突撃！パッパラ隊

水島の不調

素っ頓狂和国…あっ！こういう意味だったのか!!
は、置いといてスットン共和国最精鋭?部隊パッパラ隊の基地は最前線にある。
だから基地にはいつも最重戒厳体勢が敷かれており、
隊員は戦闘態勢に付いているはずなんだが…

「で、ランコ…なんで起きたらベッドに縛り付けられているんだ？」
「だって…一度触ってみたかったんだけど水島クン抵抗するんだもん」
「え？」
「うふふふふ…健全な少女の欲求に答えなさーい」
「だぁーっ!!やめろぉー!!」

ランコの白い手が水島に伸びる。
さわさわ…

「あぁっ…」
「…」
感極まった声を上げるランコ。

「ありがとーっ満足したわ！一度触ってみたかったのよ、水島クンの顔の前の大きな髪の毛！」
「何だったんだ…」
茫然自失とした水島を置いて帰って行くランコであった。

終わり

☆	★	☆

ふっ、終った。
さて、次は封神演義だ。喜媚ちゃーんｩ

ズガガガガガガガガッ!!!

「おー、読者の怒りの銃撃ですね」
わっ、分かりました真面目にやりますって。血が出てるけど。

「分かったら頑張りなさい」
ははぁ…ってお前はとびかげ…なんでここに居るんだ。

「それは…秘密です」
お前の名前を漢字で書くと飛影になるのも秘密か？

「はっはっは、また会いましょう明智クン」
相馬だっ!!
しまった…相馬が作品に出てきてしまった…禁じ手その３だったのに…
とびかげのせいだ。

あ、相馬は飛影のファンなんですよ。知ってました？
ズガガガガガガガガッ!!!

作者を狙った凶悪なる銃撃は悉く(ことごとく)相馬を外すのでありました。
ふっ、作者特権…
閑話休題(それはさておき)

☆	★	☆

「出席をとるー、宮本！」
「はい！」
「海岸ー!!」
「へい！」
「ランコ！」
「はーい!!」
「水島!!」
「はい…」

いつに無く元気が無い水島。それをみたランコが声を掛ける。
「何よー水島クン元気が無いわね」
「いや…なんでもない…」
本名を後光院・アリスン・ブランディ・メルセデス・ローズマリー・フォン・ランコという彼女は
ながい金髪を後ろにたらした美少女である。御年19歳。

「隊長…早退します…」
席を立つ水島。

「水島どうしたんだろうなぁ海岸？」
「はは、それはブルーディじゃないか？宮本」
「いやぁ欲求不満じゃないのか？」
「溜まってたら危険だな。爆発するかも…」
「はっははははははは!!」
冗談のタネにする宮本と海岸。

「そうだったのね！水島クン！
この私が気付いてあげられないなんて…」
キラーン…周囲の隊員の目が光る。
「そうだよランコちゃん!水島の彼女としては欲求不満を解消させてあげないと！」
「嫌がるかも知らないけど…無理矢理にでもしてあげなくちゃ！」
「そうそう、定期的に抜かないとオトコのアソコが爆発して結婚できない身体に成るんだよ！」
「今すぐにでもなんとかするんだ！」
「そ、そうね！待ってて水島クン！私がすぐにでも治療してあげるわ！」
いつのまにか看護婦ルックに着替えたランコが水島を追いかけていった。

『作戦成功』
ぐっ!
隊員たちは超常的な精神感応により、瞬時に連絡をとりあい、今回の作戦を成功させたのだ。
「工兵の杉野君」
「おう」
「カメラの準備はいいか？」
「当然…」
「ふ…水島がイイ思いをするのは我慢がならんが…」
「その一部始終をビデオに納めることでここは許してやろう･･･」
『はっはっはっは!!』
「はっはっはっは」
「…」

『ランコちゃん!!』
ズガガガガガガガガッ!!
軽機関銃が火を噴く。
「いい？アホな事考えてたら撃つからね」
『もう撃っとります…』
霊になって昇天していく隊員達。

「よかったわね、美少女に昇天させてもらうなんて望みが叶ったじゃない」
軽機関銃を持ってすっきりした表情で見上げるランコ

『あ〜天使が迎えにきたぜ〜』

「来るなボケ！天国が汚れる!!」
天使に追い落とされる隊員達。

「まっ、これで邪魔も入らないし…水島クンはもらったわ！」

☆	★	☆

水島は憂鬱(ゆううつ)であった。
出席をとる軍隊、たまの訓練もレジャーに化けてしまう。
なんでこんな所に居るんだろう…

考えれば考えるほど気分が悪くなった水島は

「どうです？マイさん…」
「うーん、精神の不調ですね…まぁ鎮静剤(トランキライザー)でも飲んで寝ておくといいですよ」
「そうですか…」

軍医のマイちゃんに貰った薬を飲み干す水島。
ニヤ…

牧野マイの唇が変に歪んだのを水島は見逃さなかった。
「なんで笑ったんです？」

「いえいえ別に…」
「ん？」

「……」
「……」

「さっ、寝たほうがいいですよ」
（気のせいか…）

保健室のベッドに潜り込む水島。
すっ…
保健室の外にでるマイちゃん。外にはランコが待っていた。
ビリッ！顔を剥がすと背が縮んでとびかげが出てきた。

「ありがとうとびかげちゃん、これが報酬のみたらし団子よ」
「ふっ…これがほんとの花より団子というやつですね」
意味が無いっ！

「うふふふ…そろそろ薬が効いてきたかしら…
欲求不満はすっきり解消しなきゃね〜ｩ」

☆	★	☆

ドクンッ…
（なんだ…？この感覚は…）
水島は慣れない感覚に戸惑っていた。
下半身に熱くて硬い圧迫感がある。

ガバッ
布団を剥がす。
そこには屹立して自己主張をする自分のアレがあった。
「…欲求不満なのかな…」

「そうよ！」
「あわっわっ！ランコ！」
シャッ!!
病室のカーテンを開け、突如看護婦ルック(しかもミニスカ)のランコが登場した。
慌てて下半身を隠す水島。
だが膨張したそれはテントを作ってその存在を示していた。

「まぁ…」
それを見て顔を赤らめるランコ。
水島のソレを見て恥ずかしいのではなく、興奮しているのだろう。

「いや…その…これは…」
しどろもどろに言い訳をする水島。

「水島クン…欲求不満なんでしょ？私が解消してあげる…」
そういうと水島のベッドに乗り込むランコ。

「お、おい、やめろって…」
「…あたしじゃ嫌？」
ドクッ…可愛い…
「いやそういう訳じゃないが…」
「だったらいーじゃないの」
誘惑されそうになった水島だが、辛うじて堪える。

「ランコ！もっと自分を大切にするんだ！」
「水島クン…心配してくれるのね…嬉しいｩ
でもね、水島クンだからいいんだよ？」
にっこりと微笑むランコ。

水島はその表情を見て理性が吹っ飛んだ。
ランコを保健室のベッドに押し倒す。

「水島クンｩ」
白衣の上からランコの胸に手を伸ばす水島。
その豊かな膨らみを優しく愛撫する。
「あっ…」
ランコの顔に朱が入る。
「気持ちいい…」

ドキ…
その発言で余計興奮する水島。
左手は胸の愛撫を続けつつも右手がミニスカートの下に潜り込む。

下着の上からそっと触れる。微かな感触がランコに快感として伝わった。
中指で割れ目をなぞって何度も上下する。だんだんとそこが熱を持ってくることが分かる。
わずかに湿ってきたようだ…

「水島クン…」
ランコの手が水島のジッパーを下ろして彼自身をズボンの圧迫から解放する。
元気よく飛び出た水島のモノがランコの手に収まった。

「暖かい…」
水島のモノを掴んだランコはそれをゆっくり上下にしごき上げる。
びくびくと波打つ大きなソレはランコにとってもエッチな予感を与える。
（入れたいな…）

水島のほうからランコにキスをする。
股間を愛撫していた手でランコの下着をずり下ろす。

「行くぞ…ランコ…」
「うん……あ、あっ!!」
水島が入れようとするが、初めてのランコはそう簡単に侵入を許さない。

「まだ充分濡れてないか…」
水島はそういうとランコの股間に顔を埋めた。

「あん…水島クン…息が当たる…」
ランコが手を伸ばして水島の頭を押さえつけた。その手も快感に打ち震えている。
舌を伸ばして陰核を刺激する水島。
「あっ！」
身体を震わせるランコ。

「ここが感じるのか？それじゃこっちはどうだ？」
舌をワレメに差し入れる水島。
「っはぁ…」
ランコは声にならない声を上げて耐える。

指でアソコを広げて、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐める水島。
「濡れてきたぞ…」
「嫌…言わないで…」

顔を赤くして懇願するように言ってくるランコは新鮮に可愛かった。
水島は自分のモノが更に硬くなるのを感じながらそれをランコの秘所にあてがう。

ズッ…
今度も抵抗は有るが、随分と楽に入っていく。
流石にカリの部分が通る時は辛かったらしくランコの目に涙が浮かぶ。
「ぅあ…」
そのかわり通ったあとはスムーズだった。

ランコを気遣いつつゆっくりと抽送を始める水島。
快感がランコにも伝わって痛みを凌駕する。

荒い息に甘い声が交じるようになってきた。
「はぁはぁあぁっ…あん…はぁ…」
「気持ちいいか？ランコ…」
「うん、水島クンのだから気持ちイイよ…」
ランコを可愛く思う気持ちが更に増す水島。
腰を動かしつつもキスをする。

「あっあっあっ…なんかイイ…気持ちイイっ!!」
ランコが絶頂に達する。だがまだ水島が抽送を続けている為に快感が途切れない。
それどころか水島は更に動きを早くしてきた。
「俺も…イキそうだ…ランコ!!」
水島はランコの中で果てた。

☆	★	☆

「杉野君、録画は完璧か？」
親指を立ててグーのポーズを返す杉野君。

感涙の海に沈む隊員達。
彼らは地獄の悪魔にも受取を拒否されて結局帰って来たのだ。
『さっそくダビングだ！』

「おう！」
「さらに裏で流してやる…」
「お、悪だな宮本君！」
「本当に悪ですね貴方達…」

『水島ー!!!』
驚く隊員。

『なぜここが…』
「いやあれだけ大きな声で話されると嫌でも聞こえるんですが…」
『しまったぁ!!そういう欠陥が!!』

「マスターは没収させてもらいます…いいですね？」
『…(抵抗したら殺される…)…わかった…』

マスターを没収して去る水島。
「くぅっ!!これでは我らはいい所がないではないか!!」
「神よ…救済を!!」
うるさい、録画しながらほとんどリアルタイムで見てたくせに文句言うな。

☆	★	☆

一方その頃…
パトラッシュと少年は仲良く天国へ旅立ちました。
「ううう、悲劇ですねえ…」
関係ないっ!!

「何をおっしゃるんですか、ビデオCDが香港でも発売されたというのに」
余計に関係が無いっ!!

「まぁオチに俳句でも…ああうなぎ カレーにいれたら カレウナギ（字余り）」
意味が無いっ!!

「それでは〜、司会のとびかげでした〜」
勝手に終らすなぁ!!!

「終わり」

終るなぁ!!

とりあえずすっきりした水島クンは細かいことで悩まなくなりましたとさ、終わり！

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Page written by Eque Somatoya
Novels written by Souma Toriya