
スコールの手に力が入る。
「ねぇ…私生きてるよね?
死んで…ないよね?!」
「生きている…リノアは生きている
俺が…こうして…抱いているから…」
リノアが顔を上げる。
涙に濡れた頬、くしゃくしゃになった顔。
でもスコールの目には綺麗に映った。
我が手の中の泣き顔の天使…
二人は顔を近づけると、キスをした。
☆ ★ ☆
唇がふれあう。
感情が昂ぶる。
服を通してリノアを感じる。
服を通してスコールを感じる。
直に触れあえたら…
もっと確かに感じ合えるのに。
二人の想いは混ざり合う。
唇がふれあう。
感情が昂ぶる。
唇がもう一度離れた時、
心臓は高鳴り、
息は荒かった。
いつのまにか、邪魔なものは無くなって、
直接に肌と肌が触れあえた。
手が服を脱がしていた。
手が肌に触れていた。
生きていることを求めて、
二人は触れ合っていた。
☆ ★ ☆
スコールは上になってリノアを押し倒すような格好になっていた。
二人の手はしっかりと握り合っている。
スコールは少しずつキスをずらしていた。
唇から首筋へ。鎖骨から、胸へ。
小さな突起に触れると、リノアがびくりと震えた。
スコールが手を放して、リノアの白い脇下を抱える。
そうやって身体を固定すると、柔らかい膨らみの色の変った部分を軽く口に含んだ。
リノアは無言でスコールに身を任せていたが、
スコールの口はさらにリノアを責め立てた。
ぬめりとした舌が乳首を這いまわり、
堅くなったそれを吸い上げる。
ついに耐え切れなくなったリノアは両手でスコールの頭を押さえつけた。
「…はぁ…はぁあっ…」
「うぷ…」
急に顔を弾力性のある膨らみに押付けられて、
息が出来なくなるスコール。
その手をゆっくりと、だが力強く取り除けると、
身体を引き上げてリノアにキスをした。
そのまま慎重に身体を重ねる。
スコールの男性がリノアの女性に触れて、
彼の最も敏感な部分が彼女のもっとも敏感な部分と擦れ合う。
それだけで派手に感じてしまう二人。
スコールはリノアを壊してしまわないように、
やさしくその部分同士を触れ合わせる。
リノアはその部分がしっとりと濡れてくることを感じた。
触れ合わせることがさらに容易になって、
スコールが動くたびに今まで感じたことの無いような快感が、
気分が昂ぶってくるのを感じた。
スコールもリノアのその温かくて柔らかい部分の感触を充分に享受していた。
しかしそれ以上はない、やはりもっと…
「リノア…もっとリノアを感じたい…いいか?」
それを聞いてリノアは期待と不安に身体を震わせた。
しかし、増幅されつづけた感情は別の言葉を選ばせる。
「…私も…スコールを…もっと…カンジさせて…」
唇を軽く触れあわせると、スコールは身体を動かした。
熱くて堅いごりっとしたものがリノアのその部分に侵入してくる。
「…うぁ…ス…スコールぅ…くふぅっ!!」
「リノア…くっ…」
やがてスコールのそれはリノアの中にすっぽりと収まった。
熱い男性を受け入れたリノアの女性は温かく、だが締め付けながらそれを迎え入れる。
昂ぶった心が、身体を充分に準備させた。
容易に融合した二人は、少しずつ動くたびに快感の階梯を上り詰めていく。
「…ああう…はあっ…スコールぅ・・・カンジる…カンジるよぉっ!!」
「…俺も…リノアを…感じてる…」
荒い息と共に紡ぎ出される言葉。
もっと双方を求めようと、身体を動かす二人。
そして…
「くっ…リノア…リノア!!!」
「スコール!…スコール!…私…すごくスコールを…感じてるっ!」
ひときわ激しい動きと共に、二人は至福の内に果てる。
互いを感じ合う恋人達は、そのままずっと抱き合っていた。
☆ ★ ☆
「俺は人が…抱き着けたり出来るものだと思わなかった…」
ぽつりとスコールが言う。
「記憶があるころから…一人だったし…
誰かと…こうやって…抱き合ったりするなんて、無いと思ってた」
「私に出会ってからは?…」
リノアが静かに問う。
「…すごい勢いで自分が変ってく…はっきり言って…恐い」
手を握り締めるスコール。
「私だって…すごい勢いで変ってく…
でも…スコールが助けてくれるなら…安心して変れる」
その言葉にリノアを見つめるスコール。
「だから…一緒に変ろ?
助け合おうよ…何時までも」
「…ああ、いつまでも…」
そうして二人はキスをした。
あとがき
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Page written by Eque Somatoya
Novels written by Souma Toriya